味方全員がクリアボディになる...そんなすごい技使わずにいられない!
ということでミュウツーにしろいきり役を担当してもらいつつそれを活かしやすいパーティを考えてみました。
【考えてたこと】
ガオガエンが猛威を奮っていた伝説2匹ルールでしろいきりを試したところなかなか手応えがよく、このルールでも時々ガオガエンがいたり、ザマゼンタやイベルタルがバークアウトしてきたり、エルフーンがあまえるをしてきたりと、それなりにしろいきりが役立ちそうな場面があるため、このルールでも試してみることに。
伝説ポケモンに制限のないこのルールならしろいきり役を気軽に伝説ポケモンに任せることができる。しろいきりを使いやすそうな伝説ポケモンはミュウツーとルギア。特にミュウツーはしろいきりを使えるポケモンの中で一番素早く、ザマゼンタからも先制してしろいきりを使えるということで今回はミュウツーで試してみることに。
相方は、先発は特殊型のポケモン、後発は物理型のポケモンが望ましそう、ということでなんとなくポケモン達をチョイス。ミュウツーはわりと相方を選ばないのとポケモン達のチョイスも若干感覚的なものだったので、もっと良いパーティ編成もありえそうと思いつつとりあえず試してみた。
【個別解説】
ミュウツー
おくびょう@きあいのタスキ 182-*-110-206-110-200 (4-*-0-252-0-252)
サイコブレイク、こごえるかぜ、おにび、しろいきり
今回の主役。しろいきりを持たせつつ、他もサポート寄りの構成に。
ザマゼンタから確実に先手を取れるのを強みとして買ったので、素早さは最速。ムゲンダイナから高確率で先手を取れたり、ザシアンから先手を取れる場合もあります。特性がプレッシャーであるためこれらの素早さ関係を把握することができ、また相手のこだわりスカーフを察知できることもあります。
持ち物は黒バドレックスと対面しても対応できるようにきあいのタスキを持たせます。残りの努力値は特攻に振り切り耐久面はタスキに任せます。
技はコンセプトであるしろいきりは固定としつつ、メインウェポンは専用技のサイコブレイク、あとは素早さ操作のこごえるかぜと弱体化技のおにびを入れてみました。他にもちょうはつや壁、豊富な攻撃技など色々な選択肢があるので、具体的な並びを考えつつまだまだ最適化できるような気がします。
ねこだましで止められてしまったりおいかぜバークアウトで上から能力を下げられたりと、しろいきりを確実に使えるわけではありませんが、特殊アタッカーを選出する際には心強いポケモンでした。
イベルタル
ようき@ロゼルのみ 211-173-116-*-119-166 (76-172-4-*-4-252)
ふいうち、イカサマ、おいかぜ、まもる
対黒バドレックスをお願いしつつ、パーティの浮いてる枠、兼おいかぜ枠。おいかぜ役の役割を重視し、ザシアンに対して確実においかぜを使えるようロゼルのみを持たせてみました。努力値はまず最速を確保、244ザシアンのきょじゅうざんを耐えるところまで耐久を伸ばし、残りを攻撃に振り切りふいうちの射程を伸ばしています。
技はふいうち、おいかぜは決まりとしつつ、残りはメインウェポンとしてのイカサマと、ふいうちやおいかぜのタイミングを計りやすいまもるを持たせました。
ただ全体的にあまりパワーを感じなかったので、いまいちだったかもしれません。
ボルケニオン
ひかえめ@こだわりメガネ 165-*-141-200-111-112 (76-*-4-252-4-172)
ねっぷう、スチームバースト、ソーラービーム、だいちのちから
幻のポケモン。
ザシアン+エルフーンの高速な初手に対し、強力なねっぷうで反撃できるポケモンが欲しいと思い採用。レシラムも候補だったのですが、じゃれつくも半減できるためより生存しやすいこと、カイオーガの水技に耐性があることと、実際に試してみたいという理由でボルケニオンに。
メガネねっぷうでザシアンを倒す確率をできるだけ上げるためひかえめ特攻特化。残りはおいかぜやこごえるかぜと連携しやすい素早さ112まで上げ、残りをHPに回しました。ただ耐久もギリギリなのでもうちょっと欲しい気持ちはあります。
技は範囲技のねっぷう、専用技のスチームバースト、晴れ状態でカイオーガやグラードンへの打点になるソーラービーム、そしてディアルガへの打点になるだいちのちからを持たせました。
実際に使ってみると、白バドレックスのブリザードランスを1/4に抑えれる耐性がえらく、耐性を考慮するとレシラムではなくボルケニオンを採用することも十分ありうると感じました。
雨と晴れどちらの天候でも力を発揮できるのが面白いポケモンで、かつザシアンにもかなり強いのでダイマックスさせる軸として考えてもなかなか面白いかもしれません。
ディアルガ
ひかえめ@命の球 205-*-141-222-121-112 (236-*-4-252-4-20)
ときのほうこう、ラスターカノン、だいちのちから、かみなり
バークアウトによく狙われる特殊ダイマックスエース。素早さがボルケニオンと同じ112なのは流用ゆえご容赦いただきたい。
最初はかみなりの枠がトリックルームだったのですが、このパーティはイベルタルを誘って対策するような色があるため、イベルタルを強打するためにダイサンダーが欲しくかみなりにしました。カイオーガを一撃で倒せるのも偉いです。それと、高火力が飛び交うこのルールでは耐久不十分のディアルガではトリックルームは使いにくかったということもありました。トリックルームよりはまもるのほうが欲しかったです。
ミュウツーの相方としてぴったりだったかはわかりませんが、よく頑張ってくれました。
ザシアン
いじっぱり@くちたけん 199-244-135-*-136-168 (252-252-0-*-4-0)
きょじゅうざん、せいなるつるぎ、でんこうせっか、まもる
しろいきりを張ればもうガオガエンにもエルフーンのあまえるにも悩まされません。
耐久の甘いザシアンをきょじゅうざん+でんこうせっかで倒しやすくなるよう、攻撃に特化しました。素早さはこごえるかぜとおいかぜによるサポートに任せ、努力値は素早さには回さず耐久に回しました。
特筆することはないですが安定した強さでした。
グラードン
いじっぱり@とつげきチョッキ 207-222-161-*-110-110 (252-252-4-*-0-0)
だんがいのつるぎ、ヒートスタンプ、いわなだれ、シャドークロー
最近よく使っているチョッキグラードン。今回も特筆することのない強さでした。
【反省点】
トリックルームパーティに対する明確な対処法がなかったため、きちんと対策を考えておいたほうが良さそうです。
ミュウツーの相方としてカイオーガやギラティナも面白かったかもしれません。カイオーガならしろいきりでのバークアウト対策以外におにびで物理耐久を補助したり、こごえるかぜの素早さサポートも有効に働きやすいです。またカイオーガの攻撃が通らない相手に対してはミュウツーのサイコブレイクが通りやすいです。ギラティナの場合は火力こそ弱点保険頼みになってしまいますが、ダイホロウの追加効果で相手の防御が下がるとサイコブレイクが刺さりやすくなります。
最初の基本選出や理想的なバトルの流れなどを上手く想像できていなかったので、そのあたり含めてもう少し練ることができたかも。
【終わりに】
という感じでしろいきりミュウツーを使ってみました。実際そこまでしろいきりが刺さる場面はなかったのですが、持っている安心感はなかなかあったのでバークアウト対策という役割はそれなりにこなせそうです。
受け身な要素をメインにしてしまったので勝ち筋の掴み方が場当たり的になってしまったため、このミュウツーと組み合わせると強いポケモンは何なのか、後発や補完にどんなポケモンがいると良いのか、しっかり考えるとより良いパーティができる気がしました
(まあこのルールができるのあと少しなのですが...だから若干未完成なままでも投入してしまいました。けど使用感だけでも掴めたのでよしとします)