maikeruのポケモン育成日記

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【WHF2006夏 東京大会優勝】ジェライムホイール【エグゼ6マスターズ】

ジェライムのBためパネルスチールとプラネットマンのBボタンクラックシュートで相手の足場を奪い、凄まじい火力を持つエアホイールコンボの直撃を狙う、エアホイール構築の元祖。

私が公式大会で初めて優勝した時に使用したカスタマイズであり、当時グレイガ版のスラッシュ一強だった環境に切り込み大きな反響があった戦法です。

予選の戦績は11勝1敗、チケット13枚で1位の決勝進出でした。

 

 

チップフォルダ

チップ名 コード
トルネード T
トルネード T
ノイズストーム G
ノイズストーム G
ノイズストーム G
エアホイール1 G
エアホイール1 G
エアホイール3 T
エアホイール3 T
エリアスチール
エリアスチール
エリアスチール
ヘビーゲージ
ヘビーゲージ
インビジブル
インビジブル
インビジブル
ナビスカウト
カワリミ
アンインストール G
アタック+30
ダブルポイント
ガンデルソルEX G
キラーマン
ジャッジマン
エレメントマン
グランドマンSP G
トマホークマンSP T
テングマンSP T
メテオナックル N

エアホイールコンボが狙え、アンインストールも無理なく組み込め、メガクラスチップの枚数もちょうどいいコードG,Tで組んでいます。

初手からためうちパネルスチールでガンガンエリア侵略をしたいのでヘビーゲージがレギュラーチップ。タッグチップはアンインストールを引く確率を上げたいので指定なし。

エリアスチールは3枚としました。時に理屈があるわけではなく、調整の中で体感としてこのくらいがちょうどよく感じました。

エアホイールコンボセットは、G,T合わせて4組。このくらいが邪魔にならないちょうどいいラインであるように感じました。

ダブルポイントについては、相手を倒す速度が求められる公式大会向きに火力重視の要素として採用しており、エアホイールやノイズストームの殺傷力を高めて素早い勝ち上がりを狙っていました。Bためうちパネルスチールのおかげでリスク小さめに採用することができます。ただ劣勢時に弱くなってしまう弱点もあるので、今はカワリミなどにしてもいいと思います。

ギガクラスチップはメテオナックルを採用。コードこそ合わないものの、エリアで相手を追い込むこのカスタマイズとよくマッチしています。またスラッシュが大流行していた当時はスラッシュの弱点を突けることも大きな魅力でした。
ギガチップをグレイガにする手もあるのですが、スラッシュクロスに詰められると少し苦しいのでやはりスラッシュ解除手段としてのメテオナックルが欲しいこと、またアンインストールを受け絶体絶命の時にテングクロスになってエアシューズを復活させることが無くはないので、そういった理由からファルザー版のメテオナックルにしました。

 

改造カード

コンセプトからジェライムとプラネットマンは確定。チップリカバリーも極力欲しいのでトトポール。残りの容量でエアシューズを付けるためにサテラ、ココロバグが狙えるようになるナイトメア、ということできれいにカード枠が埋まります。おそらく確定。

ボディは、公式大会の時はウッドボディになっていましたが、ブラストマンSPに焼かれそうになっているシーンを見てお気付きのように、多分ヒートボディのほうが良いです。プラネットマンより後にトトポールを読み込みましょう。

 

ナビカス

一刻も早くアンインストールを引きたいこと、またエアホイールコンボが4組入っているためにチップの回転率が悪くなりがちということで、カスタム枚数は8枚まで上げています。カスタムを+3するにはバグストッパーも必要になるので採用。

スーパーアーマー、アンダーシャツも必須として採用。クロスはまず使わないのでプラスパーツではアタックではなくHPを強化。チャージはMAX。

残りに小さなプログラムパーツを置けるスペースがあり、ラッシュサポート・シールド・ファーストバリアが選べるのですが、当時はなんとなくシールドにしました。対バグデスサンダーなど突然シールドが欲しくなることがあるかもしれないとの考えでしたが実際のところほぼ常時チャージするこのカスタムとの相性は微妙であまり使いませんでした。今だとインビジブルを消せるラッシュサポートか、ダストフルカスタム偽装ができたりビートサポート警戒の初手メガチップから身を守ってくれるファーストバリアでもいいのかもしれません。

 

ポイント

まずはエリアを攻める

アンインストールが来るまでの序盤は、ヘビーゲージで稼いだ時間でためうちパネルスチールでじわじわとエリアを奪っていきます。ビートサポートやラッシュサポートを潰すためのチップ消費も忘れないうちにやっておきたいところ。ある程度エリアを奪えそうな状況であれば、エアホイールコンボも4セットあるので1~2セット雑に狙っても問題ありません。

アンインストールが来ればこちらのもの!

アンインストールとノイズストームが揃ったらチャンス!Bためうちパネルスチールやキラーマンなどと合わせて確実なヒットを狙います。

これで相手のエアシューズやスーパーアーマーを剥がせればこちらのもの。Bクラックシュートで穴をあければ相手はその上に乗れないのでパネルスチールで確実にエリアを奪うことができ、奥の列まで進めればBクラックシュートで相手を分断できます。またBクラックシュートにはのけぞり効果もあるので、相手のためうちの妨害もできるようになります。

このようにエアシューズを失った相手に対しては圧倒的に強く立ち回ることができ、チップなしでもフィールドを制圧できるほどです。エアシューズの復活手段がないグレイガ版に対してはアンインストールを当てると特に有利になります。

決めろ!1920ダメージ、2640ダメージのエアホイール!

アンインストールを当て、BためパネルスチールとBクラックシュートで相手を動けなくしたらエアホイールのチャンス。余裕があればココロバグでフルシンクロか怒り状態になるのを狙います。

エアホイールコンボのヒット回数は、元のヒット回数+8回、つまり1だと10回、3だと12回ヒットします。なので3だとダメージは50×12で600、ココロバグが入っていればダメージ1200、もしアタック+30が付いていればダメージはなんと1920に。連続攻撃ながら、風系統の攻撃であるためにドリームオーラも1ヒットで剥がすことができ、カワリミでも躱し切ることができません。

なお、ダブルポイントを使用した場合にはココロバグエアホイール3の威力は110×2×12=2640。これはほとんどのロックマンを一撃でデリートできる威力。これほどのダメージが出るコンボはなかなかないのですが、このカスタマイズなら比較的現実的に狙うことができます。

 

終わりに

ということで元祖エアホイール構築の紹介でした。BためうちパネルスチールとBクラックシュートの相性の良さ。火力不足になりやすいBためパネルスチールに、それが全く気にならないほどの火力を出せるエアホイールコンボ。綺麗に相性の良い要素で組まれており、16年前の大会当時からもほぼ形を変える必要ないであろう構成からも、1つの完成した構築になっているのではないかと思います。

(ちなみによく誤解されていますが全国大会ではこの戦法ではない別の戦法を使いました。決勝以外が1本勝負のトーナメントということで、どうしてもアンインストールに依存しがちなこのフォルダに賭けきれないと判断しました。ファルザー版を使ったのですが、全国大会出場者16人中自分以外全員グレイガという環境でした)

今は当時と違いファルザー版もかなり使われるようになっていたりアンインストールもメジャーになったことで当時よりは苦しい場面が多いかとは思いますが、それでも対戦を楽しむのに十分なクオリティある戦法だと思います。

小話

ちなみにエアホイールにトルネードやノイズストームを当てると攻撃回数が増えるというのは最初はどこ情報だったかというと、WHF冬の時の「名人のテクニック紹介」のようなコーナーがあり、そこで紹介されていたのが初出でした。ステージでそのコンボを知って感動し、研究を重ねていたのでした。

 

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