突然ですがSwitchやPS4にワイヤレスにキーボードを繋ぎたい方、いるのではないでしょうか?
最近はSwitchやPS4用に繋がる無線キーボードも増えてきており、接続先を複数登録できPCとゲーム機へ簡単に接続先を切り替えることができるものもあります。特にデスクトップPCや2in1タイプのノートPCを使っている方はPCとキーボードを共用できると机のスペースも圧迫しません。
SwitchやPS4で文字入力できると便利なのはずばり、
スクショ投稿ツイートが楽になること
それだけ..? と思うかもしれませんが、よくスクショツイートをする自分にとって文字入力が楽になるというのはなかなかのメリットでした。
この記事では実際に私が買ってSwitchやPS4に繋いでみたキーボード達を紹介します。
結論
・ゲーム機にキーボードを繋ぐ場合は「USBレシーバー接続形式」のものを選ぶ。ただし中にはそれでも使えないキーボードもあるので要注意。
・おすすめはロジクールのK780 (これに限らず、ロジクールのeasy-switch対応機がおすすめ)
-切り替え先が3つある
-切り替えボタンが押しやすいところにあり、スムーズ
-レシーバーを追加で設定できるため、3つのデバイスいずれもレシーバー接続にすることが可能(SwitchとPS4に繋ぎつつ、PCにも安定感ある接続ができる)
(追記)自分は買って試していないものの、よりコンパクトさを求めるのであればMX KEYS miniやMX MECHANICAL MINIも同様に良さげです
個別解説
ロジクール K780
最初に買ったBluebyteのキーボードの打ち心地が少し気になり、もう少し質の良さそうなマルチ接続キーボードを買おうということで買ってみたのがこれ。その後色々買って試した中でも現時点で一番のお気に入りです。幅は380mm。
特徴、利点
・接続先が3つ
3つまでのデバイスにBluetoothまたはレシーバー接続で接続することができます。
付属のレシーバーは1つですが、追加でレシーバーを購入し登録することができます。例えば接続先が3つでもBluetooth2つとレシーバー1つだったりするとSwitchとPS4への同時接続登録はできない(どちらもレシーバーが必要)のですが、レシーバーの追加でBluetooth1つ+レシーバー2つ体制にすればSwitchとPS4への同時に接続登録することができるのです。
・接続切り替えが簡単、かつスムーズ
接続先切り替えボタンがキーボード上にあり、簡単に押すことができます。
更にそれら切り替えボタンを押したときの切り替えも一瞬で、切り替わりを待つ数秒のロスがなく非常にスムーズに接続先を切り替えることができます。
・充電が超長持ち
K780は付属の電池で24時間の電池寿命とのこと。実際1年半使っている私もまだ電池交換をしたことがなく、充電や電池交換にはほぼ悩まされません。ロジクールすごい。
・スタンド付き
スマホやタブレットに使う際に立てかけれるのが想像以上に便利です。スマホで見たLINEをさっとキーボードで打って返すのに使ったりしています。
・打ち心地も悪くない
キーが丸みを帯びていて特徴的な形ですが、しっかりしたキーボードでなかなか打ちやすいです。
難点
・テンキーがいらない
あと少し横幅がコンパクトだと嬉しかった...!
・ファンクションボタンが使いにくくなる
このキーボードはF1~F3が接続先切り替えボタンになっており、またF4~F6キーの動作は専用ソフトでカスタマイズできるのですが、各Fキーとしての動作をさせるには左下のfnキーを押しながら各Fキーを押す必要があります。
logicoolのEasy-Switchがおすすめ!
他のキーボードと比べてもK780は接続先切り替え周りが非常に便利だったため、同じ接続技術を使ってる他のロジクールのキーボードもほぼ間違いないかなと思います。
私は横幅をできるだけ狭めたかったのでこのK780になったのですが、フルサイズでもよい場合は以下のキーボードも候補になりそうです。いずれもこのK780同様、レシーバーとBluetoothで3台のデバイスに切り替えが可能なキーボードです。
ゲーミングなやつだとこれかな、ただし接続先は2つまで。
(3/27追記:こちらG913TKLはPS4,PS5では使えないようです。Switchでは普通に使えるようです。)
(追記) MX KEYS miniやMX MECHANICAL MINIも良さげ
新しく出たMX KEYS miniやMX MECHANICAL MINIも3台まで切り替えができ、かつK780以上にコンパクトなキーボード。レシーバーが新しいレシーバーのLogi Bolt USBのみの対応とのことですが、このレシーバーもSwitchに繋がるようです(ソース:【朗報】Nitendo Switchでも使えた (正式サポートではないと思いますが))。
Lenovo トラックポイントキーボードⅡ
K780と比べてコンパクトであること、トラックポイントやクリックキーがあるので作業効率が上がりそうであったこと、Lenovoのキーボードは評判がよく試してみたくなったこと、などの理由から買ってみました。幅は305mm。
特徴、利点
・トラックポイント及びクリックボタンが付いている
ちょっとした操作ならマウスがなくても、マウスまで手を伸ばさずともポインターを操作したりクリックができます。キーボードから手を離さないままポインターの操作やクリックができるのは何気に便利です。
・テンキーがなくコンパクト
K780と比べてテンキーがない分横幅がコンパクトです。机のスペースをできる限り広く使いたい中で嬉しいサイズ感です。
・キーボードに傾きをつけれる
キーボード裏側に足が付いているため、それを立たせて傾斜をつけることでよりタイピングしやすくなります。
難点
・切り替えボタンが背面にあり押しにくい
これは買った後に気付き、もっとよく調べておくべきだったと思っているのですが、接続先を切り替えるスイッチがキーボードの背面にあります。慣れれば指の触感だけで切り替えることもできるかもしれませんが、一目瞭然な位置に切り替えボタンがあったK780と比べるとどうしても使い勝手の悪さを感じてしまいました。
・切り替え先が2つしかない
切り替え先が2つしかなく、レシーバーの追加もできません。なので接続はゲーム機1つと他のBluetooth機器に限られてしまいます。
Bluebyte
お試しに、ということで私が最初に買ったマルチ接続キーボード。
特徴、利点
・コンパクト!軽い!
とにかくコンパクトで場所を取らないのが最大の特徴です。
メッシュのケースも付属するので外へ持ち運ぶようなことがあっても楽々です。
・安い
今回紹介した中でも最安。お試しにはぴったりな価格です
難点
・キーボードが少し打ちにくい
打ち心地は今回紹介してるキーボードの中では最低。ゲーム機やスマホに接続する分には良いですが、PCでがっつり作業するには少しきつそうです。
SwitchやPS4に接続できなかったキーボード
ここから下は、実際に買って試してみたところ残念ながらSwitchやPS4に繋がらなかったキーボード達です。
CORSAIR K83
ワイヤレスエンターテインメントキーボードを謳うCORSAIRのK83。特に気になったのは右側に付いているトラックパッドとジョイスティックでした。更に背面ボタンなども付いており、机に近づかず少し離れた位置で膝に乗せて使えるキーボードというのに面白みを感じ、買ってみました。
しかし繋げようとしてびっくり、レシーバー形式なのでいけるかと思ったのですが、SwitchでもPS4でも使うことができませんでした...。メーカーに問い合わせてみてもやはり対応していないとのこと。レシーバー形式なら必ずゲーム機で使えるわけでもないという反例を示してくれたキーボードでした;
なおキーボード自体は、白いLEDもカッコよく、質感も良く、机から離れての使用もトラックパッドとクリックボタンのおかげで期待通り使えてなかなか良いものでした。steam版ペルソナ4を遊ぶ時に時々使っていました。
Razer Blackwidow V3 mini
ゲーミングデバイスでおなじみのRazerから出た小型ワイヤレスキーボード。Bluetooth接続3つとUSBレシーバーでの接続に対応しており、計4つのデバイスと接続できます。
ということでUSBレシーバー形式なのでいけるかと思いきや、Switch、PS4どちらでも使用することができませんでした。(PS4ではレシーバー接続時に「キーボードが接続されました」とう表示は出るのですが動作しない状態です)。少なくともただUSBレシーバーを繋ぐだけでは使うことができませんでした。有線で接続すれば動作します。
ちなみに有線接続中は有線が優先されるようになっています。なのでSwitchと繋ぎっぱなしでPCのときだけワイヤレスに切り替える、ということはできず、逆にSwitchで使う時にケーブルを差す、という使い方であれば大丈夫です。
またこのキーボード、もう一つ注意点があり、それは対応OSがwindowsのみということ。試したところMacでも一応使えるのですがキー配列が少しおかしくなってしまいます(更にMacにはRazerのソフトウェアの最新版が対応してないんですよね...)。AndroidやiOSには試したところ接続すらできなかったため、サブのiPadに接続、という使い方も残念ながらできません。
終わりに
色々なキーボードを買いながらも結局最初から2番目に買ったK780に戻ってきたのですが、他と比較しその良さを納得できてよかったです。
この記事が少しでもゲーム機接続用キーボード選びの役に立てば幸いです。