今度のピックアップレイドはバンギラスとボーマンダ。2匹とも高い能力を持つ600族であり対戦での活躍の場も多いと思われるため、ここでできる限り良いテラスタイプのものを捕まえておきたいところ。(バンギラスについては、★4であればレベル50で対戦用にすることができる大変珍しい個体です！)
ということでそれぞれがどのテラスタルと相性が良さそうか、考察してみることにしました(タマゴ孵化で簡単に手に入るテラスタルは除きます)。
バンギラス
バンギラスはテラスタルとの組み合わせが少々難しいポケモン。というのも、特性のすなおこしが岩タイプと相性抜群というのが強みなのに、タイプを変えてしまうと砂ダメージを受けたり特防上昇が無くなってしまいます。
なので不一致テラスタルに関しては基本的には積極的にテラスタルするよりは、いざというときにテラスタルするような使い方が合いそうです。積極的に使うのであれば、バンギラスは積み技であるりゅうのまいを覚えるので、弱点攻撃をテラスタルでかわした隙にりゅうのまいで形勢逆転、といった使い方が良いように感じます(なお、今作ではロックカットは習得していません。)
今作ではパワージェムを習得しましたが、うっぷんばらし、ばかぢからなどを没収されてしまいました。
良さげなテラスタイプ
草
対キノガッサ性能が光るテラスタイプ。キノコのほうしが効かなくなり、格闘技でも弱点を突かれなくなります。砂でタスキを潰すこともできるため、炎技や氷技でそのまま倒すこともできます。
他には苦手な水タイプや地面タイプに対する相性逆転としても使うことができ、トリトドンのような草4倍弱点ポケモンへの奇襲に使うこともあるかもしれません。
虫弱点が一貫する点には注意が必要ですが、比較的許容しやすい一貫でもあるように感じます。
ダブルでいかりのこな対策として使われる日もあるかもしれません。
ひこう
地面が無効に、格闘と草が半減になります。テラバーストがあればそのまま格闘や草を返り討ちに。
悪
一致テラスタイプではありますが、今現在バンギラスは直接野生では出現しないため、不一致テラスタルと同程度にレアなテラスタイプです。岩タイプの弱点から解放され、威力不足が深刻だった悪技の威力が高まります。ダブルでは上手にダメ押しを使うことができれば非常に高いダメージを出すことができそうです。
可能性は感じるテラスタイプ
毒
フェアリーや草との相性が逆転し、格闘や虫に対しても耐性が付きます。地面弱点が一貫する点には注意が必要です。
炎
やけどが効かなくなり、鋼・草との相性が逆転、またフェアリー・虫に対しても耐性が付きます。ただし地面・水は弱点が一貫します。
虫
弱点である草、地面、格闘に耐性を持つことができます。これだけであれば飛行タイプでもできるものの、飛行との違いは弱点が炎・飛行・岩であり、炎と飛行に対してはバンギラス本来の岩タイプが強く、弱点を狙ってくる相手への対処がしやすい点で飛行より優れます。ただし格闘に結局良い打点がないため、格闘への対処は基本的に他のポケモンに任せることになりそうです。
ゴースト
4倍弱点だった格闘を無効でやりすごすことができるようになり、ついでに虫に対する耐性も得ることができます。弱点の悪・ゴーストにはテラスタル前に耐性があるため、弱点を狙われにくいです。
かくとう
どちらかというと攻撃面を意識してのテラスタル。ばかぢからは没収されてしまいましたがけたぐりはキョジオーンに対する最大打点であり、他にかわらわりやボディプレスも習得します。ボディプレス型の場合、普通はゴーストタイプへの打点に困るところ、バンギラスは悪技が使えるので一致で反撃できます。弱点もエスパーや飛行はテラスタル前には受けにくいですが、フェアリーは一貫することに注意が必要です。
ボーマンダ
高い種族値と特性いかくを併せ持つポケモン。種族値は攻撃のほうが高いですが特攻も十分に高いため特殊型もしっかりこなせます。というより今作では物理型は小回りの利かないげきりんを除き技威力が低いため、特殊型のほうが瞬発的な火力を出すことができます。
今作でサイコファング、アイアンヘッドを習得しました。
特性は、じしんかじょうも活用できる場面はありますが、汎用性に優れるのは威嚇であるように思います。
テラスタルは、攻撃面では威力の底上げができたり鋼タイプに有効打を持てること、防御面では4つの弱点を上手くカバーできることが重要になりそうです。
良さげなテラスタイプ
はがね
タイプ耐性が一気に逆転し、4つの弱点全てに耐性を得ることができます。ガブリアスやドラパルトなどを相手にしても弱点攻撃を半減して反撃したり竜舞を決めることができます。防御面では最高のテラスタルでしょう。技スペースは苦しいですが新技のアイアンヘッドも相手にとっては嫌らしい技です。
ひこう
ボーマンダのタイプ一致テラスタルですが、ボーマンダは直接野生では出現しないため、不一致テラスタル同様に入手が難しいタイプです。
物理型ならダブルウイングがまとまな威力で使えるようになり、特殊型ではエアスラッシュやぼうふうの強化に使えます。環境ではコノヨザルが猛威を奮っているので、コノヨザルを一撃で倒すためにこのテラスタルの力を借りたい場面があるかもしれません。
弱点の面ではドラゴン・フェアリーの弱点が消え氷が2倍弱点になるだけで他に弱点が増えたりはしないため、いくらか防御目的で使うこともできます。
ほのお
特殊型であれば攻撃面での相性が良く、一致技が効きにくい鋼に対して強化された炎技での一撃ダウンが狙えるようになります。地面と比べると無効タイプもないため、鋼タイプの飛行テラスタルに対してもダメージを与えることができる点で安定感があります。
また防御面でも4倍弱点である氷技を半減で受けることができます。ただし岩技は一貫して弱点であるため注意が必要です。
じめん
物理型向き。こちらは攻撃面での相性が非常に良く、テラスタルじしんはメインウェポンも十分こなせる威力。岩タイプへの耐性も得ることができます。
ただし氷技は引き続き弱点であることや、突然の飛行テラスタルによる地面技の無効化には注意が必要です。
その他可能性を感じるテラスタイプ
みず
特殊型の候補。ハイドロポンプの威力が高まり、カバルドンの一撃ダウンが狙えるようになります。
本来やや苦手であった岩タイプにも少し有利になります。また4倍弱点だった氷に耐性があるのも利点。
ノーマル
物理技の威力不足に悩むボーマンダですが、ノーマルテラスタルするとすてみタックルを高威力で使うことができるようになります。ハチマキ型を考えている場合などは、小回りの利く瞬発火力が出せるノーマルも選択肢に入るかもしれません。
またボーマンダに格闘技は飛んできにくいことから、弱点を突かれる心配も少ないです。
くさ
粉系の技が効かなくなります。どうしても持ち物を使わずに粉技を対策したい場合や、トリトドンなどに奇襲したい場合に。
あく
いたずらごころが効きません。どうしても対策したいいたずらごころポケモンがいるときに。
でんき
マヒが無効。どうしても持ち物を使わずにマヒ対策したい場合に。
終わりに
ということでバンギラス・ボーマンダと相性の良いテラスタルについて考えてみました。ただ今回の考察は環境を考慮していないので、環境によっては特定のポケモンの対策のためにピンポイントなテラスタルが必要になることもあるかもしれません。★5を全部倒すのは少々面倒ですが、★4であればテラスタイプに関わらず一通り捕まえておく、くらいがいいのかもしれません。
