maikeruのポケモン育成日記

maikeruのブログです。ポケモンをはじめとしたゲームの考察や感想、その他色んなことを書いていきます。

【PJCS2023本戦使用パーティ】超古代スカーレットビート紹介と振り返り


5/14ver


追加開催ver

PJCS2023本戦に参加しました。参加者450人のうち64人が抜ける大会が不具合による追加開催もあって計128人が次のステージへ進める大会でしたが、力及ばずここで敗退となりました。


※ファイアーエムブレム エンゲージより

無念ではありますが、共に戦ってくれたポケモンたちへの感謝を記すため、そして振り返りのため、記録を書いておこうと思います。

 

 

【パーティができるまで】

元々は遊びで使っていたオドリドリパーティでした。

晴れでほのおのまいを連打できれば強いかと思ったものの、コータスまで入れるのは炎3匹でアンバランス。そこでヤミカラスの手動にほんばれを使ってみることに。取り巻きもついでににほんばれポケモンを活かせる古代ポケモンを中心に。

ところがどっこい、いざ試してみるとパラドックスポケモンが既に強すぎるし炎が刺さる相手全然いなくてオドリドリの出番なし。これ、もう晴れパラドックスでいいのでは??

→炎枠がまとめてイーユイに。追加でなんとなくイダイナキバを入れて完成。

ちょうどスカーレットバージョンらしいなと、コンセプトも気に入りました。

追加開催に向けて

1回目の本戦で以下のような課題が出てきました。

・ヤミカラスが相手の初手ハバタクカミに一撃でやられてしまうため、動きがかなり制限される。かといって攻撃をしなければトリックルームを使われることがある
・パーティの打たれ弱さが気になったので、ある程度の耐久があり初手で相手の様子を見ながら撃ち合えるポケモンが欲しい
・追い風ミラーに不安あり
・対トリックルームに不安あり

これらの弱点を克服するため以下のような調整を行いました。

・ヤミカラスにきあいのタスキを持たせる(相手の初手ハバタクカミに対する行動保証)
・ヤミカラスのまもるをさきおくりにする(追い風ミラーや突然のトリックルームに対する対抗手段)
・イダイナキバの持ち物をこだわりスカーフに(追い風ミラー等で相手のハバタクカミ等の上を取り有利に戦う)
・スナノケガワをチョッキキラフロルに(撃ち合い枠。炎やフェアリーに対する耐性を評価)

このパーティの他にもう1つ、予選で使用したノーガード地割れ寿司をベースに改良したパーティの使用も前日まで考えていたのですが、十分使用感を掴む練習ができていなかったこともあり、慣れているこのパーティを使うことにしたのでした。

 

【個別解説】

ハバタクカミ

ひかえめ@こだわりメガネ テラスタイプ:フェアリー 157-*-76-182-156-181 (212-*-4-84-4-204)
ムーンフォース、マジカルシャイン、シャドーボール、パワージェム

このパーティのハイスピードパワーアタッカー。こだいかっせいとこだわりメガネの2重の補正が乗った攻撃の威力はすさまじく、時にフェアリーテラスタルも重ねて上からの強烈な一撃で相手を沈めます。

単体高火力のムーンフォース、範囲攻撃のマジカルシャイン、一致で高威力で使えるシャドーボールときて、最後の枠にはフェアリーを半減する炎の弱点を突けるパワージェムを採用しました。ウインディや炎テラスしたポケモンを狙います。

努力値は、耐久は189パオジアンのふいうち確定耐え・187ハバタクカミのメガネテラスムーンフォース確定耐え。素早さは最速昼ルガルガン抜き(追い風やにほんばれで上を取れる)、残り特攻(こだいかっせいで特攻上昇)。火力・素早さ・耐久ともに上手く両立しており、様々なパーティで使用し非常に使用感が良く気に入っていた調整でした。

 

イダイナキバ

いじっぱり@こだわりスカーフ テラスタイプ:いわ 190-201-151-*-74-139 (0-252-0-*-4-252)

1回目はハチマキで火力を追求していたものの、それが活きた場面は多くなかったため追加開催ではこだわりスカーフに変更。単体で仕事がしやすくなり、使用感は良くなりました。

素早さは最速テツノツツミを抜ける138でもいいかと思ったものの、ミラーの可能性も考えられたため準速まで伸ばしきりました。

テラスタイプは岩。いわなだれを使う場面が多く攻撃面で活用でき、またパーティがやや苦手なカイリューを役割対象にできる点も良かったです。相手がバンギラス等を使用し天候が砂嵐の時は特殊耐久を上げることもできます。

スカーフのお陰で、対パオカイリューで活躍してくれることが多いポケモンでした。

 

なお、1回目で使ったハチマキ個体の調整は以下

いじっぱり@こだわりハチマキ テラスタイプ:いわ 190-252-0-*-87-126 (0-252-0-*-108-148)

素早さは追い風時に最速スカーフ100族抜きとし、残りを特殊耐久に回しました。

 

ヤミカラス

ようき@きあいのタスキ テラスタイプ:ゴースト 167-*-94-*-62-123 (252-*-252-*-0-4)
イカサマ、にほんばれ、おいかぜ、さきおくり

多彩な補助技で状況をコントロールするこのパーティの司令塔とも呼べるポケモン。

威嚇をキャンセルしたりヘイラッシャ対策になるくろいきりや立ち回りを柔軟にするまもるも欲しかったですが、今回はミラーや突然のトリックルームに対する備えとしてさきおくりを採用しました。攻撃技は退場も兼ねてブレイブバードを採用することもありますが、今回はなんとなくイカサマとしました。

努力値は相手の連続攻撃を意識して物理耐久に全振り。素早さも少し上げることで、イルカマンのジェットパンチやセグレイブのこおりのつぶてより先に動ける可能性を上げています。(実際のところイルカマンもセグレイブも1匹も見なかったのですが...。)

実際使ってみると、一度だけ当たった追い風ミラーではさきおくりが刺さりイージーに勝つことができましたが、トリックルームに対しては焼け石に水でした。初手で出して相手次第で様子を見ることもできなくなってしまったため、今回環境ではまもるのほうが良かったという結果論でした。いや、そもそもヤミカラスを選出できた試合があまりありませんでした。

なお、1回目で使用した輝石型は以下の調整です

ずぶとい@しんかのきせき テラスタイプ:ゴースト 166-*-88-*-78-111 (244-*-140-*-124-0)
イカサマ、にほんばれ、おいかぜ、まもる

204ハチマキカイリューの飛行テラバーストを最高乱数以外耐え、182キラフロルのパワージェムを最高乱数以外耐え

 

イーユイ

ひかえめ@いのちのたま テラスタイプ:ほのお 131-*-100-205-140-152 (4-*-0-252-0-252)
ねっぷう、オーバーヒート、バークアウト、まもる

炎テラスタルを採用したエース。このルールで最高クラスの火力を出せるポケモンであり、晴れ下の強烈な攻撃で相手を一網打尽にします。

努力値は特攻特化。素早さも最速キラフロルのことを考え準速まで伸ばしました。

技はねっぷう、オーバーヒートは確定。悪技は、範囲攻撃として使えたりオーバーヒートで火力が下がった後も仕事ができるバークアウトを採用しました。イベルタルのバークアウトのように火力自体もなかなかです。

強力なポケモンだったのですが技を外すことがそれなりにあり、特に渾身のオーバーヒートの外しはそのまま負けに直結することも少なくありませんでした。

 

アラブルタケ

いじっぱり@イカサマダイス テラスタイプ:みず 189-196-120-*-120-104 (20-252-4-*-4-228)
タネマシンガン、ふいうち、キノコのほうし、まもる

耐性が悪くなったかわりに全体的に能力が上がったモロバレルの先祖。

モロバレルを連想して遅いイメージを持ちがちですが、努力値で伸ばせば追い風と合わせて最速ドラパルトまで抜けてしまうポケモンでもあります。対ドラパルトはふいうちで戦えば良いということで素早さは追い風で最速テツノツツミ抜きとしました。

こだいかっせい発動時のタネマシンガンの威力がすさまじく、パオジアンのタスキを貫通して倒したり、ディンルーを一撃で倒してしまうことがあるほどでした。ふいうちやキノコのほうしもシンプルに強力です。

テラスタイプは迷った末ローリスクローリターンな水を選択。フェアリーや格闘を半減できる毒、様々なタイプに耐性が付く鋼も魅力的だったのですが、地面が弱点になってしまうのがどうしても気になりました。

 

キラフロル

ひかえめ@とつげきチョッキ テラスタイプ:くさ 190-*-110-200-102-106 (252-*-0-252-4-0)
パワージェム、ヘドロばくだん、だいちのちから、エナジーボール

追加開催に向けた改良で初手の撃ち合い要員として選ばれたポケモン。スナノケガワにチョッキを持たせて使うことも考えたのですが、フェアリー耐性のおかげでハバタクカミと撃ち合えること、炎耐性のおかげでコータスに臆さず行動できること、岩技が追い風役やテツノツツミなどの初手頻出ポケモン・ウインディやギャラドスなどこのパーティで倒しにくいポケモンによく刺さること、どくげしょうによって相手の後発の体力を削れることがあること、などを総合的に加味してキラフロルの採用に決めました。あまり出てほしくないモロバレルをどくげしょうによって後ろに誘導する隠れ仕事もあります。

テラスタイプは攻防共に使える草タイプに。

努力値はこれといった調整はせず、純粋な撃ち合い性能を上げるためにHPと特攻を伸ばしました。

環境的に追い風の刺さりが悪かった追加開催では初手を任せることも多く、この脆いパーティの守りを支えてくれる非常に心強いポケモンでした。

スナノケガワ

おくびょう@きあいのタスキ テラスタイプ:くさ 166-*-118-167-106-168 (44-*-4-204-4-252)
10まんボルト、だいちのちから、でんじは、まもる

1回目で使用したポケモン。優秀な攻撃範囲を持ちながらもメジャーな攻撃が弱点であるため動きにくいところをきあいのタスキでカバーしています。追い風ミラーに不安があったため、こだいかっせいで素早さが上がるようにして相手のひかえめハバタクカミに対しては上を取れるようにし、またでんじはを持たせて素早さ操作の補佐をしました。

 

【反省】

ヤミカラスにさきおくりを採用したことで、追い風ミラーで強くなったり、トリックルームをされてもある程度対応できるようになり素早さ操作合戦には強くなったのですが、追い風パーティは1人としか当たらず、トリックルームには実際は焼け石に水。というよりトリックルームをちらつかせてくるか高耐久で迎え撃つパーティが多く、ヤミカラスを出せること自体少なかったです。ここは私の環境読みが甘く、パーティ選択が悪かったか、あるいはこのパーティでそれらの相手に対抗するための考察が足りなかったというところです。あと付け加えるとねこだましにも弱く、テツノカイナもシンプルに辛かったです。

ただ今回一番の反省点はこういうパーティや練度の問題ではなく...

言い訳

今年は忙しかったです。「ファイアーエムブレム エンゲージ」に「ロックマンエグゼ アドバンスドコレクション」と、自分がものすごく楽しみにしていたゲームが一気に発売されたのですから。

FEエンゲージ(1/20発売)(4/5DLC配信)はものすごく楽しみにしていたゲームで実際とても自分好みの素晴らしいゲームでしたし、エグゼアドコレ(4/14発売)はもう続報がないと思っていたシリーズの待望の移植であり、当時公式大会で全国ベスト4だった自分としては発売直後の盛り上がりを逃す選択肢はありませんでした。

世界権利獲得まで待てよというところでもありますが、じゃあ全てを注げば確実に勝てるかというとそうでもないのが対戦ゲームの怖いところ。もし他を犠牲にして全てを注いでも結果が出なかったら後悔と虚無感はものすごいものになることが想像できるので、今回は貪欲に両立を目指すことにしました。この選択自体に悔いは...いざ届かなかったとなるとちょっと揺れるところもありますが...まあ現実的な判断だったんじゃないかと思います。

問題だったのは、それでもロックマンエグゼ熱が強すぎて満足に遊べないことへのストレスと大会への不安によるストレスの板挟みになり、心の底からポケモンに向き合うことができていなかったこと。苦しみながらポケモンをやっていて、早く解放されたいと心のどこかで思っていました。どうすればよかったのかはわかりませんが、ただ、どうしてもWCSに行きたいという気持ちを思い出させ奮い立たせてくれるものがあればもう少し変わったのかなとも思います。

今回の反省から、WCSピカチュウのフィギュアを机の上の近いところに持ってくることにしました。今年はごめん。来年こそ頑張るから、また見失ってしまわないよう近くで応援していてほしい...!


※前は後ろのカービィとルリリの間にいました

2007年の流星のロックマンの全国大会の時は、その年からポケモンダイヤモンドにハマりまくって魂がそっちに行った結果初戦敗退でした。今回は逆にロックマンエグゼに魂を吸われることとなってしまいました。どっちも面白すぎた、仕方がない。

 

【終わりに】

ということで今年は残念ながらここで終わることとなってしまいました。悔しいところですが、また来年に向けて頑張ろうと思います。

今後もポケモンをこつこつ続けて配信もやっていこうと思うので、応援よろしくお願いします!

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