maikeruのポケモン育成日記

maikeruのブログです。ポケモンやロックマンエグゼをはじめとしたゲームの考察や感想、その他色んなことを書いていきます。

小説版シャインポスト感想

小説版シャインポストを読み終えたのでその感想。

1巻は細かい違いや深堀りはあったにしても概ねアニメと大筋は同じだったものの、2巻はだいぶアニメと違って驚き、3巻は完全に別ストーリーに分岐していました。

ゲームもアニメも満足度高かったですが、小説版はより深くシャインポストのキャラクターの心理描写を見れてこちらもゲームやアニメに劣らず満足感が高かったです。

ということでアニメ版との違いや印象に残ったシーンなどの感想を書き残しておきます。

 

 

FFFとの合同レッスン

2巻と3巻でそれぞれ出てきたFFFとの合同レッスン。アニメにはなかったシーンで、このシーンを通じて七海だけでなく日夏、麗美のこともよりわかるという点で嬉しいシーンでした。

特に3巻での麗美からの杏夏へのアドバイス。そういえば2巻でも麗美は杏夏と理王に「引き出しの多さ」のアドバイスをしてた。麗美、名コーチ。

春が本気を出せるようになるまでの話

結末は同じでもその描かれ方が大きく違うと感じた話でした。アニメ版との違いは

・雪音と春の過去がはっきり描かれていること

・雪音がTINGS脱退という選択を取ることに雪音の母のアドバイスが関係していること

・杏夏と理王も春が本気を出していないことに気付いていること

など。

雪音と春の苦悩がはっきり描かれていて、雪音が春のことをとても大切に思い救いたいと考えていたこと、雪音のTINGS脱退という選択の決断の重み、春の過去の重さがより深くわかり、雪音や春の魅力がより伝わる話になっていたと感じました。

この春が本気を出せるようになるまでの話は1度小説版を読んでしまうともうアニメでは満足できなくなってしまうくらいです。

ただ逆に考えて、これをまんまアニメに持ってくるとテンポが悪い。2巻が大体この話と考えるとアニメで5~6話使うことになり、春が戻ってきたところでアニメが終わってしまう。そういうことを考えると寧ろ3話でよくこの話をまとめられたなとさえ思いました。実際初見でアニメを見た時には特に違和感なく楽しめました。媒体ごとに最適な形で話を組み直してくれたのですね。

Be Your Light!!が小説版のようにパフォーマンスを競っている場面があるのかと改めてアニメやライブビューワーを見てみましたがそういった様子は見当たらず。流石にそこは難しかったか。全然いいと思います。

HY:RAINについて

メンバー全員(柔を除く?)が過去に囚われているというのはゲームのヒロインストーリーズでも語られた話でしたが、特にカラシスについては小説のほうがより深く描写されていたように思います。またTINGSとHY:RAINでライバル的な関係になるメンバー間の交流が見れたのも嬉しい描写。菜花と理王の関係が好き。

あとちらっと噂は聞いてたけど柔が強キャラ。春がいた時代にも他のメンバーと比べてメンタル負担が少ない(あるいは全く無かった?)、HY:RAINの「:」の先にいる、春に「負け越している」(勝ったこともある)、螢でもできないようなパフォーマンスという武器、安定したメンタル。ゲームでも他のダンス型と比べても突出したダンス力という形でこの要素を拾っていて良いなと感じました。

そういえば、春がHY:RAINを脱退する時に蓮に言ったという言葉。小説を読み終えてもそれを明確に見つけれなかった(単に自分が見落としただけ?)のですが、もしかしたら「教えられたことを間違えずにできる(意訳:教科書女)」だったのかなとか予想しています。

AYAさん周りの話

めっちゃ大事じゃないですか~。HY:RAINのマネージャーさんがどんな人か気になっていたのですが、こんな重要人物だったとは。

AYAの存在によってこの勝負は単なるTINGSとHY:RAINの勝負ではなく、日生マネージャーとAYAの勝負になるわけですね(それどころか寧ろAYAが日生マネージャーと勝負したいがためにHY:RAINとTINGSは巻き込まれたようなものですが)。それでもこんな受ける理由のない勝負を、AYA含め過去を引きずっているアイドル達を救うためのチャンスと見て引き受けるというのはなかなかに熱い話ですね。

TINGS VS HY:RAIN

3巻の山場。3本勝負、どれも読み応えがありました。

まず最初の驚きが、最初のダンス勝負に春が出てきたところ。シャインポストのアニメは、アイドルというスポーツを題材にしたスポーツ根性アニメとか言われてたりしましたが、この「対決の種目に誰が選出されるか」予想外の選出に熱くなるなんてこれ完全にスポーツ漫画の熱さじゃないですか~!

そして繰り出される4人で完成するカラシスダンス。カラシスの、「4人のほうが良いダンス」の話がこの振りだったとは。

理王様VS菜花の歌唱力勝負で使われた曲はゲームでも名曲のシーサイド・ブルー。ここで登場する曲だったのか。パフォーマンスとしては日夏のアドバイスを思い出しつつあえて菜花の引き立てに回ることで、会場の満足度を高めつつ勝敗を1-1にすることで予定調和。少し損な役回りながら、必要であればそれを嫌な顔なく実行できる、理王様にはそんな魅力もあるのだと感じました。

そして運命の3本目。蓮&柔に杏夏&雪音で対抗できるのだろうかと心配に読み進めていたら、名言頂きました。

「教科書女は、教科書を沢山読み込んでいるんですよ」

おキョンー!!!!

おキョン覚醒。麗美の「なればいいだけじゃん。最強の教科書女に」を体現。90秒の絶対アイドル。「TINGSのリーダー」に偽りなし。各アイドルグループの特徴を組み込んだ87パターンのパフォーマンス、1つでもいいからぜひ映像で見たかった...。熱い覚醒でした。

(あとこれ書いてる時に気付いたのですが、もしかして「杏夏(『きょうか』)」と「教科書女(『きょうか』しょおんな」)でかけてたりします?だとしたらあまりにも天才すぎる...)

公式の関係図で杏夏と蓮がライバルになっているのもにもこれで納得しました。

そうして勝負の結果はTINGS側の狙い通り引き分けに。誰も傷付かず、過去からの呪縛からも解放されるベストエンドを迎えました。めでたしめでたし。
締めのTINGSとHY:RAINのワンダースターター、見たすぎます。

ゲームのヒロインストーリーズがありがとう過ぎる

小説を読んでいると時々ゲームのヒロインストーリーズで見覚えあるシーンがちらほら。例えば会議室での話を盗み聞きしているところとか。ヒロインストーリーズは小説の要素も実に上手く拾ってくれていたのだなと思いました。小説を読み終わった今改めてヒロインストーリーズを見ると色々発見があるのかもしれません。

そしてやはり小説では語られていなかったFFFやゆらシスの話。紅葉や蓮のヒロインストーリーズはアニメ設定に沿ったifという感じでしたが、FFFとゆらシスの話は本当に初出だったと思うと、ここで出してくれたことに本当に感謝。インタビューによると「なんとか1キャラ分でも」という状況でパワープレイで4人分入れてくれたということなのですから尚更。

Switch2『シャインポスト』2万字インタビュー。アイドルという生き様、一瞬の輝き。その熱さを体感させたい。ゲームもシナリオもゼロから作り直した開発“修羅道”を振り返る | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com

時系列について

小説版の流れをゲームでも再現できないかとか考えながら時系列を整理してみました。

多分これで大体合っているのですが、気になるところが1つ。小説の所々でゆきもじは七海のところで約1年間レッスンを受けていたとあるのですが、雪音のTINGS脱退が冬だったこと、ゆきもじがTINGSのレッスン場に返却されたのが6月下旬ということを考えるとどうにも合致しません。何か間違えているのでしょうか...?

公式Twitterが宝の山な件

小説を読んでいると時々「その様子を絵で見たいなあ」という場面がありました。が、中には公式Twitterの過去絵で見覚えあるものもありました。そう思い公式Twitterの1コマシャインポストを探すと...

以前見た時はただかわいい絵があるなくらいにしか思っていませんでしたが、これがどれほど「尊い」ものなのか、小説まで含めたシャインポストの背景ストーリーを知ってついにわかるようになりました。公式、ありがとう...。

今はSwitch2にゲームを出すために力を出しつくしてリチャージ中かもしれませんが、また時々公式から供給を貰えると良いなと思ったのでした。

 

終わりに

ということで小説版を読み終えました。自分は小説というものは滅多に読まないのですが、それでも読んで良かったと心から思える満足感。シャインポストのことをもっと知れもっと好きになれました。あ、これ今後のバッドエピローグ回収がもっと苦しくなる...

とにかく心に響くシーンや熱いシーンが多く、自分の涙腺かメンタルが壊れてるんじゃないかと心配になるほど涙が出てくる場面が多かったです。が、TLを見る限り自分だけだったわけではないようで、やはりこの話が良いのだと確信できたり。

小説やアニメの続きがほしいかと言われると...それぞれ今のところきれいに一区切り付いているので無理に続きをとは言えないところですが、インタビューによると「ゲームに関してもまだお届けできていない物語が山のようにある」とのことなので、それも含め今後の展開を楽しみにしたいところです。

Switch2『シャインポスト』2万字インタビュー。アイドルという生き様、一瞬の輝き。その熱さを体感させたい。ゲームもシナリオもゼロから作り直した開発“修羅道”を振り返る | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com

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