EVO Japan2024のサイドトーナメントにて、優勝することができました!!
EVO Japan サイドトーナメント ロックマンエグゼ6、優勝しました!!👍️日本一のネットバトラーになったぞ!!!https://t.co/6j9vyjD8tG pic.twitter.com/M5Ta9Nkgdl
— マイケル/Koutaro (@rep_maikeruVGC) 2024年4月28日
記念に、使用したカスタマイズやその裏話を書いていこうと思います。ファルザー版の変身をフル活用できる、ファルザー版の集大成とも言えるエグゼ6らしいカスタマイズになったのではないかと思います。
【概要】
ステータスガードで守りを確保しつつ、シュウセイバスター、クロスのためうち、バグデスサンダー、獣化状態などファルザー版の持ち技を使い分け多彩に攻めるロックマン。
-ステータスガードを付けて安定した戦い方ができるようにしたい
-シュウセイバスターでいつでも相手を攻撃できるようにしたい
-頂点に立とうとするならその象徴として、エグゼ6ならではのビーストアウトを上手く使える戦法にしたい
というのがコンセプトです。
ステータスガード付与の有力カードであるプラネットマンを入れるとBがクラックシュートになってしまうためクロスを解除された時にシュウセイバスターが使えなくなるという弱点を、バグデスサンダーと組み合わせて獣化時もシュウセイバスターを使用できるようにすることで克服しつつ獣化を活かせるようにしたロックマンです。
複数の攻め方があり、相手に応じて攻撃を使い分けることができます。各変身や攻撃手段に役割があり、ファルザー版の変身の力を余すことなく発揮できるロックマンです。
シュウセイバスター
このロックマンの基本装備。バスターアップとバグシュウセイ使用後は威力10のバスターが、3/16の確率で威力100の暴発バスターになります。相手を閉じ込めたときは勿論のこと、閉じ込めれていない時でもヘビーゲージ下では着実にダメージを重ねることができます。また相手のシュウセイバスターとの撃ち合いで不利を取らないための装備でもあります。シュウセイバスターにはシュウセイバスターを。カワリミをいつでも剥がすことができるのも便利です。
改造カードにより一定確率で相手の足元が右矢印パネルになります。Bためラケットやテングクロス、スラッシュクロスなどエリアを奪って接近を狙ってくる相手を追い返したり、バグデスサンダーを避けにくくするのに時々役立つ追加効果です。
Bクラックシュート
相手にクロスを剥がされてしまった場合は通常状態に戻ってしまい、BボタンもバスターではなくBクラックシュートになってしまいます。
ただBクラックシュートにも使い道があり、グランドマンやブルースSPの予防、相手にアンインストールが決まっていれば相手の接近拒否や確実なエリア奪取に使える手段となります。クロスを剥がされても慌てずBクラックを上手く使いたいところ。
またバグデスサンダー未使用時はためうちが通常のチャージショットとなります。威力100のためうちで通常形態でもある程度相手と撃ち合うことができます。
バグデスサンダー
獣化+10バスター+バグデスサンダーは相性が良く、基本的に獣化ロックマンは相手のカワリミ剥がしを苦手としますが、バグデスサンダーにより通常バスターが撃てるようになることでその弱点を克服することができます。
ドリームオーラやバブルラップを破壊できるのが頼もしく、また相手のインビジ中の暇潰しにもぴったりです。基本的にはバグデスサンダーとシュウセイバスターを組み合わせながら相手を追い詰めていきます。
クロスためうち
相手によってはあえてバグデスサンダーを使わずにクロスのためうちで戦う選択肢も取れます。相手ボディの弱点を突ける場合のアクアクロスやトマホーククロス、エリアを奪いきれそうな場面でのテングクロスがその選択肢に入ります。
グランドクロスはためうち目的では変身しませんが、アンインストールを受けてしまった時に再度スーパーアーマーを装着するために使用します。
獣化チャージ
相手もヘビーゲージ戦法でヘビーゲージが無駄になる場合、アンインストールを外してしまいデスマッチやスーパーバルカンの効果が狙えない場合などには獣化のAチャージ技として使用します。ファルザークローは状況を問わず当てやすく、威力の高いクロスビースト技はアンインストール+デスマッチが決まった時や、ステガのない相手にバグデスサンダーが当たってマヒした時に狙うことができます。
また獣化を3ターン使用した後であれば、いざという場面で超獣化を使うこともできるようになります。
【環境考察】
環境として意識したのは以下の戦法で、これらが三つ巴になっていると考えました。
・シュウセイバスター(押し込み吸い寄せorヒビ吸い寄せ)
・CSインビジクイックゲージ(フォルダパワー構築)
・凍結バスター
基本的には押し込み吸い寄せシュウセイバスターが最強と考えており、それに有利を取れるのが凍結バスター。シュウセイバスター系統はステータスガードを組み込むのが難しいことから、凍結バスターはバスターミラーでは無類の強さを誇ります。
ただ凍結バスターはBためインビジに対してはダメージを取りにくく、フォルダパワーも負けているため不利を取る、という認識です。
↑(と「思って」ます。実際には押し込み吸い寄せバスターも凍結バスターもCSインビジクイックゲージも使ったことはないのでわかりません。最も、押し込み吸い寄せはトマホーククロスを上手く守りきれば凍結バスターも封じれるので、やはり押し込み吸い寄せが最強かもしれません)。
表にするとこんな感じ
この中で特に凍結バスターとインビクイゲには負けたくないので、これらに強い、あるいは不利を取らない戦法、というのを要件として考えました。(こっちもBためインビジを使えばいい?私はBためインビジとクイゲのアンチです)
この環境考察に上のステガバグデスバスターを当てはめると、凍結バスターには有利を取れ、インビクイゲとも互角に戦えます。のけぞりバスターに対しては少し不利ですが、ギリギリプレイングで誤魔化せる範囲と考えました。
【改造カード】
プラネットマン→ジーラ→トトポール→マグニッガー→サテラ
-ステータスガードを付けることができ、HPも大きく強化してくれるプラネットマン
-バスター威力を大きく上げてくれるジーラ
-チップリカバリーでの大幅な耐久強化とメガ枠拡張までしてくれるトトポール
-少容量でエアシューズを付けれてラピッドまで強化してくれるサテラ
-右矢印で接近してくる相手にある程度抗えるようになり、ボディも弱点を突かれにくいエレキボディにしてくれるマグニッガー
となりました。
マグニッガーは余った枠に入れたものですが、バスター右矢印は相手の接近の拒否の他、バグデスサンダーを避けにくくする、エリアを取りやすくする、など地味ながら良いシナジーを形成してくれたと思います。
【ナビカス】
スーパーアーマー、アタックMAX、アンダーシャツは必須枠。素早くバグシュウセイやバスターアップを引きたいのでカスタムも8まで伸ばします。バグデスサンダーではない通常のためうちで戦う選択肢も取れるようにチャージもMAXに(バグデスサンダーはチャージレベル関係なくため時間が一定です)。バスター系パーツははみ出したりコマンドラインに乗せたりして空撃ちバグレベルを3まで上げ、シュウセイ後の暴発率を最大まで高めます。残りでHPを伸ばしました。
初手ダストクロス戦法としてはファーストバリアもビートサポートも無いのはかなりの不安要素ではありますが、カスタムを減らすのは本末転倒になるため、ファーストバリアは妥協しました。
【チップフォルダ】
-ダストクロスの効果を素早く使うためにレギュラーチップはフルカスタム。
-バスター威力を10にするために必要な2枚のバスターアップは引く確率を上げるために2枚をタッグチップに。
-バグシュウセイもコンセプト上必須チップ。
-相手のクイックゲージ戦法に不利を取らないよう、ヘビーゲージも2枚採用。
-エリアスチールは相手のエリア奪取に対する守りとして使ったりバグデスサンダーやクロスためうちを当てるのに有用なので5枚。
アンインストールはカワリミマジック対策というのが一番の理由。これを採用したことでデスマッチやスーパーバルカンをフォルダに入れるようになりました。
ドリームオーラはためうち合戦になった際に一方的な有利を取るために採用。
シラハドリはテングクロスを保護するためにカワリミの枠1枚を割いて採用しました。ダストクロスで回して確保しておき、そろそろテングクロスになるというタイミングで使います。
アイスシードは対シュウセイバスターなど正面に立たれたくない相手との戦いを想定しており、相手を正面に立たせずにこちらは一方的にバグデスサンダーで攻めます。氷パネル上を滑らず移動できるアクアクロスに対してバグデスサンダーが強いのも良いシナジーです。サンクチュアリを消す用途にも使えるので、エレメントマンをビートの餌にしやすくなります。
デスマッチはアンインストールを当てた相手の身動きを取れなくするためのチップで、グレイガ版には非常によく効きます。
スーパーバルカンはメガギガ枠が少なくフォルダパワーの低いこのフォルダの切り札と呼べるチップ。獣化状態では50×10の500ダメージを与えることができ、チップリカバリーによる粘りを許さずに倒し切ることができます。このチップのおかげで獣化状態で相手を倒す絵になりやすく、この戦法のコンセプトを上手く体現できるチップになったと思います。アンインストールを当て、デスマッチやバグデスサンダーから確実に決めたい攻撃です。
メガクラスは、ドリームオーラを剥がせる攻撃力があることと、相手の弱点を突きやすいこと、当てやすいことが要件で、コードBの2種を選択。ただここはコードTのトマホークとテングでもいいかもしれません。シュウセイバスター意識だとブルースが当てやすいB、Bクラック系やキラービースト系を意識するとTになるかなと思います。
【決勝戦アーカイブ】
【配信プレイングQ&A】
Q:相手のBクラックでめっちゃのけぞってたけどなんでグランドクロスにならなかったの?
A:グランドのこと忘れてました
Q:いい感じにクサムラでブラストの使い所だったのにビートの餌にしたのはなんで?
A:ビートのこと忘れてました
Q:いらんカットインしてトマホークが即ブラストに剥がされてたよね
A:びっくりしちゃった
他にも、もっとこうするとよかったかもなことはあったり、バグデスをあまり使ったことがなかったのでもう少し練度を上げた撃ち方ができそうと思ったなど、振り返ると色々あります。
エグゼで完璧なプレイをするのは難しいものですが、今後も腕を磨いていきたいところです。
【終わりに】
自分が17年前に実現したかった、大会決勝戦でのグレイガとファルザーの頂上決戦を、公式大会でこそないもののEVOのサイドトーナメントという場でついに実現することができました。ファルザー版の力を集約したこのカスタマイズで勝てたこと、とても嬉しく思っています。
一旦頂点に立つことはできましたが(参加できなかった人のことも考えると唯一の最強を名乗れるかは怪しいですが)、今後もやることは変わらず、色んなカスタマイズを試しながら配信で遊び、ロックマンエグゼの楽しさを味わい広めていければと思います。カプコンの公認配信者になりたいな!!
私のチャンネルではほぼ毎週エグゼ5・エグゼ6の対戦配信をやっているので、よければぜひ気軽に遊びに来てください。エリアスチール配布やレコードコンペアなど、対戦に必要な準備もサポートします!
(ポケモンSVやポケモンBDSPの対戦配信もやってます!)
また今回の優勝記念として、当時の記事を有料記事として公開していたものを無料公開にしました。よければこの機会にぜひご覧ください。
↓こっちは当時の地区予選である東京大会で使用したカスタマイズです!当時の実況付き大会動画付き