ジャパンカップで使用したパーティ。結果は25勝15敗、最終レートはおよそ1600台前半。
コンセプトとしては、しんぴのまもり+いばるのコンボで強化した地震で相手を一掃するというもの。HGSSでのGSでも同じようなガブリアス軸のいばしんぴパーティを使用しており、今回はそれのORASリメイクという形に。
しんぴのまもりのおかげで理不尽な負け方を少しでも減らせるかな、なんて考えていました。
上から相手を倒すことを狙っていくため、できるだけ素早さが高く、かついばしんぴ地震で多くの相手を一撃で倒せるような高い火力も求められる。
ここで候補に上がってきたのは
霊獣ランドロス
今回はメガガルーラよりも高い素早さと高い種族値を買いガブリアスを採用することに。
【いばしんぴ要員】
浮いてないとガブリアスの地震に巻き込まれるので浮いていて、かついばる→攻撃の順で繋げるためにガブリアスよりも早いポケモンを探す。
候補に上がってきたのは
ストライク
ガブリアスとのタイプ被りが気になるものの、高い種族値を持つラティアスを採用。
【ねこだまし要員】
普通に戦っていてはしんぴのまもりを使う余裕はあまりなかったりする。そのためねこだましでサポートしてしんぴのまもりを使い、次のターンからはいばるを使って能力を上げて攻めていきたい。
またねこだまし使いとしてよく見られるメガガルーラを意識し、ガルーラ以上の素早さを持つポケモンを探す。次のターンにいばるからの攻撃に繋ぐため、ラティアスより素早さが低いことも望ましい。
候補に上がるのは
いじっぱりマニューラ
ここでは高い能力を持ち、しんぴのまもりによる恩恵も大きいメガガルーラを採用することに。
ここまでがパーティの軸で、残りは補完として考えていく。
地震をメインで使う以上浮いているポケモンが望ましいと考え、スイクンなどの水タイプに強い水ロトム、ゲッコウガなどの高速低耐久とS逆転対策のファイアロー、クレセリアへ打点がありフェアリーにも強めなゲンガーを採用することに(補完枠はやや考えが足りず、後に色々後悔することに)。
【個別解説】
ラティアス(NN:ミルリーフ) おくびょう@メンタルハーブ 186-x-111-131-151-178
りゅうせいぐん いばる しんぴのまもり おいかぜ
NNはサモンナイト4の竜の子♀から。このパーティの軸となるポケモン。しんぴのまもりで味方を状態異常から保護し、いばるで火力強化する。ピンチのときや暇な時には相手に威張る。
何度か挑発を受けたことがあったので、持ち物のメンタルハーブは正解だった。
メインウェポンは相手のHPを半分程削る威力が出て、メガボーマンダなどのドラゴン相手に最低限の役割を持てる流星群を採用。所々大切な場面で外れた。
いばるというメインウェポンもあるので、ドラゴンに加えてこのパーティにとって厄介な霊獣ランドロスを一撃で倒せるれいとうビームでもよかったのかもしれない。
メガガルーラ ようき 181-147-100-x-100-156 きもったま
メガシンカ後 181-177-120-x-120-167
ねこだましサポート役兼アタッカー。いばしんぴを受ければエースにもなれるため、場持ちをよくするため反動ダメージのないおんがえしを採用。トリックルームに弱いパーティなので相手のゴーストタイプを意識して特性はきもったま、攻撃技にはかみくだくを採用した。対ギルガルド、ゲンガー辺りでも役立った。パーティがやや苦手とするメガボーマンダや霊獣ランドロスを倒すために冷凍パンチを持たせる手もあったのでそこは悩ましいところ。
ガブリアス(NN:デモルト) ようき@いのちのたま 183-182-116-x-105-169
ドラゴンクロー じしん いわなだれ まもる
NNは金色のガッシュの最強の石版魔物から。げきりん(ギルガドムバルスルク)を採用するとそれっぽくなるものの今回は見送り。
このパーティの主役。いのちのたまを持たせることで少し足りない火力を補うことができ、ドラゴンクローやじしんでおおよそ相手の体力を半分削ることができる。いばしんぴによる火力強化を受ければ多くの相手を一撃で倒せるようになる。
攻撃範囲は広いのだが、スイクン、クレセリア、ポリゴン2のような高い耐久を持つ氷技持ちポケモンはやはり苦手。霊獣ランドの流行もあって氷技が飛んできやすいのは逆風ではあった。周りでしっかりサポートしてやりたい。
水ロトム ひかえめ@オボンのみ 157-x-128-171-128-107
ガブリアスが苦手とする霊獣ランドロスやスイクンに強いポケモンとして採用。
相手のクロバットのいかりのまえば+メガカメックスの潮吹き急所でオボンが発動せずに倒れてしまったり、追い風状態でもいじっぱりスカーフ霊獣ランドロスと同速になってしまうなど、調整を怠ったところがもろに出てしまった。オボンのみを持たせるときはHPは偶数にしましょう。
このパーティはそこまでキリキザンが苦手というわけではないものの、対キリキザンを考えるなら素早さを123まで伸ばす手もあったかもしれない。今回は火力を重視してしまったがそこはまだ考える余地がある。
ファイアロー ようき@こだわりハチマキ 153-133-91-x-89-195
苦手なゲッコウガや、素早さを逆転された場合のニンフィアやメガサーナイトに対抗できる枠として採用。ファイアローミラーを考慮してようき最速にしたもののミラーをしなければならない場面はそれほどなく、これは失敗だった。
いじっぱり@プレートにしておくとフレアドライブ時にはいばしんぴで火力強化できたりシナジーがあったかもしれない。
ゲンガー おくびょう@きあいのタスキ 136-x-80-182-95-178
相手のフェアリーに強く、クレセリアへも打点があるポケモンとして採用。先発で繰り出すことも何度かあった。トリックルームパーティへ挑発するなどの活躍もあったもののクレセリアに強かったとは言い難く、こごえるかぜ→サイコキネシスで倒されてしまう場面もあった。ポリゴン2にはおやこあいをトレースされサイコキネシスでタスキ貫通して倒される始末。
【雑感】
しんぴのまもりのおかげで状態異常に強く、相手のボルトロスやモロバレルに困らされた場面はほとんどなかった。一度遭遇したねこのてダークホール戦法もしっかり返り討ち。
ただ全体的に受け出しが苦手なポケモンが多く、不利な状況の巻き返しに苦しむ場面が多かった。高耐久ポケモンの処理も苦手で、こごえるかぜなどでラティアスの素早さが下がってしまうとそれに続くいばしんぴコンボにまで支障が出てしまうのは特に辛かった。
全体的に補完ポケモンのチョイスや調整が甘かったと言える。補完のポケモンも全員飛行浮遊とは言わず、一匹くらいは地に着いているポケモンを採用してもよかったかもしれない。今にして思うとドータクンも悪くなかったかも。
ダブルでは霊獣ランドロスにだいぶ押されているガブリアスですが、高威力の地震で相手を一掃し、強化ドラゴンクローで憎き霊獣ランドロスを切り裂く姿はとてもかっこよかったです。
ここまで読んでくださりありがとうございました。