ポケモン「ソード」なら、カッコイイ剣技は一通り使っておくべきでは?ということでしんぴのつるぎを使ってみようと思い、ケルディオを使ったパーティを作ってみました。
【パーティができるまで】
メモです。
まずケルディオをサポート役にするか、アタッカーにするか。
一番安定するのはサポート役。コーチング、ファストガード、ちょうはつ、こごえるかぜなど便利な技が揃っている。
しかしコーチングサポーターはライバルも多く、ゼラオラ、ザマゼンタ、コジョンドなどがいる。これらのライバルと比較すると一応水の耐性など差別化点はあるものの劣化の雰囲気を感じた。
アタッカー路線については、ダイナックルを高威力で使えたり、激戦区の90~100族あたりを上回る素早さ、ダイジェットが使える、耐久もバランスが取れている、と、禁止伝説だらけの環境だから埋もれてしまっているものの本来ダイマックス適性はかなり高いポケモンと見れる。きょじゅうざん半減でもじゃれつくが弱点だったり、ダイジェット合戦には弱かったり、レジエレキには弱かったりと苦しい面はあるものの、個性を感じるダイマックスエース型を試してみることに。
ケルディオは素早さが高めで自身もダイジェットが使えるものの、それより速いザシアンや黒バドレックスがうようよしてるのでサポートは欠かせない。素早さサポート、耐久サポートの両方ができるエルフーンを入れてみることに。初手からケルディオと出すこともできるが、状況を整えてからケルディオを出すのも良さげ。
ザシアンは、ケルディオが苦手なイベルタルに強く、またケルディオのダイジェットやダイナックルを乗せると更に強くなるので採用。
ケルディオのダイストリームの威力を増すためにカイオーガも採用。結局どんな型が良いかはわからずチョッキ型に。
次に、ケルディオはエルフーンザシアンがきついのでそれに対抗するためのポケモンを探してみる。メガネねっぷうで焼き払うのがシンプルで直前までレシラムかボルケニオンが候補だったものの、物理耐久を伸ばしたメガネ黒バドレックスも良い感じではないかと思い今回はメガネ黒バドレックスを試してみることに。
最後に、ここまでのポケモンがレジエレキにかなり弱いため、電気無効のグラードンを採用してみた。火力を伸ばすことでトリックルームパーティに甚大な被害を与えに行く。
【個別解説】
ケルディオ
おくびょう@命の球 167-*-110-181-110-176 (4-*-0-252-0-252)
だくりゅう、しんぴのつるぎ、エアスラッシュ、まもる
一部界隈で人気の聖剣士ポケモン。水・格闘タイプで、格闘タイプとしては珍しい特殊寄りの種族値。素早さも高く、この環境では連撃ウーラオスよりは強いのではないでしょうか。ガオガエンに対して強く、水技はもちろん、晴れの場合やトリトドンがいる場合にも威嚇の影響を受けない特殊格闘技で攻撃できます。またトリックルームを狙うディアルガをてだすけダイナックルで倒すこともできます。
特性が実質無いのが惜しいところ。
コーチングサポーターにする手もあったものの、今回はダイマックスエースに。高威力のダイストリームと、味方を強化しつつ攻撃できるダイナックルとダイジェットを使います。
だくりゅうはなんとなく範囲技として持たせてみたものの、ダイストリームの威力重視でハイドロポンプでもいいのかもしれません。
不一致ながらダイジェットがなかなか強かったです。上手く並べるのが地味に難しかったですが、グラードンやザシアンと並べてダイジェットやダイナックルを使えるとかなりの攻勢に入ることができます。禁止伝説ポケモンが強すぎるだけで、ケルディオも本来十分強力なポケモンだと感じました。
エルフーン
ずぶとい@メンタルハーブ 167-*-144-*-102-136 (252-*-204-*-52-0)
てだすけ、あまえる、ひかりのかべ、おいかぜ
素早さ操作は勿論、火力強化、耐久サポートまでなんでもござれの耐久エルフーン。以前はてだすけよりマジカルシャインが欲しくなることが多かったのですが、範囲技の多いこのパーティではてだすけで正解でした。
カイオーガ
ひかえめ@とつげきチョッキ 205-*-111-222-161-112 (236-*-4-252-4-12)
しおふき、こんげんのはどう、れいとうビーム、かみなり
ケルディオの水技を強化するシナジーだけを考えて採用。グラードンに即襲撃できるのは確かに面白いものの、ケルディオがそこまでグラードンを苦手としているわけでもないのでそれだけのためにカイオーガを採用することもなかったのかもしれません。耐久力を活かしてイベルエルフーンに様子見で出したりトリックルームパーティとの戦いを支えてもらったりしましたが、選出率も低く他にもっと適任がいたような気がしました。
ザシアン
いじっぱり@くちたけん 199-244-135-*-136-168 (252-252-0-*-4-0)
きょじゅうざん、じゃれつく、でんこうせっか、まもる
対パルキアやゼクロムなどのドラゴンに不安を感じたのでせいなるつるぎではなくじゃれつくを採用しました。
レパルダスやエルフーンにでんこうせっかが間に合わず苦しかったことがあったので、これらを抜けるところまで素早さを伸ばしておくべきだったかと思っています。エルフーンを抜こうとするとケルディオのダイナックルから繋がらなくなってしまいますが、それ以上に重要であるように感じました。
黒バドレックス
おくびょう@こだわりメガネ 176-*-131-186-121-222 (4-*-244-4-4-252)
アストラルビット、ワイドフォース、マッドショット、かふんだんご
防御を伸ばすことできょじゅうざんやかげうちに耐えれるようにしたメガネ黒バドレックス。主に対エルフーンザシアンを想定しての採用で、実際その相手には活躍しましたが、相手にイベルタルや黒バドレックスがいると途端に出しにくくなるのは難点でした。エルフーンザシアンに強くこれらの相手にもそこまで臆さず出せるという点ではレシラムに分がありました。
グラードン
いじっぱり@こだわりハチマキ 191-222-161-*-111-126 (124-252-4-*-4-124)
だんがいのつるぎ、ヒートスタンプ、ストーンエッジ、でんじは
主に電気対策として採用されたグラードン。またここまでトリックルームパーティも苦手だったため、こだわりハチマキを持たせ、他の範囲技持ちポケモンやケルディオのダイナックルと合わせて相手の初手の一掃を狙います。
たまにダイマックスするのでダイウォールのための補助技を持たせました。なんとなくでんじはにしましたがこれがベストなのかはわかりません。
ケルディオの水技の威力を下げてしまうためアンチシナジーであるように見えますが、意外と気になる場面はありませんでした。
反省点
・イベルタルが重かった
エルフーンで干渉できず、ザシアンで対抗しようにも相手のエルフーンのあまえるを受けてしまう。もう少しよく対策を考えておくべきでした。
・トリックルームを決められると為す術がない
トリル対策が始動潰しに偏っており、上手く阻止できないと非常に辛い展開になります。トリックルームをされても大丈夫と言えるようなポケモンが1匹欲しいところでした。
・カイオーガの枠は要調整
カイオーガは水の役割がケルディオと被りいまいち活躍させることができませんでした。上記課題の解決のため他のポケモンに変更してよさそうです。
終わりに
ということで今回はダイマックスエース型のケルディオを使ってみました。禁止伝説と比べるとパワーでは劣ってしまいますが、高速特殊格闘という面白い性質を持つポケモンでした。味方を強化しながら戦えるので、良い相方が見つかればもっと活躍させれそうな気がしました。