ウルトラファイナルで使用したアルセウス統一の記事になります。
戦績は33勝12敗、レート178x。1793までは行くことができ、1800まであと一歩だったのですが無念の敗北。
試合の全ては配信していましたので興味ある方はぜひ。
【配信動画】
【構築の流れ】
ノーマルアルセウスで全抜きを狙うパターンと、タイプアルセウスを上手く使ってサイクルで勝つ両パターン取れるようにしよう。
先発安定性の高いフェアリーアルセウスが確定。フェアリーアルセウスに出てくるであろう日蝕ネクロズマに強い悪アルセウスも確定。このフェアリー悪ノーマルの組み合わせを基本選出とする。
残り、ここまでで厳しいスカーフカイオーガ意識で受け出しが可能な草アルセウスを採用。またスカーフテテフ+スカーフカイオーガのような並びとも戦えるようスカーフアルセウスを採用。最後にゼルネアス対策にどくアルセウスを採用して完成になりました。
【個別解説】
フェアリーアルセウス
おくびょう@せいれいプレート 406-x-279-321-276-363 (100-x-12-180-0-216)
さばきのつぶて だいちのちから おにび ステルスロック
苦手な相手が少ないフェアリータイプ、かつゼルネアスと異なり鬼火やだいちのちからでそれら苦手なポケモンへも対抗可能な恐るべしポケモン。
努力値は最速メガレックウザ抜き、特化ガリョウテンセイ+しんそく確定耐え、さばきのつぶてで無振りメガレックウザ確定1発、とメガレックウザを強く意識した調整になっています。
特殊アルセウスといえばめいそう+じこさいせいが非常に強力ですが、今回はどちらかというとノーマルアルセウスの補佐に重点を置いておにびとステルスロックを採用しました。またゲンシグラードンに後出しで対抗できるポケモンがいないため、そのまま戦えるようにだいちのちからを採用しました。攻撃力を伸ばしていないグラードン、あるいは耐久力を伸ばしていないグラードンであればそのまま倒しきってしまうほどです。強い。
アルセウス
いじっぱり@いのちのたま 381-372-277-x-276-339 (0-252-4-x-0-252)
しんそく じしん シャドーダイブ つるぎのまい
ご存じ剣舞球神速アルセウス。
使っていて感じたのはとにかく耐久が足りず、なかなかつるぎのまいを使う余裕を作れませんでした。じしんやシャドーダイブを打つ対象であるゲンシグラードンや日蝕ネクロズマ、マギアナ、鋼アルセウス、マーシャドー、ゴーストアルセウスあたりは素早さを伸ばしても先手を取れるかどうかは変わらず、またルナアーラやギラティナは悪アルセウスで対処すれば問題ないことから、努力値はHPに振り切るべきだったと思ってます。
シャドーダイブをほとんど使わなかったので(スカーフ型の個体をこっちで使って)じこさいせいを持たせてもよかったのかもしれません。
また基本選出時にZが余るので、いっそようきにして持ち物をノーマルZにしてギガインパクトを持たせる型にしてもよかったのかもしれません。
悪アルセウス
ずぶとい@こわもてプレート 444-x-369-276-276-280 (252-x-240-0-0-16)
さばきのつぶて、バークアウト、でんじは、じこさいせい
物理耐久特化イベルタル枠。イカサマやふいうち、とんぼがえりはないものの、耐久力や素早さはこちらのほうが高いこと、鬼火や電磁波が使えること、鬼火を受けても弱体化しないこと、ネクロズマのストーンエッジなどによる役割破壊を受けないことなど、アルセウスならではの利点もいくつかあります。
努力値は素早さを準速90族抜き(含最速日蝕月蝕ネクロズマ抜き)にし、残りをHP、防御に全て振り切りました。
フェアリーアルセウスにおにびを持たせたこともあってこちらにでんじはを持たせたのですが、物理受けorノーマルアルセウスのつるぎのまいの起点作りという役割なので素直に鬼火にしておくべきだったかなと感じています。この場合はフェアリーアルセウスにでんじはかじこさいせいを持たせることになるかな?
草アルセウス
ひかえめ@みどりのプレート 444-x-276-372-277-276 (252-x-0-252-4-0)
くさむすび れいとうビーム かえんほうしゃ おにび
主にカイオーガ意識で入ってきた型。
プレート入りのくさむすびはアルセウスの特殊攻撃の中ではデメリットのないものを除くと最高火力であり、重戦車型としての活躍も見込んでいました。
レパルガッサメタモンのキノコのほうしを無効化したり、ナットレイやテッカグヤのやどりぎのたねを無効化したりと、一般ポケモンの搦め手の対抗としても活躍してくれました。
ただしメガレックウザから先手を取れないために選出が難しくなってしまった場面が多々あったため、火力を犠牲にしてでも素早さを伸ばしておくべきだったと感じています。
それかカイオーガと裏にも一貫するでんじはかな?いや、素早さを上げておにびを持たせるほうがレックウザにも強く出れる気がする。一応りゅうせいぐんがあるとおにび→ガリョテン耐久ダウン流星群で倒せたりする。カイオーガに役割を持つために体力を温存する必要があるので自己再生も欲しかったり。
アルセウス
いじっぱり@こだわりスカーフ 403-372-276-x-276-318 (88-252-0-x-0-168)
おんがえし じしん シャドークロー おにび
カプ・テテフ+スカーフカイオーガ等の組み合わせに厳しさを感じ、対策として採用した型。
とはいえ後出しから勝てるわけではなく、先発に置かざるをえなかったり、シャドークローで拘ってしまった場合は交代先の負担が気になったり。
技はメインウェポンのおんがえし、マーシャドーに勝てるかもしれないシャドークロー、ノーマルアルセウスや日蝕ネクロズマに打つおにび、ゲンシグラードンや鋼アルセウスとの打ち合いを考慮したじしんを採用。
努力値は最速テテフ抜きまで素早さを伸ばし、攻撃を特化、残りをHPに振り分けました。
トリックとか持たせて一部相手の受け機能破壊でも狙うべきだっただろうか?というより鋼アルセウスにすべきだったかな?
毒アルセウス
わんぱく@どくZ 444-325-309-x-286-276 (252-196-20-x-40-0)
どくづき じしん おにび ほえる
ゼルネアス対策で入ってきたポケモン。鋼アルセウスではゼルネアスのきあいだまが不穏ということで毒アルセウスに。
努力値は防御全振りゼルネアスがどくづきZで確定1発、特化ジオコンゼルネアスのムーンフォースを確定2耐え。残りはわんぱくなので防御が上がりました()
ちなみに持ってるいじっぱり個体が足りずやむなくわんぱくになりましたが、いじっぱりのほうが多分良いです。フェアリーアルセウスも倒せるようになったり、じしん+おにびで鋼アルセウスあたりの削りが追いつきます。
正直なところ単体性能は今一で活躍させにくかった部分もありました…。どうすればよかったんだろう。上のスカーフアルセウスの枠を鋼アルセウスにしてそれでよしとしてもいいのだろうか。
【反省点】
パーティ単位
・鋼対策を悪アルセウス任せにしてしまったために、他の鋼タイプが厳しかった。特に鋼アルセウス、マギアナ、ナットレイ。
・スカーフアルセウスがなかなか使いにくい。テテフ意識なら素直に鋼アルセウスでよかったと思う。
個別
・草アルセウスはメガレックウザから先手を取れるようにするか、ひかえめにするならせめてカイオーガとメガレックウザの並びに一貫するでんじはを持たせるべきだった。
・ノーマルアルセウスは素早さでなくHPを伸ばしてシャドーダイブは別の技に。あるいはようきにしてノーマルZ型に。
・悪アルセウスの補助技は鬼火、フェアリーアルセウスの補助技は電磁波?
・毒アルセウスの型を要考察
【雑感まとめ】
まだまだ考察不足だったなというところですが、最後の最後にアルセウスというポケモンへの理解が深まってよかったです。何より対戦してて楽しかった!
アルセウス統一、一種の縛りなのにそれを全く感じさせない性能よ。
また機会があったら伝説ポケモン達と戦いたいなと思います。少し先にはなるかもだけどきっとアルセウスもいつかswitchに来てくれるはず…!
ここまで読んでくださりありがとうございました。