maikeruのポケモン育成日記

maikeruのブログです。ポケモンやロックマンエグゼをはじめとしたゲームの考察や感想、その他色んなことを書いていきます。

デジモンストーリー タイムストレンジャークリア!感想など

デジモンストーリーシリーズ最新作タイムストレンジャー。前作サイバースルゥースがとても面白かったので、発表から期待していた新作。ついに発売され遊んだところ、期待を裏切らない良作だと感じました。

 

 

ネタバレ匂わせなしでざっくり感想

・ストーリーは壮大。どのあたりが面白いとか、好みとかはあるかもしれないけどトータルで見れば面白いと言えると思う。5段階評価で言われたら4。

・システム面は最強。コマンドRPGのバトルシステムとしてもモンスター育成のシステムとしても極まってる。5段階評価で言われたら5。

・キャラクターの魅力引き出しについては、デジモン方面は満点。凝ったモデルや必殺技エフェクト、必殺技ボイスがまず最高。その上でストーリーでの配役など様々な面でデジモン愛に溢れてる。人間方面はほぼ終始人間ストーリーが軸だった前作サイバースルゥースほど深くはないが、不満に感じるほどではない。

・難易度は、「バランス」がなかなか難しいと感じたくらい。「育成作業」などを挟まずに進めるとギリギリで、時々ボスが倒せずにじっくり編成を練ったりスキルや装備を整えてリベンジする、というくらい。

・楽しかった。期待通り。遊んでよかった。

・総じてデジモンゲームとしては満点。「とあるモンスター育成系本格RPG」としても、洗練されたシステムと魅力的なモンスター育成から勧めるに値する1作。

プレイ環境・設定

PS5だと30fpsしか出ないということで、60fpsでやるためにsteamでやりました。steamでゲームをプレイするのはペルソナ4Gに続いて2作目。完全にPS5Proを持ち腐れている...。
CPU:corei7-10700K
GPU:RTX2060 SUPER
解像度:2560×1600
画質設定:中 (高にすると時々フレーム落ちした)

プレイ時間、難易度

ほぼ50時間でクリアとなりました。ボリューム十分。
難易度はバランス。上述のようになかなか手強く、「育成作業」などを挟まずまっすぐ進めるとけっこうボスに苦戦し、時々勝てないボスがいるとじっくり編成やスキル、装備を練ってなんとかリベンジできるというくらいでした。特にボスは中盤以降から強くなってきました。

詳細感想

システム

バトルシステム

前作からの大きな変更点が、「アイテムの使用や交代にターンを消費しない」こと。従来のコマンドRPGから考えるとそんなぬるい仕様が許されていいのかと感じましたが、それ込みのバランスの良さ、寧ろ快適さを損なわない良システムとさえ感じました。アイテムの重要性が増すので、しっかり準備しておくことが大切。

デジモンの交代自由と言っても相性の良いデジモン、悪いデジモンがいるので、ボス戦で相性有利で主力になるのは基本的には2~4匹。相性の良いデジモンがやられてしまうとそのまま瓦解してしまうので自由な交代もそれほどバランスを崩していないと感じました。

これらの仕様を活かしてアイテムのリバイブスプレーを使ってゾンビ戦法もできるけど、それほど力の差があると相手を倒すのも一苦労なので、結局バランスブレイカーにはならない、そんなにどんな手を使っても勝ちたければ勝ちにいけばいい、というようなバランスになっていると感じました。

必殺技的要素も主人公のクロスアーツがまさにそれ。自分は相手単体に大ダメージを与えるクロスアーツ・ストライクを使っていましたが、人によっては他のチョイスもあるのかも。

ボスデジモンのチャージ技、こちらの攻撃で時々発生するアクションコマンドなど、他にも独自の面白い要素を色々取り入れていました。

前作で猛威を振るっていた行動不能系状態異常も攻撃を受けると解除されるようになり不快感が大きく減少。

実際の戦い方として、序盤はがむしゃらに有利なデジモンで攻撃していましたが、後半は苦手な相手のいないフリー種のデジモンをサポート役にして、ワクチン・データ・ウイルス種それぞれのアタッカーをサポートして戦うというような戦い方になりました。

デジモンの能力も重要だが、戦略も重要。そのバランスの良い戦闘感覚でした。

育成システム

めちゃくちゃすごかった部分。バトルメンバーだけでなく、控えにいる持っているデジモン全てに経験値が入り、進化退化も自由にできるというところ。能力値条件さえ満たしてればレベル1のままでも進化できたりするので、その場で進化退化を繰り返して目的のデジモンや新しいデジモンへの進化を探せる。これが面白い。

そして能力値条件を強力にサポートしてくれるのがエージェントスキル。特定の性格のデジモンの能力値を強化してくれるので、あと少しで進化しそうなデジモンの必要能力値を見て、エージェントスキルを見てどのスキルを取るか悩むのも楽しい時間でした。

また面白いと思ったのがデジモン毎に基本性格というのがあり、進化前のデジモンの性格が進化先デジモンの基本性格に合致していると進化しやすくなるというもの。
性格合致の重要性に気付いたのは後半で、手持ちの中から進化先の基本性格に合うデジモンを探し、見つかったら進化退化を繰り返してなんとか目的の進化先まで辿り着くようにしていました。

デジファームを使うと性格も変えれるし能力も上げれる模様。しかも特訓を即座に完了することもできてしまう。行き詰まったり、非力だけどどうしても活躍させたいデジモンがいる時はこれで育成するのも良いのかも。

総じてコマンドRPGとしての戦闘システム、育成RPGとしての育成システムについては最高傑作クラスだと感じました。

ストーリー(以下ネタバレあり)

デジモンの2つの勢力と人間の三つ巴の戦争が世界崩壊を引き起こす。一度世界崩壊に巻き込まれた主人公がなぜか8年前に転移し、8年前の世界で調査を続けるうちにデジタルワールドへ。そこでデジモンのタイタン族との対立を知り、タイタン族による侵攻からデジタルワールドを守る活動を開始。そしてなんやかんやあってデジモン達の戦争を止めることこそ世界崩壊を防ぐ唯一の方法と知り、デジモンたちの衝突を防ぐべく2つの世界を奔走する、という話。

後半はアイギオモンに宿った「時を遡る力」に焦点が当たったストーリー。不幸な結果をなかったことにしてしまえるということの恐ろしさが問いかけられているように感じました。

そして終盤に明かされる主人公の正体。ADAMASの話がオペレーター以外から全く出てこなかったのはそういうことだったのかと。

総じて、中盤から面白さのピークが来た感想。現実世界に戻されたところや8年前に飛ばされるといったターニングポイントで段々と世界がまずくなっていく中の抗いに目が離せませんでした。後半は時間巻き戻しの影響で同じことの繰り返しにまたかと感じることもありましたが、この物語では確かに外せない話。終盤は最早なんだかわからなくなってきましたが、人智を超えた力で上手くいったということにしておきます。気になることはなかったわけではないがストーリーは十分楽しめました。
2周目をやると色々気付くこともあるのだろうか。難易度・超究極体とかのクリア後モードの存在は、ぜひもう1周遊んでねというメッセージのようにも感じます。

前作がほぼ人間世界でのヒューマンドラマだったのと比べると、今作はどちらかというとデジモンワールド・デジモンの話寄り。個人的にはもう少しヒューマンドラマのほうを見たかった気持ちもありますが、全体的なバランスやボリュームを考えるとこれでちょうどよかったとも思います。

思い出

活躍したデジモン達

最初の完全体はオロチモン。ウイルス種アタッカーとして活躍してくれました。

御三家として選んだゴマモンはズドモンに。最終的にはプレシオモンに進化しデータ種の魔法アタッカーとして活躍してくれました。

やっぱ完全体といえばメタルグレイモンでしょう!かなり長い間活躍してくれました。

ジョグレス進化!パイルドラモン!
しかしフリー種なので弱点が突けないのでアタッカーとしては微妙だった。残念。

シルフィーモン、及び進化後のヴァルキリモンはフリー種ならではの安定感と高い素早さを活かしてサポート役として活躍してくれました。

デジモンゲームの一番楽しい瞬間、究極体への進化が解禁される瞬間説。

最初の究極体はウォーグレイモン。

他のデジモンもこの時を待っていたと一気に進化!

ユノモンも入手、したがモードチェンジしてみたら禍々しい姿に。しかもウイルス種。あれ、これもしかしてネタバレ踏んだ...?

セントガルゴモンも好きなのでテイマーズ枠を代表して採用。

最終決戦間近で超究極体にも進化できるようになり、楽しくなって世界の危機そっちのけでサイドミッションこなしてアノマリーポイント集めてました。
とはいえそれでもラスボスは手強かった。

ボス戦

負けイベントかと思ったら負けイベントではなかったというパターン多し(あんな序盤になぜタイタモンに勝ててしまうんだ)。ボスは皆なかなか手強かった。

・初めて死んだのはスカルシードラモン。パーティが物理で固まってたので物理反射されたら無理だった。バランス良く編成してリベンジ。

・ウィッチモン戦も普通に何度か負けた。ここではこちら側のスカルシードラモンが活躍。

・タイラントカブテリモン戦も苦戦。シャインオブビーの火力が高すぎて耐えれなかった。

・ヴェノムヴァンデモンにメタルグレイモンやズドモンで挑むところ、原作再現って感じで好きな絵。

・やっぱりこの姿で出てきたユノモン。アタッカーのSP燃費が悪くアイテム封じがきつかった。3倍弱点を突けるアタッチメントスキルを装備することでなんとかリベンジ。

サイバースルゥースとの繋がり

名字の繋がりは偶然ではないことを確信した瞬間。

匂わせくらいかと思ったらまさかのサイバースルゥースサイドミッション来た!!高校生?の杏子さんまではっきり出てくるというサービス。同じ世界の物語なのだということがはっきりしてすっきりしました。

城木明日奈さん

いつの間にかとんでもない格好になって再登場して笑った。「とある公安さん」かと思ったら、けっこういいポジションのキャラでした。

この2人の絡みはもうちょっと見たかった気もする。

その他

男主人公がカッコ良くて好き。可能なら男主人公を操作しながら男主人公をオペレーターにしたかった。次は女主人公+男オペレーターでやろうかな。

かわいい。

時々技がデジ文字になっていることがあって、何だろうと思ったいたらこれ。戦闘中にジョグレス進化できるとか熱すぎる!! 

こいつと戦うのを楽しみにしていた自分がいた。

メルクリモンがこの科学者の不意打ちで死なないかとても心配でした(デジモンセイバーズのギズモンや倉田のことを思い出しながら)

このあたりの真実には驚きました...そういうことだったのかと。

最終決戦

強制退化、絶望感の演出に良いですね。
最終決戦の場にパイルドラモンやシルフィーモンが立っているのが嬉しくなってつい必殺技を使ってしまった。

最後は特別演出のクロスアーツで!

エンディング。もしかして一緒に冒険していたデジモンのドット絵が出てくるのか!? 嬉しいサプライズ。

不満点

ゲームの良さを打ち消すようなものではない細かいものだけれども一応。

・デジモン進化のためにサイドミッションが実質必須。とはいえ、後に続く展開などを見るとこれスルーしたらどうなってたのだろうと思う大事な話ばかり。もしかすると本当はメインストーリーに入れたかったものを、メインに入れるとテンポが悪かったり周回の手間になるところをサイドミッションに分けてくれたということかもしれない。

・最終決戦間近の時にできるようになるタイムジャンプが狭間劇場の出入りをしないといけないのが若干の手間。狭間劇場のゲートに入ろうとするだけでタイムジャンプできるようになると尚嬉しかった。

・ザコ戦はオートと自動回復のおかげでだいぶ快適だったけど、そうは言っても邪魔な場面はあったので、一定時間エンカウントしなくなるような仕組みも欲しかった。(って書いて思ったけど、もしかしてデジライド次第ではザコ敵全部轢けたりしたのだろうか)。

・デジファームへのアクセスがもうちょっと良いとよかったかも(アクセスが不便で結局一度しか使わなかった)

他言い忘れたこと

・ボス戦BGMがカッコ良くて好き

・終盤のボス戦の味方が強かったので、自分のデジモンではなく味方のデジモンにアクセルブーストかけたりしてた

・(そういえばケルビモン悪どこに行ったんだろう)

終わりに

ということでタイムストレンジャーでした。良いゲームだったと思います。steam同接8万超えなど元々のデジモンファンの範囲を超えてヒットしているようなので、この勢いでこのゲームの魅力が広がっていくといいなと感じました(前作サイバースルゥースも!)。

この後はもう少しサイドミッションをこなしたりデジモン図鑑を埋めたら一旦次のゲームに行くことを検討中。難易度・超究極体はまた頃合いを見て。
次はファイナルファンタジータクティクスをやろうかなと思っていたり、この勢いのままデジモンサヴァイブの真ルートをやりたいなと思っていたり、けど16日にはポケモンZAも出る、という状況。加えて10/30にはドラクエⅠⅡ、29日はシャインポストのライブ。今月は楽し忙しい!

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