全国大会で使用したパーティのマイナーチェンジ。
【全国大会PJCS2018 ベスト16】プロジェクト・ファイナルイーブイX - maikeruポケモン総研
尖っているなりに防御面の相性補完も意識してバランス良く組まれた全国版に対し、こちらはよりギミックに特化したタイプ。素早さが高くより確実においかぜが使用できるメガプテラと、イーブイバトン成功時に圧倒的制圧力を誇るカプ・テテフを採用しています。
世界大会の感想全般についてはこちらで
メガプテラ型の長所、短所
長所
コケコの上から追い風できる
アーゴヨンに弱くない
リザードンに強い
メガゲンガーをかみくだくで倒せる
カミツルギを炎の牙で倒せる
カプ・テテフやウツロイドをアイアンヘッドで倒せる
追い風使いに多い飛行に強め
プレッシャーでテテフやランドのスカーフを判定できる
短所
メタグロスがきつい
バンギラスがきつい
カプ・レヒレがきつい
いかくがきつい
雨パきつい
いわなだれで相手が怯んでしまうとイーブイを出すタイミングを失う可能性がある
一致火力が低く、クレセリア・ポリゴン2らトリックルーム使いへの蓄積が困難
【個別解説】
メガプテラ Aerodactyl
ようき 156-187-105-x-115-222 (4-252-0-x-0-252)
Jolly
いわなだれ アイアンヘッド 炎の牙 おいかぜ
Rock Slide, Iron Head, Fire Fang, Tailwind
追い風枠。攻撃技にはメインウェポンのいわなだれ、カミツルギ対策のほのおのきば、テテフ・ウツロイド・ミミッキュ対策のアイアンヘッドを採用しています。クレセリアやメガグロス、ゴチルゼル、ゲンガーあたりに刺さるかみくだくもなかなか良さそうでした。
性格はスカーフブルルに縛られたりいじっぱスカーフランドのなだれに巻き込まれないようにようきにしました。
20戦中12戦選出 。基本選出の1匹としてよく活躍してくれました。アイアンヘッドやほのおの牙が相手に警戒されにくいのも良く働きました。
ドーブル Smeargle
ようき@きあいのタスキ 143-41-68-x-72-139 (100-4-100-x-52-252)
Jolly@Focus Sash
ねこだまし キノコのほうし シンプルビーム さいはい
Fake Out, Spore, Simple Beam, Instruct
今回も世界で共に戦ってくれた我が戦友。リザードンと並べた時にポリゴン2のダウンロードで特攻が上がらないように調整しています。
20戦中18戦選出。今回もありがとう。
イーブイ Eevee
おくびょう@イーブイZ 159-67-81-66-86-108 (228-0-84-4-4-188)
Timid@EeveeZ
アシストパワー みきり バトンタッチ とっておき
Stored Power, Detect, Baton Pass, Last Resort
主役。ピカチュウイーブイ発売前ということでこのポケモンで注目を浴びたかった…。
20戦中19戦選出。ここまでイーブイを選出できるパーティに仕上がったことは嬉しく思います(え、寧ろきつくてもイーブイを選出せざるを得ない欠陥構築なんじゃないかって?いやあ…;)
カプ・テテフ Tapu Lele
ひかえめ@ウイのみ 169-x-101-200-136-118 (188-x-44-252-4-20)
サイコキネシス マジカルシャイン じこあんじ まもる
キノコのほうしが通るようにするためのフィールド塗り替え、及び暗示エース役を兼ねるカプ枠。カプ・テテフはサイコフィールドがエースギミックと相性が良く、かつイーブイのアシストパワーの威力まで上げてくれます。またカプ・ブルルではバトンや暗示を決めても威嚇や4倍弱点、相手の1/4耐性のせいでエースとして活躍するのが難しい場面があったものの、カプ・テテフなら全能力2段階上昇でも十分エースとしての活躍が可能です。
素早さをイーブイ-1にしてのナインエボルを即暗示できるようにしようかとも思ったものの、最速スカーフ霊獣ランドがややきついので追い風時最速スカーフランド抜きまで伸ばすことにしました。
20戦全試合出場。ナインエボル成功時はエースとして、不発時はパーティの貴重なパワーアタッカーとして活躍してくれました。本当にお疲れさまでした。
カラマネロ Malmar
なまいき@マゴのみ 193-112-111-x-137-70 (252-0-20-x-236-0)
ばかぢから、じごくづき、シンプルビーム、トリックルーム
特殊耐久:142ルンパッパの雨Zハイドロポンプ確定耐え、200カプ・テテフのムーンフォース確定耐え
対エルゲン・ゲンガエンを意識して採用。他にも追い風での対応が難しい高速パーティに対しトリックルームによる戦いを展開する役割も。バンギラス・メタグロス・ガオガエンに打点があり、エルフーンなどにアンコールされない点もえらいです。実はシンプルビームを覚えるので、トリックルームで下からシンプルナインエボルを決めることもできます。
ゲンガー対策を担う枠なので悪技にはメガゲンガーへのダメージが最も出るじごくづきを採用。
元々はおいかぜ下での運用も視野に入れていたためいじっぱりにしていたものの、実際カラマネロを選出するときはほとんどトリックルーム作戦であり、トリックルーム使用後にガオガエンに先手でとんぼがえりをされるのがきつかったため素早さを低くしました。無振りガオガエン・ポリゴン2抜かれの79くらいに調整してもよかったのかもしれません。
20戦中7戦選出。このポケモンのおかげで戦いに幅ができたように思います。
メガリザードンY Charizard
おくびょう 178-x-108-180-136-163 (196-x-76-4-4-228)
Timid
ねっぷう ソーラービーム おいかぜ まもる
Heat Wave, Solar Beam, Tailwind, Protect
最速カプ・テテフ、トゲデマル抜き
175-135で194サンダーの10まんボルト確定耐え
177ルカリオのいのちがけ確定耐え
雨パにもレヒレにも鋼にも(特にハッサムやクチート)強いという無理な要求をした結果採用されたポケモン。さりげなくトゲデマルが重いので最速トゲデマル抜きに。対メタグロスを想定しているので耐久力も伸ばしました。
20戦中4戦選出。2メガ構築ということもあってなかなか出しにくかったり。要求を多く満たせるポケモンのように思ったのですが…。
カプ・テテフ+ドーブル+イーブイの残りの3枠、果たしてどのポケモンが正解だったのでしょうか。それとも正解なんてものは無かったのでしょうか…。
【対戦記録】
ということでここからはWCS Day1の全9ラウンドの試合のマッチングと対戦結果。
なお、ドット絵はひこちゃんず様から拝借しました。
Round1
さあWCS Day1! ぶっつけ本番にはなってしまったものの、こうなってしまってはもう手元にあるカードで最善を尽くすしかない!Day2に向けて張り切っていきましょう~!
VS
…いや、勝てるわけなくね??ゲンガエンレヒレ、ものすごくきついぞ。更にバンギラスにカミツルギ、苦手な相手ばかり…
Game1 VS ×
Game2 VS ×
カプ・レヒレのくろいきりにナインエボルブーストをかき消され、××のストレート負け
大会初戦負けはいつものことではあるものの、また欠陥構築を作ってしまったかとひどく落ち込んだものでした。
Round2
気を取り直して
VS
よし、特段不利な相手ではなさそうだ!
Game1 VS 〇
Game2 VS 〇
〇〇 ストレート勝ち!
Round3
現在1-1、まだまだいける!
VS
Round1の悪夢、再び。くそう、今回はゲンガエンレヒレ環境だったか;
しかし幸い相手のカプ・レヒレはくろいきりを覚えていなかった。
Game1 VS 〇
Game2 VS 〇
〇〇 ストレート勝ち。
実際の試合内容はギリギリの択を通していく辛勝ではあったけれども、この試合を経て、例え今後どんなにパーティ相性が悪い相手と当たることがあっても自分の腕とプレイングならきっと勝機を見出すことができるだろう、そう思っていました。
Round4
VS
アービブァァァァー。
コケコライチュウにもペリルンパにも上から縛られまくり、頼みのカラマネロとテテフ、メガプテラもハッサムに非常に弱く、リザードンが攻勢に入ろうにもペリッパーに天候を上書きされてしまう。どうあがいても無理なのでは…
Game1 VS ×
Game2 VS ×
無理でした。。。相手のカプ・コケコの電気技がかみなりであったため、Game2は頑場って「相手の晴れ雷が外れれば勝機がある!」というところまで持って行ったものの、無情にもイーブイに直撃し敗北を喫しました…。
※画像が見つかりませんでしたがハッサムはメガハッサムでした
Round5
Day1抜けにはもう後がないぞ。
VS
相手は純粋なトリックルームパーティ。相手に先手を取らせないように、バシャーモとミミッキュに注意して戦おう。
Game1 VS 〇
Game2 VS 〇
相手の上さえ取ってしまえば眠らせ放題!メガプテラのアイアンヘッドも光りました。ストレート勝ちです。
Round6
VS
バンドリ…う~むあまり得意な部類の相手ではないが頑張ろう。
Game1 VS ×
Game2 VS ×
Game2はトリックルームからのシンプルナインエボルブーストで一瞬優位に立つものの、次に出てきたミロカロスのくろいきりによって勝機は夢散しました。なんでやお前かちきやこごえるかぜとアンチシナジーだろ!!※実際の採用率は特段低いわけではないらしい
グッバイ、世界…。また来年、今度こそ頑張るよ;
ここまで3-3。せめて勝ち越しで終えたい、あわよくば残り全勝して6-3のあと1勝でDay2でした芸ができるよう頑張りたい。
Round7
VS
リザコケコクレセ。有利とも不利とも言えず。相手に素早さ操作ができるポケモンが3匹いるので、それらのポケモンにあまり隙を見せないようにしたいところ。
Game1 VS 〇
Game2 VS ×
Game3 VS 〇
2戦目でシンプルナインエボルを使用したイーブイがローブシンのマッハパンチを急所に被弾し焦ったものの、3戦目もなんとか勝利を手にすることができました。
Round8
VS
ここに来てなかなか個性的なパーティとのマッチング。ゲンガエン滅びに気を付ければあとはシンプルナインエボル狙いで大丈夫そうだ。
Game1 VS 〇
Game2 VS 〇
チョッキエンペルトはなかなか堅かったですが、ナインエボルブーストを決めたイーブイのパワーで押し切ることができました。
Round9
VS
ここへ来てまさかのイーブイパーティミラー。世界最強のイーブイ使い決定戦(多分)、ここに開幕。
相手のパーティのバトンエースはメガゲンガー、あとは一応カプ・ブルルといったところだろうか。
Game1 VS 〇
Game2 VS ×
Game3 VS ×
1戦目は勝利、2戦目は初手ドーブルミラーでドーブル同速勝負を仕掛けたものの、見事に負け横にねこだましを被弾する最悪の状況。そのまま引きずって負けてしまいました。
なんだ相手のイーブイはただの飾りかなと思ったところでまさかの初手イーブイドーブル選出。やられた!!
パーティ紹介と対戦内容の記録は以上になります。イーブイを、ドーブルを、スクリーンで活躍させてやりたかった…そして大会上位まで勝ち上がりたかった…。
パーティ研究不足など色々悔やまれることもありますが、まずは世界大会に出場できただけでも御の字としましょう、楽しかったです。来年も出場し、今度こそ勝ち上がれるよう頑張りたいと思います…!
大会全体についてはこちらで。