なんか不当な評価を受けている気がするテツノイワオを救いたい気持ちになったので使ってみました。
クリアチャームやブーストエナジーで大切にする型が多いような気がしましたが、ハチマキを持たせて第2のウーラオスのように扱ったほうが持ち味が活かせるのではと考え、追い風ビートの形でパーティをまとめました。
【個別解説】
テツノイワオ
ようき@こだわりハチマキ テラスタイプ:いわ 166-172-100-*-128-193 (4-252-0-*-0-252)
パワフルエッジ、せいなるつるぎ、サイコカッター、メガホーン
今回の主役。ウーラオスの劣化でないかと気になるなら第2のウーラオスとして採用してしまえばいいじゃないか理論。ガード不能のハチマキパワフルエッジで強引に相手を押し込んでいきます。
最速オーガポンやトルネロスの上を取るために性格はようき。準速ハバタクカミや最速トドロクツキも抜くことができ、残り細かな努力値で耐久調整する意義も浮かばなかったので最速に。
テラスタイプはパワフルエッジの火力を最大限高めるためにいわ。ハバタクカミのゴースト技やパオジアンのふいうちのダメージを抑えるためにテラスタルすることもあります。
技はパワフルエッジは確定。残りはテラスタル前の水オーガポンやイエッサン、リキキリンに刺さるメガホーン、岩を半減する格闘に大きなダメージを入れれるサイコカッター、岩を半減する鋼への有効打となるせいなるつるぎを採用。
とにかく通りの良いパワフルエッジを押し付けるのが仕事。高い素早さのおかげでパオジアンとハバタクカミさえなんとかしてしまえばそうそう上を取られないため、それらのポケモンは事前に優先的に倒したいところ。追い風ミラーでも強い素早さです。
パワーも素早さもハチマキウーラオスとスカーフウーラオスのちょうど真ん中に位置する性能であり、相手によってはウーラオスよりイワオのほうが通ることもあり、時々ながら良い活躍をしてくれたと思います。
連撃ウーラオス
ようき@命の珠 テラスタイプ:格闘 179-179-121-*-88-155 (28-228-4-*-60-188)
すいりゅうれんだ、インファイト、アクアジェット、みきり
大人気ガード貫通ポケモン。テツノイワオより速くタスキ疑惑があるパオジアンやハバタクカミを倒しやすい連撃の型としました。
テラスなしすいりゅうれんだで無振りパオジアンを高確率で倒すパワー(こだわりハチマキ無し)、追い風時に最速ブーストハバカミより速い素早さを要求したところ、ようき+命の珠という形一択となりました。
テラスタイプは、じんらいやグラススライダーを等倍に抑えつつ格闘技の威力を上げれる格闘に。水技が通らない相手にも大きなダメージを与えることができます。
技はすいりゅうれんだ、インファイトが確定。柔軟な立ち回りが可能になるアクアジェットとみきり採用で決定。
努力値は、なんとなく命の珠ダメージの割合が小さくなる10n-1に調整、攻撃もそれに合わせて179まで伸ばし、素早さは追い風時最速ブーストテツノツツミを抜けるところまで伸ばし、残りを特殊耐久に。攻撃については数字遊びなので素直に全振りでも良いと思いますし、素早さも素で霊獣ランドロスやウガツホムラを抜ける158まで或いは最速まで伸ばしてもいいと思います。
ギリギリ足りる火力、ギリギリ足りる耐久と、良いラインを行ける型になったと思います。
トルネロス
おくびょう@きあいのタスキ テラスタイプ:ひこう 154-*-92-176-100-179 (0-*-12-244-0-252)
こがらしあらし、にらみつける、おいかぜ、まもる
いたずらおいかぜといえば。テツノイワオ、ウーラオスの攻撃性能を最大限活かしてくれます。
テラスタイプはいざという時にこがらしあらしの威力を高めることができるひこうに。
努力値は素早さは最速オーガポンを抜くために最速、特攻もほぼ全振りで、ウーラオスのすいりゅうれんだを耐える確率を高めるために少しだけ防御に回しました。
技はこがらしあらし、おいかぜ、まもるは確定とし、最後の枠にはにらみつけるを採用。ウーラオスやテツノイワオの攻撃をサポートします。時々使いましたが、他の技にする余地もありそうです。
場作り役として安定した活躍をしてくれました。
リキキリン
ひかえめ@こだわりメガネ テラスタイプ:フェアリー 196-*-92-176-100-103 (4-*-12-236-76-180)
ハイパーボイス、サイコショック、マジカルシャイン、トリック
テツノイワオも連撃ウーラオスもふいうち、グラススライダー、らいげきといった先制技が怖いため、それらの先制技を防いだり、ねこだましを無効化することで追い風ターンをフル活用するために採用。
トルネロスと組み合わせるとパワー不足が気になるため、できるだけパワーを高めるべくこだわりメガネを持たせました。
技はハバタクカミやチョッキ持ちなど特殊耐久の高い相手に刺さるサイコショック、範囲攻撃でいいダメージを与えることができるハイパーボイス、弱点を突きやすく無効タイプがない範囲技として使えるマジカルシャイン、高耐久ポケモンの自由を奪うトリックを持たせました。
テラスタイプは弱点を反転させたりマジカルシャインの威力を高めることができるフェアリーに。
先制技を対策しながら攻撃技で圧をかけていき、追い風のバリューを高めてくれる良いポケモンでした。
モロバレル
のんき@オボンのみ テラスタイプ:みず 221-*-121-105-113-31 (252-*-156-0-100-0)
クリアスモッグ、キノコのほうし、いかりのこな、まもる
トリパ対策にこの1匹!
努力値は205球アカツキガチグマのブラッドムーンを耐える特殊耐久を確保し、残りで物理耐久を伸ばしています。
持ち物は場持ちを良くするオボンのみ。テラスタイプはコータスに対抗できるようにと水としました。
技はキノコのほうしは確定、いかりのこなとまもるも有用な技と考え採用。攻撃技には能力変化戦術に強いクリアスモッグを採用しました。ただきちんと吟味できず流用で採用してしまった技なので、もう少し検討の余地があります。
ガオガエン
いじっぱり@とつげきチョッキ テラスタイプ:ほのお 202-177-114-*-111-83 (252-204-28-*-4-20)
フレアドライブ、はたきおとす、ねこだまし、とんぼがえり
ここまでサーフゴーなど格闘の効かない鋼が倒しにくいため、耐久含めて安定感のある炎タイプとしてガオガエンを採用しました。
全体的に攻撃的なパーティなので火力も伸ばしたいと考えたため、持ち物は火力と耐久を両立できるとつげきチョッキに。
テラスタイプはなんとなく炎テラスタル。
技は最大火力のフレアドライブ、サポートのねこだまし、エースアタッカーを低リスクに場に出すとんぼがえり、なんとなくはたきおとすを採用しました。
限定的な役割で採用した結果あまり選出機会が無く、持て余してしまった感がありました。見せポケとしても仕事をしていそうではありますが、もう少し積極的に活用するプランを考えたいところです。
もう少しだけ素早さを伸ばして追い風アタッカーとしても使えるようにしてもいいのかもしれません。そうすると炎テラスタルが緊急火力強化手段として能動的な役割を持てそうです。
振り返り
・鋼タイプがやや倒しにくい
ガオガエンがいるものの、主力アタッカーにとって鋼はやはり倒しにくい相手。
・トリックルーム対策がモロバレル頼み。
モロバレルは代表的なトリックルーム対策である分相手も何かしらモロバレル対策を仕込んでいる可能性があるため、モロバレルだけに頼るのは不安がある。
・テツノイワオはウーラオスとはまた違った角度からウーラオスのような信頼性の高い圧をかけることができ、決して悪くないポケモンでした。
配信アーカイブ
3/13更新
テツノイワオ
サイコカッター→しねんのずつき
好みの範囲ではあるものの、サイコカッターは対連撃ウーラオスやモロバレルにて火力不足。他にも毒テラスタルを使用するポケモンは一定数いるので、若干の命中不安はあれどそれらの相手により大きなダメージを与えるためしねんのずつきに。
モロバレル
クリアスモッグ→かふんだんご
クリアスモッグで明確に対策しないといけない相手は少なく、クリアスモッグよりも威力があり、ガオガエンのHP回復などもできるかふんだんごのほうが有用と判断。
ガオガエン
202-177-114-*-111-83 (252-204-28-*-4-20)
→186-176-111-*-111-103 (124-196-4-*-4-180)
素早さを伸ばすことで追い風と組み合わせやすいように。追い風時に最速135族抜き。攻撃は189パオジアンのふいうち確定耐えのハバタクカミ(132-91)をフレアドライブで確定で倒せるくらい。ブーストエナジー型は耐久が高く倒しきれない可能性があるが、どうしても倒したい場合にはテラスタルフレアドライブという選択肢もあり。
4/4メモ
モロバレルの技:ブリムオンをそこそこ見かけるため、強打するためにヘドロばくだんが欲しいかもしれません。トリル対策としての選出だといかりのこなをあまり使わないので変えるならこの枠?