Echoed Voice team for XY Eevee Friendly Rotation!
サークルのイベントのエキシビジョンマッチにて、2014年に開催されたイーブイフレンドリーマッチ、通称ブイズローテをやることになりました。せっかくのエキシビジョンマッチなのでこの限られた面子の中でも何か面白いことをやってみたいと考えた結果浮かんだのが普段通信対戦ではまず使われないエコーボイスという技。ブイズローテならこのエコーボイスという技を最大限活用できそうだということで考えてみました。
【エコーボイスについて】
使用する度に威力が40→80→120→160→200と上昇していく技。(200が上限らしい、未検証)(ネットでXY以降威力上昇幅が20になったという情報があったのですがこちらは検証したところしっかり40ずつ上がっていました)
1体のポケモンでエコーボイスを使い続ける必要はなく前のターンにいずれかのポケモンがエコーボイスを使用していれば威力上昇は継続し、相手のまもるに防がれてしまっても威力が上昇するため、れんぞくぎりの上位版のような技です。またころがるなどとも異なり、エコーボイスの威力は戻ってしまいますが他の技も自由に選ぶことができます。
エコーボイスが途切れる最も危険な場合は、相手に先手で倒されてしまう場合。そのため倒される場面でもできるだけ相手の上をとっていることが重要になります。
【個別解説】
イーブイフレンドリーマッチはレベル30統一の大会でしたが今回は簡単のためレベル50で対戦を行いました。
ブースター
いじっぱり@こだわりハチマキ 164-200-81-x-131-93
フレアドライブ すてみタックル でんこうせっか かみつく
このパーティの先発突撃兵。エコーボイスはある意味積み技のようなものであり、初手から相手を一撃で倒せる火力を持つポケモンも欲しいということで採用。
またエコーボイスは特殊技を使い続ける関係上光の壁を使用されると厳しい展開になるため、物理圧力のあるブースターはその意味でも重要なポケモンです。
耐久にあまり割かれていないブースター、サンダース、エーフィをすてみタックル一撃で倒すためにいじっぱり性格のこだわりハチマキ持ち。HPはおよそメガネサンダースの10まんボルト+すてみタックルの反動ダメージを耐えるところまで伸ばし、残りを素早さに割いています。
かみつくはタスキエーフィのトリックルームを阻止したい場面で使うかもということで採用しています。
余談ですがこのブースターはエキシビジョンマッチが始まる3時間ほど前に急遽孵化育成したブースターで、その前は耐久寄りのブースターを検討していました。が、それだとシャワーズと役割がやや被るのと初手から高火力を出せるポケモンは絶対に必要だということでの緊急育成。しっかり活躍してくれたのでふしぎなあめを注ぎ込んだ甲斐がありました。
サンダース
おくびょう@こだわりメガネ 145-x-81-162-116-194
エコーボイス 10まんボルト ほうでん シャドーボール
エコーボイス要員兼特殊アタッカー。素早さは最速スカーフブースター抜き+2まで伸ばしました。
特筆することはないのですが良い仕事をしてくれます。
エーフィ
ひかえめ@きあいのタスキ 141-x-80-200-115-162
エコーボイス サイコショック トリックルーム にほんばれ
きあいのタスキを頼りにエコーボイスの威力を上げたりトリックルームで相手のトリックルームの切り返しを狙ったり、このパーティの攻防の要となるポケモン。素早さについてはこの素早さ帯で最速にするメリットがエーフィミラーにしかないため、それならば火力を高めてしまおうということでひかえめに。とはいえエーフィは高い確率で相手も選出しミラーが多発するため、しっかり最速にしておいたほうが良いのかもしれません。特に先手で倒されてはいけないこのエコーボイスパーティでは。
また、このパーティではリーフィアは見せポケのようなものなのでにほんばれの枠は別の技でも良かったのかもしれません。
ニンフィア
おくびょう@こだわりスカーフ 170-x-86-162-150-123
エコーボイス ムーンフォース はかいこうせん りんしょう
このパーティのエース。2回目の威力80のエコーボイスでも威力は既にムーンフォースを上回っており、3発目は球ハイパーボイス相当、4発目以降は破壊光線以上の威力に膨れ上がります。
ちなみにこのレギュレーションでは教え技であるハイパーボイスは使用することができません。
シャワーズ
のんき@パワーレンズ 228-x-123-140-116-63
エコーボイス ハイドロポンプ とける ねがいごと
対トリックルームブースターとしての最鈍+パワーアイテムシャワーズ。とはいえあまり耐久型ポケモンを使うのは上手ではないのであまり選出しません。
リーフィア
ようき@サンのみ 140-162-150-x-86-161
リーフブレード シザークロス つるぎのまい みがわり
確定急所リーフィア。ミラー意識で最速にしています。エコーボイスのコンセプトと関係ないので基本的に選出せずにいますが出せば出したで強いのではないかと思います。
【実戦での戦略】
基本的にはサンダース、ブースター、エーフィの3匹でスタート。ちなみにこのパーティにとっても高い素早さから光の壁を使用するサンダース、ニンフィアの攻撃を半減するブースター、トリックルームや各種壁を使用するエーフィは苦手なのでできるだけダメージを蓄積させておきたいところ。
相手をニンフィアで全抜きできそうな状況になったらエコーボイスを使い始め、そのままスカーフニンフィアの強化エコーボイスで相手を全抜きします。
【雑感まとめ】
終盤のスカーフニンフィアでの猛攻がとても気持ち良いパーティでした。このルールは比較的技スペースに余裕があり、無理なくエコーボイスを採用できたのも良かったです。機会があったら他のルールでもエコーボイスを使ってみたいなと思いました。
ちなみにエキシビジョンマッチの結果はまず1勝、しかし急遽サプライズで挑戦者が現れ連戦となり(パーティの情報は知られていない)、その試合は負けるという形での1勝1敗でした。どちらの試合もかなり盛り上がったようでとても満足です!
以上、ここまで読んでくださりありがとうございました。