今作でも何匹かいる、ゲーム中に1匹しか手に入らないポケモン。今作では伝説のポケモンの他、ぬしポケモンが該当します。これらのポケモンを捕獲する時の注意点についてまとめてみました。
といっても今作はミントや王冠が簡単に手に入るため、捕獲時の注意点は低い方が良い個体値の厳選(攻撃0や素早さ0)、一致テラスタイプの厳選(複合タイプのみ)、捕獲時のボール(おしゃれボール)くらいです。個体値については厳選の必要はほぼないと私は見ていますが、そのあたりも含めて書いておきます。
基本
低いほうが良い個体値?
・攻撃
攻撃が低いと混乱時の自傷ダメージやイカサマを受けた時のダメージが小さくなり、また「ちからをすいとる」を使われた時の相手の回復量も小さくなります。そのため物理技を一切使わない特殊アタッカーは基本的に攻撃が低いほうが良いとされています。
・素早さ
トリックルームの始動要員だったりエースとして使う場合には素早さ個体値が低いポケモンを使ったほうが良い場合があります。その他、特定の相手に対し後攻とんぼがえりをしたい、というケースで遅い個体が使われる場合があります。が、明確に何か決まっていない時は厳選する必要はないと思います。
テラスタイプ
捕獲時にタイプが合致するどちらかのテラスタイプが付きます。テラスタイプはチャンプルタウンの宝食堂で変えることができますが、テラピース50個とかなりの量が必要になるため、狙いのテラスタイプがあるなら捕獲時に狙っておきたいところです。
おしゃれボール
好みです!自己満足です!けど思い入れのあるポケモンには似合うボールに入れてあげたいと思うのもトレーナー心。
伝説のポケモン
コライドン
タイプ:かくとう・ドラゴン
種族値:100-135-115-85-115-135 合計670
特性:ひひいろのこどう(登場時に場をにほんばれ状態にし、にほんばれ状態の時は攻撃が1.3倍上昇する)
専用技:アクセルドライブ(格闘、物理、威力100、命中100、PP5、相手の弱点を突いた時は威力が1.3倍になる)
スカーレットのパッケージポケモン。共に旅をする個体とは別に、クリア後にエリアゼロの最深部で捕獲することができます。
個体値と性格は固定であり、またテラスタイプもかくとうで固定です。
ボールは、色合いとしては赤系統のボール(モンスターボール、リピートボール、スピードボール、レベルボール)はおおよそ似合いそうな他、時を超えてきたということでのタイマーボールやウルトラボール、少し歴史感のあるゴージャスボール、また作中唯一の禁止伝説であることからマスターボールに入れるのも良さそうです。
ミライドン
タイプ:でんき・ドラゴン
種族値:100-85-100-135-115-135 合計670
特性:ハドロンエンジン(登場時に場をエレキフィールドにし、エレキフィールドの時は特攻が1.3倍上昇する)
専用技:イナズマドライブ(電気、特殊、威力100、命中100、PP5、相手の弱点を突いた時は威力が1.3倍になる)
バイオレットのパッケージポケモン。こちらも共に旅をする個体とは別に、クリア後にエリアゼロの最深部で捕獲することができます。
個体値と性格は固定であり、テラスタイプもでんきで固定です。
ボールは、紫色であることと作中唯一の禁止伝説ポケモンであることからマスターボールがぴったりそうです。他には時を超えてきたということでのタイマーボールやウルトラボールも良さそうです。
準伝説
パルデア各地にある杭を抜くことで出会える封印されしポケモン達。アカデミーで歴史の授業を学ぶことでこれらのポケモンのモチーフがわかるので、事前に授業を聞いておくとよいと思います。
また共通して専用技のカタストロフィ(悪、命中90、相手のHPを半分にする)を覚えています。
チオンジェン
タイプ:あく・くさ
種族値:85-85-100-95-135-70 合計570
特性:わざわいのおふだ(自分以外の攻撃が3/4倍になる)
弱点は7つ、うち1つは4倍弱点と弱点は多いものの、特性と合わせて物理にも特殊にも高い耐久力を持つポケモン。
種族値としては攻撃よりも特攻のほうが少し高いですが、効果が優秀なはたきおとすや威力が高いパワーウィップ、素早さを上げるくさわけなどの物理技を使う構成も考えられます。2匹目であれば攻撃0を厳選してもいいかもしれませんが、1匹目であれば厳選をする必要はないと思います。素早さも基本的に下げる必要はないでしょう。
ボールは、緑が合うことと闇から出てくることを連想させるダークボールがぴったりでしょうか。
パオジアン
タイプ:あく・こおり
種族値:80-120-80-90-65-135 合計570
特性:わざわいのつるぎ(自分以外の防御が3/4倍になる)
高い素早さと攻撃を持ち、特性によりさらに相手に与えるダメージが増す、マニューラをより一回り攻撃的にしたようなポケモン。一方で耐久面は低めで弱点も多いです。
高速物理型なので個体値厳選は不要です。
ボールは、青白い色味が合うダイブボール、黒・青・白が合うムーンボール、封印が解かれ闇から出ずるイメージのダークボールあたりが合いそうでしょうか。色味こそ違いますが牙の剣を価値の高いものと見てゴージャスボールに入れるセンスもあるかもしれません。
ディンルー
タイプ:あく・じめん
種族値:155-110-125-55-80-45 合計570
特性:わざわいのうつわ(自分以外の特攻が3/4倍になる)
重戦車タイプとして無駄の少ない種族値配分に加え、特性で特殊耐久も高まる非常に打たれ強いポケモン。
物理型であるため攻撃個体値の厳選は不要です。素早さは、ディンルーをトリックルーム対策として使うために素早さを下げる場面もありえますが、素早いほうが汎用的です。1匹目は素早さVで良いと思います。
ボールは、封印が解かれ闇から出ずるイメージのダークボール、重そうな見た目と器の色合いからヘビーボール、器を高価なものと見てゴージャスボールなどが合いそうでしょうか。
イーユイ
タイプ:あく・ほのお
種族値:55-80-80-135-120-100 合計570
特性:わざわいのたま(自分以外の特防が3/4倍になる)
金策ポケモンとしても活躍している、特殊戦重視の配分のポケモン。素の特攻も高いながら、特性により更に与えるダメージが増し非常に高い火力を持っています。あのガオガエンと同じ優秀なタイプを持っていますが、使用感はどちらかというとメガヘルガーに近そうです。
物理技は素早さを上げるためにニトロチャージを使うことがあるかもしれないくらいです。こだわるのであれば攻撃が低い個体を厳選してもよいですし、イカサマに耐性もあるので別に厳選しなくても良いかと思います。
ボールは、勾玉に合うゴージャスボールや、赤系統が合うリピートボール、スピードボール、レベルボールなどが合いそうです。
ぬしポケモン
ぬしポケモンは捕まえると「ヌシのあかし」を持っており、「強さを見る」で「リボンをつける」を選択すると、バトルで繰り出した時に「ヌシだった◯◯」に変化します。
またぬしポケモンはポケモンの「サイズ」が最大であり、テーブルシティ西側広場にいるサイズ計測をしてくれる女性に話しかけると「でっかいあかし」を付けてもらうことができます。
個体値はいずれもオールU(30)で固定されているため、個体値厳選はできません。
なおぬしポケモンは倒してしまうと復活しないため、話しかけたら必ず捕まえましょう。
ガケガニ
タイプ:いわ
種族値:70-100-115-35-55-75 合計450
特性:いかりのこうら(残りHPが半分以下になると、ぼうぎょ・とくぼうが1段階下がり、こうげき・とくこう・すばやさのランクが1段階ずつ上がる)
最初に戦うことが多いであろうぬしポケモン。専用特性であるいかりのこうらを持っており、ピンチになると能力が攻撃的になります。
テラスタイプは岩タイプで固定です。
ボールは、赤系の色が合うモンスターボール、リピートボール、あとカニから連想してネットボールなどが合いそうでしょうか。
オトシドリ
タイプ:ひこう・あく
種族値:70-103-85-60-85-82 合計485
特性:はとむね、するどいめ、いわはこび(いわタイプの技の威力が1.5倍に上昇する)(隠し特性)
能力はひかえめですが、おいかぜやステルスロックなど場作りに便利な技、先制技のふいうち、その他攻撃技も補助技も幅広いものを覚えます。
テラスタイプは、飛行の弱点3つが消え、はたきおとすやイカサマ、ふいうちなどの威力が上がる悪タイプがオススメです。が、最大火力が出るのはブレイブバードに一致するひこうなので、お好みで。
ボールは、白い身体に合うプレミアボールやタイマーボールが合いそうでしょうか。ヘビーボールに入れると重い岩を落としそうですね。
ミミズズ
タイプ:はがね
種族値:70-85-145-60-55-65 合計480
特性:どしょく(じめんタイプの技を受けるとダメージを受けず、HPが最大HPの1/4回復する)
高い防御を持ち、少しバランスを整えたイワークのような種族値をしています。防御を伸ばし、ボディプレスで攻防一体の戦いをすることになるでしょうか。
テラスタイプははがねで固定です。
ボールは、赤系統のモンスターボールやリピートボールが似合いそうでしょうか。
イダイナキバ(ぬし)
タイプ:じめん・かくとう
種族値:115-131-131-53-53-87 合計570
特性:こだいかっせい(ブーストエナジーを持っているか天気がにほんばれ状態の時、自分の一番高い能力が上がる)
ウルトラビーストのマッシブーンと非常に似た種族値を持っている、ドンファンの古代の姿。
このぬしイダイナキバには1つ明確な特徴があり、それはレベル50以下で捕まえれること。大穴で捕まえるイダイナキバはレベル50を超えているため、レベル50のイダイナキバを使いたい場合はこの個体一択となります(レベル50だと、対戦用に能力調整をした際にボックスで能力がひと目でわかるというメリットがあります)。
ただしイダイナキバは高レベルの習得技に強力なものが多く、例えばがむしゃら(Lv70)、メガホーン(Lv77)、もろはのずつき(Lv84)、ぶちかまし(Lv91)(新技:地面版インファイト)はレベル50の個体では使うことができません。これらの技を使わない場合にこのレベル50のぬし個体を使うと良いでしょう。
テラスタイプは、じめんorかくとうで綺麗に弱点が3つずつに分かれます。どちらかというと物理面はグラードンに似たような使用感となるじめんタイプが良いのではないかと思います。
ボールは、古代から時空を超えてきたということでタイマーボールかウルトラボールが良さそうでしょうか。
テツノワダチ(ぬし)
タイプ:じめん・はがね
種族値:90-112-120-72-70-106 合計570
特性:クォークチャージ(ブーストエナジーを持たせるか場がエレキフィールドの時、自分の一番高い能力が上がる)
鋼の身体に進化した、ドンファンの未来の姿。攻撃が少し下がった代わりに素早さが上昇しています。
上のイダイナキバ同様、このぬしテツノワダチもレベル50以下で捕まえることができる唯一のテツノワダチとなっています。レベル50以降でないと覚えることができない技がある点も同様で、テツノワダチはがむしゃら(Lv70)、メガホーン(Lv77)、アイアンローラー(Lv91)はレベル50を超えないと覚えることができません。しかしイダイナキバと比べると重要度の低い技であり、レベル50で運用してもそれほど不自由しないのではないかと思います。
テラスタイプは、じめんになると4つの弱点のうち3つを解除でき、攻撃面でも安定した技が使えることからじめんタイプが良いのではないかと感じています。
ボールは、古代から時空を超えてきたということでタイマーボールかウルトラボールが良さそうでしょうか。また鋼のイメージからヘビーボールというのもありかもしれません。
シャリタツ
タイプ:ドラゴン・みず
種族値:68-50-60-120-95-82 合計475
特性:しれいとう、よびみず
ヘイラッシャと組んでいたぬしポケモン。どうやらぬしポケモンなのはシャリタツのほうだったようで、ぬしヘイラッシャは捕まえることはできません。
テラスタイプは、みずになると2つの弱点が両方とも消えるものの、シャリタツはあまり耐久力を活かして戦うポケモンではないため、ドラゴンになって強力なテラスタルりゅうせいぐんをお見舞いするのも良さそうです。
ボールは、色的にはモンスターボールがぴったりでしょうか。
まとめ
・個体値厳選できるのは準伝説だけ。そして、いずれも明確な用途が決まってないなら無理に個体値0を厳選する必要なし
・テラスタイプは変更のコストが大きいので、狙いの一致テラスタルがあるなら狙っておきたい
・おしゃれボールはお好みで自分が満足できるものを
・イダイナキバ、テツノワダチは唯一のレベル50個体にできるので、レベル50に揃えたい人はぜひ捕まえよう