ゼクロムとレシラムでデュアルクロスを決めるためのパーティ。ルールは「燃えよ!ドラゴンタイプ!」対応です。
【概要】
デュアルクロスとは、クロスフレイムとクロスサンダーを連続で使用した際に後に出したクロス技の威力が2倍になるというコンボ(公式名称)。
クロス技の使い手はドーブルを除くとゼクロム、レシラムの他にフォルムチェンジキュレム、配布ビクティニがいます。ゲンシグラードン、ゼルネアスが登場した今、これらのポケモンは非常に戦いずらい状況となっています。
ところが、特化珠レシラムの晴れデュアルクロスフレイムは半減でもゲンシグラードンを一撃で倒してしまう(H252D68まで)ほどの威力になるということに気付いてしまいました。
ゼクロム・レシラムには不利な環境ではあるものの、何とかしてこのコンボを成功させたいと考え構築したのがこのパーティです。基本選出はゼクロム+メガガルーラ+レシラム+どれか1匹。
【デュアルクロスの仕様】
・連続で出さなければデュアルクロスは発生しない
2匹がクロス技を使う間に別のポケモンが技を使用するとデュアルクロスは発生しなくなります。そのため、デュアルクロスを狙う際はできるだけ2匹の素早さを近付けておくことが望ましいと言えます。
・最初のクロス技が失敗するとデュアルクロスは発生しない
例えば最初のクロスサンダーを相手に守られたり無効にされたりすると、次のクロスフレイムの威力強化は発生しなくなってしまいます。相手2匹がじめんタイプであったり守られて不発するのが怖い場合は、味方にクロスサンダーを打てばクロスフレイムの威力は上がります。
【個別解説】
ゼクロム@きあいのタスキ 175-202-140-141-108-156
理想を追い求める者を助ける黒翼の竜。かっこよすぎますね、大好きです。BWではホワイトを選びました。
クロス始動要員であり、先発の追い風要員でもある。レシラムと並ぶ前に倒れてしまっては困るため、きあいのタスキを持たせています。
対ゲンシグラードンを意識しりゅうせいぐんも採用。ちょうどHP振りゲンシグラードンを体力を半分程削ることができ、メガレックウザなども倒せます。
メガガルーラ 181-147-100-x-100-156
メガシンカ後 181-177-120-x-120-167
性格は対ゼルネアスを考えようき最速。メガシンカ前の特性は確実にねこだましを使うことができるせいしんりょく。ただそこまで深い理由はなく、きもったまでもよかったのかもしれない。
追い風のサポートその他初手の動きに幅を持てるねこだまし、ゲンシグラードンに半分ほどのダメージを与えられる捨て身タックル、ディアルガやバンギラスへの打点となるけたぐり、最後の技はサポート型のゴーストタイプを攻撃するためにかみくだくを採用。
レシラム@いのちのたま 176-x-120-222-140-142
真実を追い求める者を助ける白い竜。見た目が美しいですね。BWの鳴き声は大好きだったのですがXYからの鳴き声が犬の遠吠えに聞こえるのは私だけでしょうか。
前述のように、特化珠レシラムの晴れデュアルクロスフレイムにはゲンシグラードンを一撃で倒すほどの威力。居座って戦うエース枠であるため、ドラゴン技はりゅうのはどうを採用。最後の攻撃技はきあいだまや青い炎と迷ったものの、範囲攻撃であるねっぷうを採用。
HPは定数ダメージを受けることなんてそんなにないだろうと思っていたらメガバンギラスにボコボコにされたので、自分のパーティにゲンシポケモンが入っていない場合はやはりHPは16n-1にしておいたほうがよさそうです。
ギルガルド@くろいてっきゅう 166-171-171-222-171-58
ジャイロボール シャドーボール ワイドガード キングシールド
ギルガルドを最初見たとき、頭を抱えてるようにしか見えなかった。
ワイドガードでゼクロムとレシラムを地面技から保護することが主な役割。対フェアリーも担当です。
シャドーボールの威力を高く保ちながらなんとかゼルネアスも倒したいと考えた結果、鉄球ジャイロボールを採用。メガレックウザやメガガルーラ、アルセウスにも大きなダメージが見込めます。
クレセリアやゲンシグラードンを攻撃したい場面もあると考えられるため、努力値は特殊に特化することで火力の両立を試みました。追い風とはアンチシナジーであるもののこれは仕方ないか。
A171ジャイロボールのダメージ計算
耐久無振り最速メガレックウザ(威力150) 確定2発 121~144(66.9%~79.6%)→ガリョウテンセイ後なら確1
耐久無振り最速メガガルーラ(威力144) 確定2発 117~138(64.6%~76.2%)
耐久無振り最速ゼルネアス(威力144) 確定1発 242~288(119.8%~142.6%)
HP全振り最速アルセウス(威力150) 乱数2発(44.53%) 103~123(45.4%~54.2%)
トゲキッス(NN:ペコ)@オボンのみ 192-x-128-145-165-77
ゼクロム、レシラムが苦手なドラゴン技と地面技に無効耐性があり、このゆびとまれでサポートもできるということで採用。残念ながら肝心の物理ゲンシグラードンは範囲技を使ってくるので守ることはできないものの、ランドロスなど大地の力を使用するポケモンからは保護することができます。素早さ操作は対ゼルネアスを意識しでんじはに。特性はマジカルシャインの急所率が上がる強運。
また対トリックルームを意識し素早さを落としました。これでトリックルーム状況下で相手のトリックルームや守るをアンコールしやすくなります。
ファイアロー(NN:バドラフト)@するどいくちばし 154-133-91-x-89-195このルールで脅威になると考えられるダークライへの対策に採用。ダークライに上から挑発するためようき最速。ゼルネアスやゲンシグラードンなど他のポケモンともある程度戦える。レパルダス+ゼルネアスの組み合わせにもアローガルーラと並べれば対抗出来たりします。
【反省会会場】
実はこのパーティ、合宿のエキシビジョンマッチで使用したものの、結果はやりたいことも何もできないまま一方的に負ける結果となってしまいました…。負け惜しみのようになってはしまうものの、反省点を書いておこうと思います。
細かいプレイングミスのようなものもいくつかあったものの、一番の失敗はバンギラスの力を甘く見ていたこと。選出時にはバンギラスのことを単なる一般ポケモン程度にしか見ておらず、場に出てきた段階で初めてその脅威に気付くことになりました。もし選出時からバンギラスを意識していればバンギラスを倒すまではメガガルーラは大切に扱わないといけない、といった判断ができたはずでした。
このパーティは伝説入りのパーティとしては単体火力は低くかつコンボの成功が勝利に直結するわけではないので、どのようにして相手を倒していくかは選出時にしっかりと考えないといけないですね。
パーティとしてはバンギラス以外にも霊獣ランドロス、ダークライ、ゲンシグラードンも辛めとなっているのでこのあたりに耐性が付くように改良したいところ。
デュアルクロスパーティはまだまだ諦めないつもりなので、maikeruの次回作にご期待ください。
ここまで読んでくださりありがとうございました。