ゲッコウガの水手裏剣を攻めに、ギミック起動にと様々な方法で活かしながら戦うパーティ。
【個別解説】
ゲッコウガ
ひかえめ@いかさまダイス テラスタイプ：みず 151-*-88-170-92-170 (28-*-4-252-4-220)
みずしゅりけん、ハイドロポンプ、れいとうビーム、まもる
このパーティの主役。雨テラス手助け水手裏剣の威力はかなりのもので、並の耐久のアタッカーであれば倒し切ることができます。
努力値は、水手裏剣の威力を最大まで高めるために特攻に特化。素早さは最速ガブリアス抜きまで伸ばし、残りを耐久に。
テラスタイプは水手裏剣の威力を最大限高めるために水テラスタル。持ち物は水手裏剣の連続命中を約束するいかさまダイス。
技はみずしゅりけんが確定。他の技として、自身より遅い高耐久なポケモンに強烈な一撃を見舞えるハイドロポンプ、サザンドラなどのドラゴンを狙うれいとうビーム、柔軟な立ち回りを可能にするまもるを持たせました。まもるの枠はげきりゅう発動を狙えるこらえるの採用も選択肢になりそうです。
相手を先制で倒せることもある水手裏剣は強力で、ギミック起動も狙えたり、高速ドラゴンにれいとうビームで攻撃できたり、雨テラスハイドロポンプも高威力だったりと、良い活躍をしてくれたポケモンでした。
ペリッパー
ひかえめ@きあいのタスキ テラスタイプ：くさ 136-*-120-161-90-117 (4-*-0-252-0-252)
ぼうふう、てだすけ、おいかぜ、まもる
ゲッコウガのサポーターであり、ブリジュラスとの相性も抜群なポケモン。
持ち物はきあいのタスキ、努力値は特攻・素早さに振り切り。
テラスタイプは耐性変化が優秀な草としましたが、いざという時に火力強化ができるひこうのほうがいいかもしれません。
技は、パーティ的に苦手な草への打点になるぼうふう、ゲッコウガへの強力なサポートになるてだすけは確定。他に素早さ操作のおいかぜと柔軟な立ち回りを可能にするまもるを覚えさせました。ワイドガードもほしい技です。
雨手助け水手裏剣で相手を先制で倒すことができるのはペリッパーがいてこそ。ぼうふうも強力で、このパーティに必要不可欠なポケモンです。
コノヨザル
いじっぱり@こだわりスカーフ テラスタイプ：いわ 186-183-100-*-110-142 (4-252-0-*-0-252)
インファイト、ふんどのこぶし、いわなだれ、いのちがけ
手裏剣ギミックの一つ、ふんどのこぶしの威力の爆発的上昇を狙えるポケモン。
一応いのちがけを持たせてはいるもののスカーフアタッカーが本職なので、努力値は攻撃・素早さに振り切り。
テラスタイプはいわなだれの火力を高めることができる岩を選択。
技は今回のコンセプトであるふんどのこぶし、スカーフアタッカーとして火力を出せるインファイト、雑に範囲攻撃できるいわなだれ、いざという時に相手と刺し違えることができるいのちがけを採用しました。
火力は十分なので、コノヨザルミラーであったり相手の追い風下という状況での先手の取りやすさを考えるとようきにする手もあるかもしれません。
またいわなだれを使うことはそれほどなかったので、水耐性がある優秀な耐性のテラスタルを採用し、水手裏剣や相手の攻撃を半減で受けながらふんどのこぶしで攻撃できるようにしてもよかったかもしれません。または単体でサーフゴーを見るために、シャドークロー+ゴーストテラスタルにするという手もあるかもしれません。
本当はさいきのいのりで復活させてもう一度ふんどのこぶしで暴れる、というギミックも入れたかったものの、パーモットやベラカスが上手くパーティに入りませんでした...。
ブリジュラス
ずぶとい@たべのこし テラスタイプ：くさ 192-*-168-146-117-108 (212-*-20-4-252-20)
ボディプレス、ラスターカノン、エレクトロビーム、まもる
手裏剣ギミックの1つ、じきゅうりょくの連続起動を行えるポケモン。ふくろだたきによる起動との違いは、先制技での起動ができるために追い風やバンドリによる高い素早さからの攻撃にも耐久強化を間に合わせれる点にあります。
耐久強化でどっしり戦うことを狙うため、持ち物や努力値配分も耐久重視。持ち物は食べ残しを持たせ、努力値はHPが16nの最大値である192まで伸ばし、4段階上昇ボディプレスで197-150ブリジュラスを倒せるところまで防御を伸ばし、残りで特防に振り切りつつ素早さをミラーを意識しながらほんのり伸ばしました。
テラスタイプは草。パーティ全体としてモロバレルがやや苦手なので、ある程度モロバレルを無視して戦えるように草を選択しました。
技はボディプレス、いつでも使いやすいラスターカノン、雨下で高い性能の技となる専用技エレクトロビーム、食べ残しの回復力を活かせるまもるを持たせました。
手裏剣による耐久上昇ギミック、たべのこしとグラスフィールドによる回復力など、高耐久で頼もしい活躍をしてくれるポケモンでした。
ゴリランダー
いじっぱり@とつげきチョッキ テラスタイプ：ほのお 204-194-111-*-93-106 (228-252-4-*-20-4)
グラススライダー、ウッドハンマー、10まんばりき、ねこだまし
パーティのポケモンが苦手な水タイプを睨むポケモンであり、グラスフィールド発生によりブリジュラスの要塞化をサポートするポケモンでもあります。
努力値は攻撃特化、残り耐久。テラスタイプは草からの弱点反転が優秀な炎。特に対コータスで光ります。
技は定番の4つ。
ブリジュラスの回復をサポートし、ねこだましで融通を効かせ、対ヘイラッシャでも簡単にはやられないポケモンとして活躍してくれました。気持ちウッドハンマーを使うことがあまりないような気がしたので、とんぼがえりに変更する手もあるかもしれません。ねこだましをチラつかせて相手を守らせながら横のコノヨザルやブリジュラスにとんぼがえり、なんてことがトリッキーにできると面白いかもしれません。
ドオー
ゆうかん@こだわりハチマキ テラスタイプ：かくとう 218-139-100-*-120-22 (100-252-156-*-0-0)
10まんばりき、ダストシュート、けたぐり、いわなだれ
相手の能力強化にてんねんで対抗したい、トリックルームにも対抗したい、そんな要件から採用されたポケモン。攻撃的なイメージとはほど遠いですが、意外と技は高火力なものを覚えます。
努力値は攻撃特化にしつつ、耐久面は防御を100まで伸ばし残りをHPに回す自己満配分。テラスタイプはけたぐりの威力を高めトリックルーム下でガチグマを一撃で倒すことを狙える格闘に。
技は一致の10まんばりき、ダストシュート、対ガチグマを意識したけたぐりまで確定。最後に雑な範囲技としていわなだれを採用しました。
対ヘイラッシャで活躍した他、実際に対面する場面はなかったものの蝶舞ウルガモス軸に対しても特攻上昇の影響を受けずにダストシュートで触らずに攻撃でき、ブリジュラスがじきゅうりょくで耐久を上げようとも無視して10まんばりきで強打でき、対トリックルームでもコータス以外には対抗できる(コータスとも50%の同速勝負になる・コータスは後出しペリッパーでフォローできる)など、多くの活躍の見込みがあります。
いわなだれは使うことがなく使う場面もあまり具体的に想像できないので、仮想的であるトリパのイエッサンやリキキリンの弱点を突けるメガホーンでもいいかもしれません。
【振り返り】
・ゲッコウガの水手裏剣は強い。雨手助けテラス水手裏剣は十分それをやる意義があると思える強さがある。
・速度の雨てだすけテラス水手裏剣、パワーの水手裏剣憤怒、守りの水手裏剣持久力と、各コンボがそれぞれ役割を分担できていたのも良かった。
・エルフーンがやや辛い。追い風展開に強い強化水手裏剣もいたずらにほんばれをされると悲しい結果になる。見かけたらしっかり意識して選出・対処をしたい。
・サーフゴーも若干辛め。コノヨザルのふんどのこぶしで倒すことも考えられるが、無強化の状態では倒せず、またノーマルテラスタルで回避される恐れもある。ゲッコウガの雨テラスてだすけ水手裏剣で無振りサーフゴーは4発で確定、HP振りも5発命中すれば倒せるので、ゲッコウガでの撃破を狙うことになる。
【配信アーカイブ】
(20240903更新)
コノヨザル
いじっぱり@こだわりスカーフ テラスタイプ：ゴースト 186-183-100-*-110-142 (4-252-0-*-0-252)
インファイト、ふんどのこぶし、シャドークロー、とんぼがえり
テラスシャドークローで相手のサーフゴーやコノヨザルを強打できるようゴーストテラスとシャドークロー持ちに変更。またとんぼがえりを採用することで、ゲッコウガの水手裏剣を受けながら後発に戻ることで後で好きなタイミングでふんどのこぶしを使用できるようにしたり、横のブリジュラスに使用して防御を上げながら交代する、という動きができるようにした。
ペリッパー
ひかえめ@きあいのタスキ テラスタイプ：ひこう 136-*-120-161-90-117 (4-*-0-252-0-252)
ぼうふう、てだすけ、おいかぜ、まもる
いざという場面でぼうふうの威力を高めることができる飛行テラスに変更。
