maikeruのポケモン育成日記

maikeruのブログです。ポケモンをはじめとしたゲームの考察や感想、その他色んなことを書いていきます。

Surface Proでゲーム実況するために買ったもの

今持っているSurface Proを使ってゲーム実況をやってみたい!ということで実に色々なものを買って試し、問題改善に取り組んだので、それらを紹介してみます。
(これらを使ってなんとかゲーム実況はできたのですが、PCはやはり入力端子数や排熱に優れたデスクトップを使うに越したことはない、ということもわかりました。)

しかし製品の選択理由などは他の方の参考になる部分もあるかと思ったので、記事にまとめてみることにしました。

(2020 4/27追記)
Surface ProXもOBSには対応しているそうです
(Surface ProXは32bit版アプリが使えない(?)らしいのですが、OBSは使えるとらしいということを共有しておきます)ソース:https://www.sunmattu.net/pctablet/windows/27792

 

購入物等一覧

 

配信必須機材

PC: Surface Pro (第五世代) (Core i7-7660U/RAM 8GB/SSD 128GB)

元々持っていたPC、これで挑戦。

ゲーム実況にはあまりノートは向かない、と言われていますが、実際気になったのはUSB端子の少なさやマイク入力ポートが無いこと、そして排熱。排熱については、デュエルリンクスを普通にプレイしているだけでもいずれ熱くなって動きがカクカクしてしまったり、少なくともPCでゲームを長時間やるにはやや心もとなさそうな感触です。やはり基本的にはデスクトップPCを使うに越したことはなさそうです。

しかしノートの利点としては、普通にゲーム実況をやろうとするとゲーム画面を写すディスプレイとゲーム画面を写すディスプレイの2つが必要になってしまうところ、ノートPCならばディスプレイはゲーム画面を写す1つのみで済むというのはノートの良い利点だと感じました。

ちなみにゲーム実況から離れてSurface Pro自体については持ち運びもしやすくキーボードの打ち心地も文句なし、非常に良いノート/タブレットPCだと思いますし気に入っております。

 

ノートPCなので必要になってしまった物たち

有線LANハブ

ゲーム実況をやるときはネットは有線接続のほうが良いということで購入。
USBも拡張できるこれにしました。ケーブルが長いと邪魔かとも一瞬思ったものの、ケーブルが短いとこの場合LANケーブルが机の上の邪魔をすることに気付いたので余裕のある80cmに。Switchを有線接続で遊ぶのにも使えるようです。

マイク入力用ポート(サウンドカード) :Sound Blaster X-Fi Go! Pro

PCにマイク入力端子がないため購入。
ドライバーのインストールなどもいらず、かつUSBハブにもなるこちらを購入。マイクはノイズから受ける影響も大きいため、マイクとUSBポートを繋ぐ回数を減らす意味でもこの商品のチョイスは良かったかな、と思います。

実は最初はこれを買ったのですが、しかしながら色々機能があるせいか私には使いこなせませんでした。設定もよく分からずザーという音のみが聞こえる…。
おそらく高次な機能を使われる方には良いものかもしれませんが、私のような入門者にはあまりオススメできないなという感じです。

USB扇風機

ノートPCの冷却の補助に購入。けっこう効果アリです。

 

 

偽トロキャプチャ付きゲーム機(主に3DS時)

映像出力機能がないゲーム機に映像出力機能を付ける偽トロキャプチャ。3DS配信のためには必須。
3DSに特殊な改造を施すことになります。私は実際に秋葉原の店舗へ行き、既に持っていたnew3DSを偽トロに改造してもらいました↓

トップページ|株式会社ケイティ
(ケイティは無くなってしまったようです...)

 

キャプチャーデバイス: AVerMedia Live Gamer EXTREME GC550(主にSwitch時)

Switchの映像・音声をPCに出力するために必須となるデバイス。最近の機器はほぼHDMIで出力されるものの、Wiiなど少し前の世代のゲームを放送したいこともあるかと考え、古い入力端子にも対応したGC550にしました。使用感も今のところ文句なしです。

追記:こちらはwindowsでのみ動作します。私はその後Mac対応のキャプチャデバイスとしてElgatoのHD60Sを買いました。

 

実況用マイク選択

声を入れるからにはその音質にも拘りたいところ。しかしなかなか迷いました。最初は値段も手頃なUSBスタンドマイクにしたのですが、声をマイクに向かって入れなければならず、かつマイクとの距離も常に意識しないといけないというのが微妙にストレス、という理由から別のマイクを探すことに。最終的には自分の姿勢に関わらずに使え、かつ何となく実況してます感も出るヘッドセットにしました。…マイク目的でヘッドセットを買うのは何か違うとも言われそうですが…。

ちなみにこのSONYのピンマイクもかなり評判が良いようです。全指向性であるためゲーム音やその他雑音まで拾いそうであるため断念しましたが、ゲーム音をイヤホンやヘッドセットから出して切り分ける、という方法を考えている方はこれも手頃で良さそうなチョイスです。

ヘッドセット:ゼンハイザー ゲーミングヘッドセット 開放型 ノイズキャンセリングマイク PC 360 SE

ゲーミングヘッドセット選び考察【Switchに、実況・配信に、ボイスチャットに】 - maikeruのポケモン育成日記

ということでヘッドセットにすることにしたものの、こちらもかな~り悩みました。マイク目的で買っているのでマイクの性能は重視したい。付け心地も大切。接続方法もワイヤレス有線両方使えるならそれに越したことはない。音質は実はさほど重要ではない()。開放型(外の音が聞こえる)と密閉型どちらにしようか。

という感じで調べて候補になったのは

 ・ワイヤレスでも有線でも使え、デザインもおしゃれなArctis 7
サウンドカードなど必要なものが一通り入っており、かつ装着感バツグンのキングストン Hyper X Cloud Revolver S
マイク性能最強との噂、かつ唯一の開放型候補のゼンハイザーPC360
の3つ。

検討を重ねた結果、外の音も聞こえた方が普段使いとしても便利であると考えたため開放型のゼンハイザーPC360を選択。一般的には開放型は音が漏れるためそれをマイクが拾ってしまう恐れがあるのですが、ゼンハイザーのヘッドセットはそのノイズ対策もされているというのが流石。

開放型にはハイエンドのGSP500もあり、最後にどちらにするか少し迷ったものの、軽さ(装着性に影響しそう)と再生産されるほどの前評判を決め手にPC360に決定。

実際にPC360を使ってみた感想として、マイクの性能は流石。良い感じです。また、PC360はマイク端子とイヤホン端子が分かれているのですが、それを1まとめにしてくれるY字コネクタも付属していました。

最後に、ブレス音や鼻息を防ぎマイクの性能を引き出すポップブロックも購入しました。

 

配信ソフト(OBS studio)

購入物ではないのですがここで紹介しておきます。映像を取り込んだりコメントなどを表示し動画サイトへ配信する配信ソフトにはOBS Studioを使うことにしました。
インストール方法、使い方などは以下のサイトを見られるのが良いかと思います。

OBS Studioの詳しい使い方(1/2) - VIPで初心者がゲーム実況するには

 

(基本的にはここまででOK。ここから下は回線強度が怪しい場合の購入物や、ついでに買った机椅子ディスプレイについて)

 

回線

重要:まずは回線速度を測る

さあ、これで実況に最低限必要なものは揃いました。まずは音声は無しで試しのゲームプレイ放送!

…おや、何かがおかしい。60fpsだともはや意味不明なほど映像がブツ切れに…。30fpsならできないこともないが映像の滑らかさは微妙かも。OBS Studio右下のフレームが安定していないのを見ると、どうやら回線に問題があるのではないかという疑いが。
そこでまず今の自分の環境の回線速度を測ってみることに

速度.jp スピードテスト(回線速度・通信速度測定サイト) シンプル版

結果、そもそも今の回線状況が絶望的に悪いことが発覚。(上り4mbps程度)
(目安として上り速度は安定して30Mbpsはあったほうが良いというネット上の噂です)
ということで回線について色々調べながら、時に物を買って試したりしました。

 

ちなみに今の環境の回線速度が十分でなかった方は、一度家のルータ付近の回線とPCを直接有線で繋いでスピードを測ってください。それでも希望のスピードが出ない場合、そもそも家の回線がダメというパターンです。まずは家の回線を良くするところを考えましょう。(私は下記のものを色々買い試した後にこのことに気付きました。更にマンションが古く回線の改善も不可能ということでオワタ)

同様の状況ながらまだ諦められない方は、WiMAXなどの高性能モバイルwifiやホームwifiを試してみると良いかもしれません。今のこれらのwifiはかなり速度も出るようです。

 

ノイズフィルタタップ:サンワサプライ ノイズフィルタタップ 3P 8個口 マグネット付き

「回線は有線のほうが良い」そんなことは知っている!しかしルーターと自室が離れており有線は難しい。そして無線も安定していない…。そんな中ネットを調べていたら、家の電気回線を使って情報通信するPLC(Power Line Communication)アダプタというものを知りました。今自分が求めているものな気がする…!早速買ってみることに。

【有線】ゲーム実況にオススメのインターネット接続とは?【無線】 | 配信者になろう!

PLCアダプタの中でもこれは有線だけでなく無線や中継器としても使えるのが便利だと思い決定。3DSなどは無線ですし、普段は無線のほうが楽ですからね。

PLCアダプタを使う場合は他の機器によるノイズを防ぐためにもノイズフィルタタップを使ったほうが良いという話を聞いたので、それも合わせて購入。 選択肢がサンワサプライのものしかなさげ。トラッキング(火災)防止機能やUSB給電機能も欲しかったもののそこは製品が無く我慢。マグネットも机への固定に役立っています。

まあ結果としてはPLCアダプタを使わなかったのですが…。

 

有線LANケーブル

PLCで回線が改善しなかった自分が次に疑ったのがLANケーブル。調べていて初めて知ったのですが、どうやらLANケーブルにもランク(正しくはカテゴリ)がある模様。見てみると確かに家のケーブルはcat5eと少々古いものだったので、これを取り換えてみることに。

LANケーブルの違いと選び方

カテゴリが高ければ高機能…とは言えるのですが、cat8は一般家庭で使うようなものでなく、cat7でも過剰なくらいでcat6で十分なようです

LANケーブルが変わると速度がどれほどアップするか38種類テスト結果まとめ - ライブドアニュース

よくある質問 - サンワサプライ株式会社(Q: UTPとSTPの性能差はどこにありますか?)

またケーブルにはおおよそスタンダードタイプ・スリムタイプ・フラットタイプの3つのタイプがあり、スタンダードタイプは耐久面やノイズ耐性に優れており、スリムは柔軟で取り回しがしやすい、そしてフラットタイプは踏みつけに強いという特徴があります。更にその中で単線タイプとより線タイプがあり、単線タイプのほうが1本の太い線でケーブルが構成されているため通信が安定しやすく、より線タイプのほうが柔軟で取り回しがしやすい、という特徴があります。ケーブル選びに迷う方は、最初は配線が楽なスリムタイプやより線型を使うのが良いかなと個人的に思います。

とりあえずcat6Aのケーブルとcat7のケーブルを買いました。cat7だとけっこうおしゃれなものが揃っているので選ぶのも楽しいですね。

 

デスク周り

直接的にはゲーム実況関係ないのですが、机椅子ディスプレイいずれもボロくなっていて新調したのでついでに紹介してみます。

デスク:スタンディングデスク

 

なんとなく今話題の(?)スタンディングデスクにしてみました。 高さを自由に変えれるのは色々大きいのではないかと思いました。可動式スタンディングデスクには大きく分けて手動式、ガス圧式、電動式があるようなのですが、手動式は色々なレビューを見ても高さ調節が難しくなかなかやりにくいとのこと、また電動式は値段が高くコンセントも必要としてしまう、等のことがあり、扱いやすいサンワダイレクトさんのガス圧式のデスクにしました。

 

オフィスチェア: Hbada ハイバック オフィスチェア

ゲーミングチェアも色々検討したものの、視野を広げてオフィスチェアで見たらよさげなのが見つかりました。座り心地も良く、とても気に入っています。

 

ディスプレイ: アイオーデータ機器 KH250V-Z(24.5型ワイド液晶モニター/非光沢)

ディスプレイはこちらを使用。遅延も少なくクオリティも十分であり、HDMIポートも2つ。そして地味にイヤホンジャックがあるのは重要で、ディスプレイから出る音をイヤホンやヘッドセットから出させることで自分は音楽を聴きながらその音をマイクに入れない、といったことが可能になります。

(イヤホンジャックは購入前には確認しておらず、確認したらあった、という状況でした。よかった…。ちなみにディスプレイにイヤホンジャックがついていない、しかし音はイヤホンヘッドフォンから出したいという場合はHDMIスプリッタと呼ばれる装置を使えば実現可能です。)

※その後色々あり、今はメインディスプレイはEIZOのEV2360を使っています。画面サイズがちょうどよくPCモニターとの兼用でも同じ距離でゲーム用としても近過ぎず、またアスペクト比が16:10であるためPC用モニターにした際に縦の表示領域が広いのが良いです。

EIZOのEV2785買いました!ゲーマー目線レビュー - maikeruのポケモン育成日記

 

HDMI切り替え器

0.3m HDMIケーブル

PS4を繋ぎ、Switchを繋ぎ、時にノートPCもディスプレイに繋ぎ…ということでHDMIポートが足りなくなるのでHDMI切り替え器を購入。自動切り替えと手動切り替え使えるのが便利、かつ何よりコンパクトなのが良いなと思いこちらにしました。

またケーブルは標準の1mや1.5mだと配線周りが大変ごちゃごちゃするので、すっきりさせるために短くスリムな0.3mのHDMIケーブルも購入しました。とても良い感じです。

 

実際に配信をやってみて

配信は、なんとかできます。1080pや60fpsはちょっと厳しいので、720p/30fpsになるでしょうか。ビットレートは6000程度。それならばある程度いけます。

ただそれでも発熱などが気になるため、扇風機など何らかの冷却の方法は必要になります(ちなみに扇風機は結構いい仕事します)。

また設定についても3DSのポケモンなんかはそれでも十分でしたが、スプラトゥーンなどになると720p/30fpsだと見た目がちょっと悪いですね。

ということでゲーム配信が目的であれば、より排熱性能に優れていたり端子数の多いPCを選ぶのが良いかと思います。デスクトップでの方が同性能では安上がりになりそうですが、排熱に優れた設計ならばノートPCでも行けるかと思います。

 

関連記事:Macbook Pro 16インチモデルを買いました!

Macbook Pro 13/16インチモデルでゲーム実況配信! - maikeruのポケモン育成日記

後にMacbook Pro16インチを買い、ゲーム配信をやってみました。こちらはMacゆえの設定の煩わしさなどはあったのですが、CPU性能や排熱性能の良さ故かこの第5世代Surface Proよりはハイクオリティな配信をすることができました。

 

以上になります。ゲーム実況に必要な機材や製品選びにてこの記事がゲーム実況を始めようとしている方の参考になれば幸いです。

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