DP時代にブイブイ言わせてたマニュバクフを、ヒスイバクフーンがそこそこ強い今の環境で復活させたかった。
【個別解説】
マニューラ
ようき@きあいのタスキ テラスタイプ:ゴースト 146-172-85-*-105-194 (4-252-0-*-0-252)
つららおとし、はたきおとす、こごえるかぜ、ねこだまし
このパーティの主役その1。素早いねこだましと2種の一致技、素早さ操作のこごえるかぜで攻めながらサポートします。
オオニューラよりも素早いという利点を活かすためにようき最速。
特性は、ヒスイバクフーンと並べた際に特性の発動順でヒスイバクフーンがスカーフ持ちではないことがバレないようにわるいてぐせ。
テラスタイプは、ねこだましやしんそくを回避できるゴーストテラスタルに。
技は一致技としてつららおとしとはたきおとす、サポートのねこだまし、素早さ操作のこごえるかぜを採用しました。
こごえるかぜを使う場面がありませんでした。改めて思うとこごえるかぜと連携して攻めるような相方がバクフーン以外いなかったように思います。この技を活かせるようにパーティ編成をするか、あるいは別の技にするという選択もありそうです。
ヒスイバクフーン
おくびょう@こだわりメガネ テラスタイプ:ほのお 149-*-98-171-105-161 (4-*-0-252-0-252)
ふんか、シャドーボール、オーバーヒート、きあいだま
このパーティの主役。特性のおみとおしが便利。
環境に多いサーフゴーやブリジュラスから確実に先手を取るためにおくびょう最速に。持ち物は火力重視のこだわりメガネ。テラスタイプも噴火の火力を高めるための炎に。
技はメインの噴火、一致のシャドーボール、いざという時のオーバーヒート、ガオガエンや岩タイプにいざという時に使用するきあいだまを採用。
にほんばれと合わせてアシレーヌを倒せるようになるソーラービームを採用してもよかったかもしれません。
特性おみとおしがあるので先発で出したくなりますが、先発噴火はテラスタルで防がれるリスクがあったり満タンの2匹相手を倒し切るのは難しい面があるので、噴火役は初手には少々不向きな面があります。ただ相手のテラスタルを誘うができるとも言えるので、裏にももう1匹フィニッシャーになるようなポケモンがいるとそのポケモンの間接的なサポートになりそうです。いずれにせよ、先発でお見通ししながら雑に削ったり1体を倒す役割なのか、後発で万全の状況で出して噴火エースとして活躍させるのか、両方の役割をこなせるポケモンだと思うのでその性質を活かせるように意識してパーティを組んであげると良いと感じました。
またあと1歩火力が足りないということがそこそこあったので、性格補正をひかえめにしてもよかったかもしれません。
ヤミカラス
おだやか@しんかのきせき テラスタイプ:ゴースト 165-81-68-*-100-111 (236-*-44-*-228-0)
イカサマ、にほんばれ、くろいきり、おいかぜ
このパーティの追い風・にほんばれサポーター。いたずらごころでこれらの技が使えるポケモンにはエルフーンがいますが、相手の雨ににほんばれで対抗するのが役割なのに飛行技で弱点を突かれてしまうのは役割的に合わないと考え、飛行技を等倍に抑えれるヤミカラスに。晴れ状態であればイダイトウの水技とゴースト技両方が半減状態になるのもポイント。
耐久面は特に理由なく特殊重視の配分。まだ最適化の余地があります。
テラスタイプはねこだましやしんそくを回避するためのゴーストに。
技は物理に刺さる削り技としてのイカサマ、コンセプトのにほんばれ・おいかぜ、最後に相手の能力変化戦法への容易な対応を可能にするくろいきりを採用しました。
意識したわけではなかったのですが、オーバーヒート・リーフストーム・りゅうせいぐん・インファイトと能力ダウンを伴う大技の採用が多かったため、くろいきりでこれらのデメリットを打ち消すような場面もあり、シナジーを感じました。
サポーターとしてなかなかフィットしていたように思います。
コノヨザル
いじっぱり@こだわりスカーフ テラスタイプ:ゴースト 198-183-100-*-110-130 (100-252-0-*-0-156)
インファイト、シャドークロー、ダストシュート、いのちがけ
マニューラやヒスイバクフーン、ヤミカラスが苦手とするアシレーヌやガオガエンを意識して採用したポケモンの1匹。威嚇の牽制や攻撃範囲的にマニューラと相性が良く、またヒスイバクフーンと並べれば相手の持ち物を確認しスカーフやタスキをチェックしつつねこだましの効かない並びで攻めれるなど、パーティと相性の良いポケモンだと感じました。
努力値は、あくまで本職はスカーフアタッカーなのでまず攻撃に特化。いのちがけでカイリューを一撃で倒せるところまでHPを伸ばし、残りを素早さに。
テラスタイプはシャドークローの威力を高めることができるゴーストに。
技は、メインのインファイト、色々な相手をみちづれにするいのちがけ、タイプ一致技でありテラスタルすることでゴースト弱点のポケモンを上から倒すことも狙えるようになるシャドークロー、アシレーヌなど対フェアリーを意識したダストシュートを採用しました。
ダストシュートはアシレーヌに全く当たりませんでした。またアシレーヌがテラスタルしてくることもそれなりにありました。いのちがけでも倒せるとはいえ、対アシレーヌの信頼性は少し怪しいといった感想です。
ゴーストテラスやシャドークローも使いませんでした。この素早さだとドラパルトに役割を持つこともできないので、他のテラスタイプや技を選択してもよかったように思います。パーティ的に範囲技が少ないので、岩テラスタル+いわなだれなどは候補になるかもしれません。
ドラミドロ
れいせい@りゅうのきば テラスタイプ:ドラゴン 172-*-111-163-143-44 (252-*-4-252-0-0)
りゅうせいぐん、りゅうのはどう、ヘドロばくだん、まもる
トリックルーム対策枠。球ではなくりゅうのきばでも220-86アカツキガチグマを等倍で倒せる火力があり、コータスの噴火に耐性があるのもポイント。
努力値はシンプルにHC。テラスタイプは、毒由来の弱点を消しつつ火力強化できるドラゴン。
技は、役割遂行のためのりゅうせいぐん、タイプ一致のヘドロばくだん、扱いやすいりゅうのはどう、柔軟な立ち回りを可能にするまもるを採用しました。
実際のところ対トリパでしか上手く活躍させることができなかったので、もう少し汎用性を持たせたいところでした。
リククラゲ
ひかえめ@命の珠 テラスタイプ:じめん 156-*-85-145-140-152 (4-*-0-252-0-252)
だいちのちから、リーフストーム、キノコのほうし、まもる
アシレーヌに強く、特殊地面打点としても使えるポケモンとして採用。
特攻種族値は決して高くないので、可能な限り威力を高めれるようにひかえめ特化。キラフロル、ブリジュラス、サーフゴーあたりの狙いのポケモンから先手を取るために素早さにも全振り。
持ち物は、足りない火力を強引に引き上げる命の珠。
テラスタイプは、だいちのちからの威力を高めるために地面テラスタルに。
技は、アシレーヌを倒すためのリーフストーム、優秀な地面技のだいちのちから、強力な状態異常技のキノコのほうし、柔軟な立ち回りを可能にするまもるを採用しました。
ペリッパーなど浮いている相手にリーフストームを使わないといけない場面があり不自由し、パーティ内のまもる採用の無さや耐久の低さからキノコのほうしを使う余裕はなかったので、このパーティであればマジカルシャインにするのが良さげでした。
また強力な特殊地面枠ながら物理耐久の低さからドドゲザンのふいうちに怯えないといけないのは窮屈でした。マジカルシャインを採用する場合はフェアリーテラスにして威力を高めながら悪技耐性を付けてもいいのかもしれません。
【振り返り】
・先発噴火はテラスタルで耐えられてしまうことが多い
倒せるはずのポケモンが急に耐えてきて反撃を受け、噴火が実質使えなくなるという事案が多かった。
今回はおみとおしの使いたさもありヒスイバクフーンを先発にしてしまうことが多かったが、後発にして先に先発で相手のテラスタルを誘うような動きができると噴火を活かしやすかったかもしれない。
・他の天候パとの戦いに備える
飛行弱点のポケモンが多かったりと、対ペリッパーが普通に苦しかった。環境にも多いので、もう少ししっかり雨パ対策を意識したい。また数は多くないもののバンギラス率いる砂パも苦しい相手。こういったパーティ相手にバクフーンなしでも選出が成り立つようなバランスの良いパーティにしたい。
・役割持ちポケモンの汎用性を高める
アシレーヌ・ガオガエンに強いポケモンとしてコノヨザル・リククラゲを、トリックルーム対策としてドラミドロを採用した。ただドラミドロはトリックルームパーティ以外相手では選出しにくく、リククラゲは種族値の足りなさから安定感に不安があった。
ヒスイバクフーン+コノヨザルの先発はねこだましが効かないこともありトリックルームを止めやすいので、トリックルームは止める方向での対策とし、ドラミドロの枠は他のより汎用性の高いポケモンにしてもよかったかもしれません。