技「ハロウィン」を有効活用してみようとパーティを組んだのですが、実際には一度も使う余裕がありませんでした...ということで反省会記事。
【ハロウィンの活用法について】
1、相手にゴーストタイプを付けて弱点にする
相手にゴーストタイプを付け、その相手を悪技やゴースト技で攻撃することで2倍のダメージを与える。
最も能動的に仕掛けることができるコンボであるものの、ただしそれだけの用途であれば、いやなおとやうそなきとやってることは同じ、かつそちらのほうが汎用性が高い。またタイプを「変える」みずびたしと異なり、ゴーストタイプを「加える」であるため、耐性持ちを弱点に変換することはできない点にも注意が必要。
2、味方に格闘やノーマルに対する耐性を付ける
特に格闘弱点のポケモンに加えるのが効果的で、中でもあくタイプ、はがねタイプ、ノーマルタイプは相性が良いと思われる。
「せいなるつるぎ」を無効化することができるようになるので、てっぺきやダイスチルを使うがせいなるつるぎが弱点になる鋼ポケモンとはシナジーがありそう。
ノーマル技が無効になるのはおまけ程度だが、相手のねこだましを受けなくなることも覚えておきたいメリット。
【個別解説】
パンプジン
ようき@こだわりスカーフ 159-106-143-*-98-166 (228-4-4-*-20-252)
ポルターガイスト、ハロウィン、こわいかお、トリック
今回の主役。相手の黒バドレックスに奇襲したり、味方の黒バドレックスより先に動いて相手をゴースト弱点にするために持ち物はこだわりスカーフに。
攻撃技はポルターガイストを採用。特性のおかげで相手の黒バドレックスの持ち物がタスキでないことを確認してから攻撃できます。
トリックはスカーフを押し付けることで相手のサポーターを妨害します。サポーターは回復アイテムを持っていることもあるので、上手く奪えればこれぞトリックandトリート(?)
肝心のいたずらごころ勢には先に動かれてしまうため即効性はいまいち。トリックルームパーティやコントロール系パーティが狙い目になります。
おにびは物理に対する良い嫌がらせになるものの、このパーティの場合嫌がらせ程度で終わってしまうため、相手のイベルタルなどに入れておくと効果が大きいこわいかおのほうが良さげでした。
実際に使ってみたところ、とてもハロウィンを使う余裕はありませんでした...というのもまず環境がエルフーン、イベルタル、黒バドレックスだらけで相手にも味方にもハロウィンしてる場合ではありません。中速パーティやトリックルームパーティに対してはトリックなどをしている間にやられてしまいました。
というのもこのパーティ、メルメタルがいるためにトリックルームパーティと思われていた節があったようで、トリックルーム展開役に見えるパンプジンがすさまじいヘイトを買っていました。
なんであれ少なくともこの環境でハロウィンを使いたいのであればスカーフ型はナンセンスなようです。
黒バドレックス
おくびょう@こだわりメガネ 176-*-131-186-121-222 (4-*-244-4-4-252)
アストラルビット、ワイドフォース、かふんだんご、マッドショット
攻撃的なハロウィンコンボ要員。相手にゴースト弱点を付けてメガネアストラルビット、としたかったけど現実はそんなに甘くなかった。
ダイマックスしてダイウォールしたい場面があったので、技どれかをおにびなどにしてもよかったかもしれません。
イベルタル
ようき@とつげきチョッキ 202-183-115-135-118-166 (4-252-0-0-0-252)
イカサマ、ふいうち、いわなだれ、ゴッドバード
ハロウィンに合わせて追撃する要員その2。実際はそのような余裕はありませんでしたが...
ゼラオラのコーチングのサポートを受けるために物理型。ダイジェットの威力を高めるために飛行技はゴッドバードを採用。
最初はバークアウトを持たせていたものの、パーティ的にほぼイベルタルがダイマックス役確定になってたのでバークアウトを外し、代わりになんとなくいわなだれを採用。
持ち物はカイオーガなどとの打ち合いを助けてくれるとつげきチョッキにしてみました。
例によってザシアンにやられることが多く、また技スペースにも余裕を感じたので、チョッキではなくまもるを使える型にしてもよかったのかもしれません。
ザシアン
いじっぱり@くちたけん 168-244-135-*-135-200 (4-252-0-*-0-252)
きょじゅうざん、せいなるつるぎ、でんこうせっか、まもる
苦手なイベルタル対策要員その1。厄介なエルフーンから先制するため素早さは185まで伸ばす。ザマゼンタも辛めなので最速ザマゼンタ抜きも欲しい、というところ準速に。コーチングを受ければせいなるつるぎでザマゼンタを倒せるということでいじっぱりASに。
耐久不足が気になった場面も無かったものの、素早さの強みを感じる場面もなし。取り巻きでもう少し上手くサポートするべきでした。
ゼラオラ
ようき@きあいのタスキ 164-164-95-109-100-214 (4-252-0-0-0-252)
プラズマフィスト、ねこだまし、エレキネット、コーチング
苦手なイベルタル対策要員その2。ザシアンだけだと横にエルフーンがいる場合に甘えられたりして対処できなくなってしまうため、ねこだましで止めたり、ファストガードで先制技から守ってやる予定でした。が、それ以前にまず素早さで勝つのが苦しい展開が続いたため、ファストガードをエレキネットに。結局ファストガードが欲しいと思う場面はありませんでした。
準速ザシアンに上からコーチングをかけるため性格はようき。
メルメタル
わんぱく@たべのこし 214-163-211-*-117-54 (28-0-228-*-252-0)
ダブルパンツァー、ボディプレス、とける、まもる
てっぺきボディプレスポケモンにハロウィンかけてせいなるつるぎが効かない要塞を作りたかったのです...実際にはそんな上手く行かなかった。
この枠は直前までディアルガを考えていたものの、突如メルメタルの可能性が浮かび、ディアルガと比べると高威力なダブルパンツァーが使える点、物理耐久で勝る点、フェアリーが半減であるためザシアンやマギアナにより強い点が強みだと感じました。残念ながらマギアナとはほぼ当たらなかったのですが...
対トリックルームの役割も担っており、実際対トリックルームではこのポケモンの活躍でほとんどの試合を取ることができました。まあトリックルームとほとんど当たらなかったのですが...
メルメタルのせいで寧ろこちらのパーティがトリックルームパーティと思われたようで、パンプジンがすさまじいヘイトを買ってしまいました。それならそれを意識した構成にできるとよかったかもしれません。
反省点
・エルフーン黒バドイベルだらけのこの環境でスカーフハロウィン+ゴースト・悪技を通せるという考えがまず甘い。ハロウィン連携アタッカーは黒バドかイベルタルのどちらかで良かった気がする。
・エルフーンにボコボコにされたあたり対策が足りていない。
終わりに
(おそらく)剣盾最後の配信というところで、ハロウィンも使えず勝率もいまいちということで結果こそ残念ではありますが、なんとかパンプジンを活躍させてやろうと夢中で楽しくバトルすることができました。
エルフーンの対策が甘かったというのが負けの大半の反省点。トリパや中速相手の勝率は悪くなかったので、また似たルールをやったり似たコンボを狙うときはこの反省を活かしたいところ。
スカーレットバイオレットでも楽しくポケモンをやっていこうと思います。