ゲノセクト、ザマゼンタ、スカーフマーシャドーあたりを使ってみたいと考え、そのあたりと相性の良いように組んでみました。
【個別解説】
ゲノセクト
おくびょう@命の珠 147-*-115-172-115-166 (4-*-0-252-0-252)
てっていこうせん、ソーラービーム、かえんほうしゃ、れいとうビーム
今回使ってみたかったポケモン。基本的にはスカーフのほうが良さそうであるものの、今回はダイマックスなしでグラードンを倒せる球型に。
性格・努力値は、肝心のソーラービームがグラードンに乱数になってしまうものの、90族から確実に先手を取ったりイベルタルに同速で削りを入れるため最速に。
対ザシアンはタイプ相性こそ悪くないものの格闘技がインファイトだと一撃でやられてしまう場合がある。最近インファイトが増えてきた気がするので警戒したほうが良いかもしれない。
コンセプト上必要となるソーラービームが確定、ゼクロムやランドロス・ジガルデなどに刺さるれいとうビーム、ザシアンに打つかえんほうしゃ、最後の枠は迷ったものの鋼としての役割をこなせる鋼技で威力重視でてっていこうせんにしてみた。
各技使い所があり、鋼技もパーティの穴となっていた対ゼルネアスなどで役立った。
全体的に悪くはなかったものの、同じ役割としてはメガネミュウツーのほうが良かった気がしないでもない。
ザマゼンタ
しんちょう@光の粘土 199-155-149-*-154-168 (252-36-108-*-36-76)
インファイト、メタルバースト、リフレクター、ひかりのかべ
伝説1匹ルールでは完全にザシアンに押されてしまっているポケモン。伝説が複数使えるこのルールでこそ活躍させたい。今回は壁型を試してみることに。
努力値は最速100族抜き、202カイオーガの雨しおふき確定耐え、244ザシアンのじゃれつく確定耐え、残り攻撃。
技は2つの壁とメインウェポンのインファイト、最後の枠にはザシアンやスカーフカイオーガとのタイマンを勝ちに行くメタルバーストを入れてみた。
打ち合いの試合になりやすいこのルールでは壁はなかなか刺さっているように感じた。ただザマゼンタの場持ちが良すぎて壁を貼るのが早すぎるとザマゼンタが倒れる頃には壁の残りターン僅か、ということになりがちだった。
またイベルタルなどの球ダイジェットは耐えられないため、先頭のポケモンが相手のダイジェットの起点にならないよう注意が必要。
イベルタル
ひかえめ@ゴツゴツメット 230-135-117-169-119-150 (228-0-12-20-4-244)
あくのはどう、デスウイング、ねっぷう、ふいうち
ゲノセクトでは不利対面となるマーシャドーや黒バドレックスに対し後出しするために採用。
努力値は、特攻はゴツゴツメット+デスウイングで無振りマーシャドーを確定1発、素早さはダイジェット1回で最速フェローチェ抜き、残りを耐久へ。
技はまずデスウイングが確定。悪技にあくのはどうを、ザシアンへの打点としてねっぷう、最後の枠にはあると便利かと思いふいうちを採用。
実際のところは黒バドレックスに後出ししたところ待ってましたと言わんばかりに壁を貼られ負けてしまったので、今後はそういうパターンまで含めて警戒が必要かもしれない。
いまいち使い方が難しく、もう少し改良できそうな気がする。火力不足を感じることもあったので、晴れダイバーンで199-135ザシアン確定1発となる182くらいまでは特攻を伸ばしても良かったかもしれない。
マーシャドー
いじっぱり@こだわりスカーフ 166-194-100-*-110-177 (4-252-0-*-0-252)
シャドースチール、インファイト、がんせきふうじ、れいとうパンチ
使ってみたかったスカーフマーシャドー。この型の狙いはずばり、削れたザシアンに対して先制シャドースチールでとどめを刺すことで無傷で能力上昇をコピーすること。この攻撃上昇を活かしてダイマックスすることで後続に大きな負担をかけることができる。
また副次的な利点となるのが岩技と氷技の両立で、ホウオウ+ジガルデの並びに対し、ダイマックス中だけではあるが4倍弱点技を打ち分けることができる。
汎用性ではタスキマーシャドーのほうが使いやすいものの、スカーフもスカーフで光るものがありそう。
グラードン
ようき@きあいのタスキ 176-202-160-*-110-156 (4-252-0-*-0-252)
だんがいのつるぎ、がんせきふうじ、かわらわり、ステルスロック
先発ステロ枠。自分が色んなポケモンでグラードンをワンパンしているうちにタスキがないと信じられなくなってしまった。
耐久面はタスキに任せて努力値は攻撃と素早さに振り切り。
技は、まずメイン技はHP振りディアルガやザシアンを倒せることがある断崖の剣に。役割のステルスロックと、素早さ操作にがんせきふうじ、そして壁警戒のためかわらわりを仕込んでいる。ようき最速なので素早さ操作ががんせきふうじで十分というのは嬉しいポイント。
技が外れるリスクこそあるものの先発要員としてなかなか使いやすいポケモンだった。
ゼクロム
ようき@じしゃく 176-202-140-*-120-156 (4-252-0-*-0-252)
らいげき、げきりん、みがわり、りゅうのまい
壁ザマゼンタと組み合わせる積みエースとしての採用。このルールはメタモンがいないため安心してりゅうのまいを使うことができ、明確に苦手なのはディアルガくらいで、かなり頼れる積みエース。厄介なルギアに強いのも嬉しいポイント。
りゅうのまいで最速黒バドレックスまで抜くためにようき、ついでに同速も発生がちなので最速に。攻撃も振り切り。
技は火力重視のらいげき、げきりんを採用。積み技のりゅうのまいと、残りはホウオウなどに対しりゅうのまいのチャンスを作ったり相手のダイマックスを凌ぐのに役立つみがわりを採用。
持ち物は、耐久も大切にしたいこと、どちらかというと電気技をメインに使うということでじしゃくを選択。じしゃくでも1舞140ダイサンダーで199-135ザシアンを倒せる。
期待通りの頼れるエースでした。