前売り券の特典として貰える6匹の伝説のポケモン。どのポケモンを選べばいいか迷っている人も多いと思います。
そこで今回はそれぞれのポケモンについてそのポケモンを選ぶ利点や育成法について解説します。ポケモン選択・育成の参考になれば幸いです。
レベル100のポケモンの理想個体能力値は、HPは種族値×2+141、それ以外の能力値は(種族値+18)×2
で計算できます。覚えておくと便利です!
【解説】
グラードン いじっぱり@こだわりハチマキ 種族値 100-150-140-100-90-90
ゲンシカイキ後 100-180-160-150-90-90
理想実数値(いじっぱり) 341-369-316-212-216-216
ゲンシカイキにより大幅に強化された伝説のポケモン。現在ゲンシグラードンは伝説戦でもトップレベルの使用率を誇るメジャーなポケモンで、専用技の断崖の剣(威力120、命中85、複数攻撃)が非常に強力です。同じく伝説戦でメジャーなゼルネアスと攻撃面・防御面共に相性が非常に良く、かつゼルネアスの攻撃を半減できる点も魅力です。
グラードンはめざめのほこらでも厳選できますが、配達員で厳選すると、ゲンシカイキのアニメーションを見なくて済む、性格が必ず固定されている、マスターボール不要と、非常に効率的に厳選することができます。
どのルールでも基本的には汎用重戦車アタッカーとして使われることが多めですが、BWのシングルバトルではステルスロック+ほえるやでんじはを使ったサポート寄りのグラードンも使われていました。
努力値配分は悩ましいところで、
HP…耐久力アップの基本
攻撃…自慢の攻撃力にさらに磨きをかける
防御…もともと十分に高い?207-199まで上げると相手のゲンシグラードンの断崖の剣(シングル)を確定耐え。
特攻…特殊型のときは火力不足を防ぐためぜひとも上げておきたい。
特防…物理だけでなく特殊にも打たれ強くなり安定性が増す。207-141で特攻222のタイプ一致メガネ流星群を確定耐え。
素早さ…ミラーが多発すると考えられ、かつ「やるかやられるか」の関係なのでできるだけ上げておきたい
といったところです。パーティ内での役割が決まってる場合は役割に合った配分にしましょう。特に決まっていないなら個人的なおすすめは攻撃素早さ特化です。
厳選については、素早さや攻撃に特化する可能性がある以上その2つはVであることが望ましいです。耐久面は多少は妥協が効くもののやはり高いに越したことはありません。配達員のおかげで効率よく厳選できるので、準理想個体(個体値-2まで)を狙ってみてもよいでしょう。
なお、いじっぱり以外には主にひかえめ(特殊型)、ゆうかん(トリックルームエース型)等が使われることがあります。これらの性格のグラードンが欲しい場合はめざめのほこらで厳選しましょう。
(ゲンシグラードンの特殊型はだいちのちからで相手のゲンシグラードンを高確率で1撃で倒せたり、ライバルのカイオーガの力を彷彿とさせるような威力の噴火を使える点が魅力的です。)
カイオーガ おくびょう@こだわりスカーフ 100-100-90-150-140-90
ゲンシカイキ後 100-150-90-180-160-90
理想実数値(おくびょう) 341-212-216-336-316-237
旧ルビーサファイア時代、ダイヤパール時代は最強との呼び声も高かったポケモン。
弱点は電気・草のみでありながらその多くが特殊技であるために、高いとくぼうのおかげでほとんどの攻撃を耐えることができました。更に150という高い特攻に加えて更に雨天候で強化された水技はほとんどの相手を一撃で倒してしまう威力です。
更にこだわりスカーフが登場してからはスカーフ潮吹き戦法が可能になりました。これはラティオスのメガネ流星群と同じ威力の攻撃をミュウツー以上の素早さから命中率100で、更に相手2体に放つ反則級の攻撃です。
ゼルネアス、イベルタル、ゲンシグラードン等苦手な相手が増えたことで以前ほどの支配的な強さは失われてしまいましたが、しっかりサポートしてやればまだまだ一線級の強さです。
カイオーガには耐久に振り重戦車のように使う型と素早さを上げとにかくアタッカーに徹する型がありますが、おくびょうの性格を使う場合はとにかく最速にすることになります。どのような技構成・持ち物でも基本的には特攻・素早さに特化させておけば間違いはないでしょう。
厳選では素早さ、特攻のVは必須です。耐久面もできるだけ高い値であることが望ましく、防御を下げるとゲンシグラードンの断崖の剣やメガガルーラの捨て身タックルで倒される確率が上がり、特殊耐久が下がるとゼルネアスの2段階上昇ムーンフォースで一撃で倒される確率が上がってしまいます。やはり配達員厳選は効率がいいので、準理想個体まで狙ってみてもよいでしょう。
また厳選で無理に狙う必要はないものの、攻撃は低いほうがダークライやイベルタルのイカサマのダメージや混乱時の自傷ダメージを抑えることができます(いっそゲンシカイキで攻撃上がらないほうがよかった…!今現在ゲンシカイオーガの攻撃の有効活用はあまり考えられていません)。
ディアルガ ひかえめ テレパシー(隠し特性) 100-120-120-150-100-90
理想実数値(ひかえめ) 341-248-276-336-236-216
鋼・ドラゴンという固有のタイプを持つシンオウ地方の伝説のポケモン。
今回の配信では特性が隠し特性のテレパシーです。特性テレパシーのディアルガは過去にARサーチャーで手に入れるのみだったので、カロスマーク付きのテレパシーディアルガは現時点ではここでしか手に入れることはできません。
特性テレパシーはダブル・トリプルバトルで味方の範囲攻撃技に巻き込まれないという効果です。そのため基本的にはダブル・トリプル専用の特性となります。プレッシャーと異なりメッセージが出ないため、こだわりスカーフを持たせた際に奇襲を成功させやすくなるという面もあります。
エースになるよりはどちらかというとタイプ耐性を活かして得意な相手を倒したりトリックルームで場を整える縁の下の力持ち的な戦い方をすることが多いポケモンですが、時々特攻特化しこだわりメガネを持たせて重戦車砲台のような使い方をすることがあります。
努力値については
HP…耐久アップの基本
攻撃…ゼルネアスを倒すために調整されることがある(172からのこんごうだまアイアンテールでB4ゼルネアス確定1発)
防御…ダブルバトルでは少し振っておくと相手の強力な地面技を耐えれるようになる。207-147でゲンシグラードンの断崖の剣(ダブル)を確定耐え
特攻…技の威力不足が深刻になってきたため、役割次第だができるだけ伸ばしたい。
特防…207-150でゼルネアスの2段階上昇ムーンフォースを確定耐え
素早さ…同速にゲンシグラードンがいるのでできれば抜きたいが余裕がない?
といったところでしょうか。
厳選ではせっかくの限定配信なので準理想個体を狙ってみてもよいでしょう。メガネ型を使う場合は特攻のVが、スカーフ型を使いたい場合は素早さのVが欲しいところです。
パルキア おくびょう テレパシー(隠し特性) 90-120-100-150-120-100
理想実数値(おくびょう) 321-248-236-336-276-259
水・ドラゴンという隙の少ないタイプを持つシンオウ地方の伝説のポケモン。激戦区の一歩先を行く素早さが自慢で、かつては「伝説のポケモン選びで困ったらパルキアを入れておけば間違いない」と言われるほど信頼性の高いポケモンでした。BWまでは弱点はドラゴンタイプのみで、それを補うためにハバンのみを持たせることが多く、主食はハバンのみと言われることもありました。
最近はアルセウス、ゼルネアス、メガレックウザなど苦手な相手が徐々に増えてきてしましましたが、まだまだ頑張ってほしいところです。亜空切断のエフェクトはとてもかっこいいので必見です。
ディアルガ同様にカロスマーク付きのテレパシー個体は今のところここでしか手に入れることはできません。
テレパシーはやはりダブル・トリプル用の特性ですが、素早さの高いパルキアにとっては相手の素早さを確認できるプレッシャーも優秀な特性です。ゼルネアスやイベルタルのこだわりスカーフも見抜くことができます。
基本的には高速アタッカーとして使われるポケモンです。昔は耐久性を上げるアイテムを持たせることが多かったものの、個人的には今はこだわりメガネ等の火力アップアイテムがオススメです。こだわりメガネ+りゅうせいぐんでHP全振りゲンシグラードンを高確率で倒すことができ、カイオーガと協力して雨ハイドロポンプを打てばゼルネアスも一撃で倒すことができます。
厳選時は特攻・素早さのVは必須です。例によって準理想個体を狙ってよいでしょう。
努力値についても素早さが取り柄のポケモンなので、まず最速は確保したいところ。特攻も基本的に全振りで問題ないと思われますが、少しHPに回して耐久調整をすることもあるかもしれません。
ギラティナ ゆうかん テレパシー(隠し特性) 150-100-120-100-120-90
オリジンフォルム 150-120-100-120-100-90
理想実数値(オリジンフォルム:ゆうかん) 441-303-236-276-236-194
ゴースト・ドラゴンという特有のタイプを持つ反転世界の主。
通常フォルム(アナザーフォルム)はクレセリアをも上回る耐久力を持っていて、多くの弱点攻撃に耐えることができます。
やはりカロスマークテレパシー個体は現時点ではここだけで入手ができます。
しかしオリジンフォルムになれば元の特性に関係なく浮遊になるので、ここではアナザーフォルムについてのみ考えます。
性格がゆうかん固定という点がネックで、これにより作れる型がかなり限られてしまいます。
ここでは育成例を1つ紹介します
ゆうかん@パワフルハーブ 努力値 素早さ101に調整(追い風でミュウツー抜き)、残り特攻、攻撃
追い風パーティの追い風役。きもったま以外のねこだましを受けないのが強み。追い風後にパワフルハーブシャドーダイブで相手の守りをこじ開ける。追い風やトリックルームが切れるタイミングでシャドーダイブを選択することで、次のターンは相手の攻撃を受けずに攻撃ができます。物理技に強いメガボーマンダやゲンシグラードンに打点を持つためにりゅうせいぐんとだいちのちからを持たせています。どちらかを鬼火など別の技にしてサポート力を上げるのも一つの手です。
恐ろしいことに無振りでもゼルネアスのムーンフォースを確定で耐えます。その高い耐久力を活かして弱点保険を持たせるのも面白いかもしれません。
全ての能力を使う分厳選は大変になりますが、できるだけ能力の高い個体を狙えるといいでしょう。この型を使う場合は特攻のVは欲しいところです。
キュレム 性格ランダム@いのちのたま 125-130-90-130-90-95
ブラックキュレム 125-170-100-120-90-95
ホワイトキュレム 125-120-90-170-100-95
理想実数値(通常フォルム:無補正時) 391-296-216-296-216-226
BW2でフォルムチェンジを果たし、当時としては破格の種族値170を達成したポケモン。
この6匹の中では唯一性格が固定されていないため、厳選は大変です。
通常厳選よりも効率が低いため正直に言ってしまうと選ぶメリットはほとんどなく、プレシャスボールに入ったキュレムというのが貴重なくらいです(マスターボールを持っていない人はこちらのほうが早いかも?)。
性格は基本的にはブラックキュレムならようきかいじっぱり、ホワイトキュレムならおくびょうかひかえめを選ぶことになるでしょう。どちらもアタッカーとして使うことが多いので、攻撃or特攻と素早さのVは欲しいところです。
【おすすめは?】
せっかくなのでここでしか手に入らない隠し特性持ちを受け取っておきたいところ。
3匹の中ではディアルガが固有のタイプもあって使える場面が多いのでおすすめです。
ギラティナは…オリジンフォルムになれば特性の差もあまり気にならないので他の2匹と比べると優先度は低そうです。
いかがでしたでしょうか?少しでも伝説ポケモンの選択・育成の参考になれば幸いです。
ここまで読んでくださりありがとうございました。