大流行しているシュウセイバスター。ファルザー版の弱点である打ち合い能力を大幅に強化できる戦法で、バグシュウセイの対策はダストクロスの早期解除くらいで確実な対策はないと思われていたものの...
発見してしまいました、シュウセイバスター対策を。
その名は「バグボム」。相手にバグを与えるチップで、攻略本(バトルマスターズバイブル)によると、「通信対戦では、バトルおよびカスタム中HPバグと、1/2のバスター空打撃ち、1/8の確率の移動バグが発生する」というもの。(空撃ちバグ、移動バグの確率がナビカスのバグレベル1の確率と合わないため、確率は要検証)
全てのバグが同時に発生したら強かったのですが、実際にはこのうちどれか1つが発生するというもの。狙いはバスター空撃ちバグで、これでシュウセイ後のバスターをもう一度バグらせに行きます。空撃ちバグが発生すると、バスター16発の想定ダメージは、
バグシュウセイ:10×13+100×3=430
空撃ちバグ再発生:0×6+10×9+100×1=190
(バスター空撃ちバグLv.1、6/16空撃ち、1/16暴発を想定)
と、半分以下に下がります。これにより相手のシュウセイバスターを弱体化させ自分だけシュウセイバスターを使うことでミラーを大幅に有利にすることを狙いとしたフォルダです。
「ワタクシだけがシュウセイバスターを使えればいいのです!!」
↓シュウセイバスター狩りシリーズ
【エグゼ6】バスター狩りのフリーズバグデス【アドコレ】 - maikeruのポケモン育成日記
【チップフォルダ】
コンセプトからバグボムは3投。バグの発生がランダムということもあってやむなし。コードは少しバグシュウセイとの相性が悪いものの、アンインストールもあるコードGに。アンインストール付加用に、最初はノイズストーム2枚とエアホイール1枚を採用していたものの、バグシュウセイ使用後にあまりにも当てにくさを感じたため、ヒートドラゴンを1枚採用。風チップ不足を懸念してフウジンラケットも1枚採用。ノイズストームはなんとなく1枚残したものの入れ替えてしまっても良い。このアンインストール付加用チップの選択にはまだ検討の余地がある。
エリアの奪い合いにそこまで強くないのでガンデルソルEXは見送り。
次に、撃ち合いに強いこともあってドリームオーラを採用。
次に、ファーストバブルラップ、ドリームオーラと合わせて相手の風チップ枯渇を狙えるかと思いチップでもバブルラップを採用。ダストクロスをキラービーストから守るにあたっても重要なチップ。合わせる形でスチールリベンジとサンクチュアリを採用。
ギガクラスは、スラッシュへの打点とエリア破壊、ダメージを兼ねることができるメテオナックルを採用。
フォルダのダメージソースが少ないのでダブルビーストも単品採用。
【改造カード】
ジーラ
スナーム
サテラ
ウォーラ
マリーナ
ニドキャスター
トトポール
ナビカス枠やフォルダ枠を節約するため、できるだけ改造カードでアタックを上げる。この構成ならナビカスにアタック+1を2つ入れるだけでアタックが10になる。
ニドキャスターがあるのでファーストバブルラップが付くマリーナも採用。キラーテイルアロー対策になったり、相手の風チップを消費させることができる。ファーストバブルラップが付くのでウォーラもデメリットを無視できるため採用。
バスター右押しやヒビなどの追加効果も付けれると良かったものの、今回は単純なダメージだけで妥協する。
【ナビカス】
最初はカスタム合計7だったものの、HP少しとラッシュ、アンダーシャツを削ってカスタム8に。運悪くバグシュウセイを引けない場合も落ち着いた動きができるようカスタムオープンバグを避けている。アンダーシャツがないのはなかなか痛いものの、序盤の回転率が重要なフォルダなのでカスタム8の恩恵はそれを差し引いてもかなり大きかった。序盤の回転率を良くすることで、そもそもHP1まで追い込まれないようにしたい。
後で思いついた案その2。HPが50減り、カスタムオープンバグが発生する代わりにラッシュサポートとアンダーシャツが付く。ダストを早期解除された場合にカスタムオープンバグが怖いものの、これでもいいかもしれない。
後で思いついた改善案。改造カードも、ウォーラ・トトポール→ツインズ・パララリモコゴローに変更する。チップリカバリーによる耐久がだいぶ下がるものの、バスターヒビが強そう。
【雑感】
・狙いとしては、相手がグレイガ版なら序盤からバグボムを当てにいき、ファルザー版ならバグシュウセイを待ってからバグボムを当てる。ただ実際には序盤はエリアスチールをダストシュートに入れることが多いため、序盤にバグボムを当てるチャンスは少々作りにくい。
・改造カードも諸説あり。ファーストバブルラップも悪くなかったものの、マリーナとウォーラの26MBをナンバーズ+パララリモコゴローなどにしてフォルダパワーや足場崩し性能を強化するのもあり。その場合はフォルダのバブルラップは続投したい。
・バグボムはグレイガ版相手にはヒビバグもけっこう響くかと思ったものの、1/8?1/4?のヒビバグではそこまで大きく響く様子はなかったので、相手の足場破壊をバグボムに期待するのは危険。バスターヒビ、マグナム、メテオナックル、デスマッチなど足場を崩す手段はきちんと用意しておくべき。
・バグシュウセイとコードGの相性がやはり悪い。バグシュウセイした後のアンインストール当てが難しい。かといってノイズストーム以外のアンインストール用チップは汎用性が低め。
バグシュウセイを使わないタイプのコードGならナチュラルにバグボムを採用できていいのかも。
・色々下準備が大変な構築なのでカスタム8にしたのは正解。
・サンクチュアリの刺さりは微妙だった。ためうちドールサンダーやバグデスサンダー、もちろんテングクロスなどもあってバブルラップの刺さりもそこまで強いものではなかった。コードZはもう少し攻撃的なものにしてもいいかもしれない。リベンジに助けられることは多かったので、BでパニシュとブラストSP・ブルースSPを入れたり、Sでパニシュとバグボムをセットにしてしまっても良かったかもしれない。バグボムは当てるためにエリアを奪う必要があるため、実はSのほうが合うかもしれない。
・バグボムで相手のシュウセイバスターがおもちゃになることは確認できたので、一応シュウセイバスター対策にはなり得る。ただバスター空撃ちバグが発生する確率が1/4と低いため確実性がなかったり、複数枚入れるとフォルダ容量を大きく食うことから汎用的な対策とは言えないかもしれない。それでもシュウセイバスター対策としてほぼ唯一のものであるため、フォルダによっては試す価値がありそう。