せっかくヒスイ地方からのポケモンがパルデアに上陸したし、またヒスイビートやってみたくない？しかも今回はボルトルネランド全員新技習得！しかも新顔のラブトロスまで参戦！ディアルガそっくりのヒスイヌメルゴンまで参戦！これはやるしかないだろう！ということで組んでみたパーティ。
【WCS2022 Day1 & Day2】ギラティナヒスイビート改 - maikeruのポケモン育成日記
【コンセプト】
追い風からのボルトルネランドラブの嵐技で勝つ！
嵐技の命中を補うためにあまごいも採用
以上
【個別解説】
霊獣ボルトロス
ひかえめ@こだわりメガネ テラスタイプ：水 181-*-91-216-101-126 (212-*-4-252-4-36)
かみなりあらし、かみなり、テラバースト、ボルトチェンジ
待望の範囲攻撃技を高い特攻から存分に振るうことができます。
でんきタイプの一貫性が高いため、こだわりメガネでパワーを上げることに。
技はかみなりあらしが確定。単体威力が高いかみなりと、何か使い所がありそうな気がしたボルトチェンジも採用。またテラスタル&雨との合わせ技でメインウェポンのような威力が出せるテラバーストも採用しました。
テラスタイプは水を選択。弱点の氷タイプに耐性が付き、また特性のちくでんのおかげで弱点は草のみになります。また雨天候も合わさればテラバーストの威力も高く、並以下の耐久なら等倍で一撃、弱点ならチョッキでない多くのディンルーも一撃で倒せる威力になります。
努力値は、今回はパワーを重視してみようとひかえめ特化に。物理耐久は204カイリューのハチマキノーマル神速確定耐えまで伸ばし、残りを素早さに回すことでちょうど追い風時最速スカーフ100族抜きです。カイリューからしんそくが飛んでくることは多かったのでこの耐久調整はかなり活きました。今回は困らなかったものの、ウーラオスやイーユイの上を取りたいということであればおくびょうHSのような調整になりそうです。それはそれでありかもしれません。
技は実際のところかみなりあらししか使わず、他の技はまだ検討の余地があるような気がします。
トルネロス
おくびょう@きあいのタスキ テラスタイプ：ひこう 155-*-90-177-100-179 (4-*-0-252-0-252)
こがらしあらし、あまごい、おいかぜ、まもる
おいかぜやあまごいでこちらの攻撃の起点を作る司令塔。隙あらばこがらしあらしで攻撃に加勢します。
技はこがらしあらしとおいかぜは確定。初手で様子を見ることも多いのでまもるもぜひとも欲しいところ。最後の枠には、コンセプトである嵐技の命中を上げることができるあまごいを採用。こごえるかぜもぜひとも欲しい技でしたが今回は見送りました。
ミラーで挑発が飛んでくることも十分に考えられるので最速。耐久はタスキに任せて特攻に全振り。今回は細かいことは考えなかったものの、もしウーラオスのすいりゅうれんだを受ける可能性があるのなら少し防御に回してすいりゅうれんだを耐えれる可能性を上げてもいいかもしれません。
ランドロス
おくびょう@いのちのたま テラスタイプ：じめん 165-*-110-167-100-168 (4-*-0-252-0-252)
ねっさのあらし、サイコキネシス、ヘドロばくだん、まもる
新技ねっさのあらしは火傷の追加効果がある強力な技ですが、ランドロスの特性ちからずくが乗れば追加効果なしの代わりに威力130の範囲攻撃となります。これを活かしてみることに。
持ち物はちからずくと相性の良い命の珠に。
努力値は、イーユイやウーラオスの上を取れることの意味が大きいので最速に。
技はねっさのあらしとまもるは確定。残りにはモロバレルや連撃ウーラオス、ランドロスへの打点となるサイコキネシスと、ねっさのだいちを半減する草への打点になるヘドロばくだんを採用しました。
テラスタイプはなんとなくじめんにしましたが、ウーラオスやパオジアンに睨まれた時が苦しいままだったので、氷や水に耐性のあるタイプにして対処する選択肢を増やしてもよかったのかもしれません。水と氷に耐性が付く水、水は等倍ながら多くのタイプに耐性が付く鋼などが候補でしょうか。
ラブトロス
ひかえめ@オボンのみ テラスタイプ：フェアリー 181-*-130-205-121-66 (252-*-0-252-4-0)
はるのあらし、マジカルフレイム、ちょうはつ、まもる
LEGENDSアルセウスで登場した第4の「トロス」がついにパルデア上陸。化身フォルムと霊獣フォルムで種族値がガラッと変わるポケモンです。
どう使うか悩んだところ、速めのアタッカーは十分いるような気がしたので、霊獣フォルムで耐久力を活かしてトリパ風の相手に戦う型としてみました。
努力値は特に理由なくHC。ちょっと素早さを伸ばしておいかぜで最速ウーラオスを抜けるくらいにしてもいいのかもしれません。
技ははるのあらしが確定。サブウェポンにはなんとなくマジカルフレイムを採用し、補助技には相手のトリックルームを止めるためのちょうはつと、立ち回りに幅を持たせるまもるを採用しました。
持ち物はこれといったものが浮かばず、ひとまず耐久力を活かすためのオボンのみに。
配信中に気付いたところ、はるのあらしは他の嵐技と違って天候の影響を受けず、つまり雨下でも命中80のままとなるようです。これが気になるなら持ち物をこうかくレンズにするのも視野で、悩ましいところ。
テラスタイプは火力強化と飛行由来の弱点を消すためになんとなくフェアリー。パオジアンからのダメージを抑えるために役立ちました。電気以外の弱点に耐性が付く鋼もありだと思います。
まだまだ手探りのポケモンではありますが上手く開拓していきたいところです。
ヒスイヌメルゴン
(寝る時殻に籠もるのが可愛い)
いじっぱり@こだわりハチマキ テラスタイプ：じめん 185-167-121-*-171-82 (236-252-4-*-4-12)
アイアンヘッド、げきりん、じしん、アイススピナー
優秀なタイプと耐久種族値を持ち、技範囲も広い、一般版ディアルガとも呼べるようなポケモン。
種族値は特攻のほうが高いものの攻撃も100あり、今回は嵐を使うここまでの4匹が全員特殊アタッカーということもあり、役割分担のために物理型に。
持ち物は火力不足を補うこだわりハチマキに。
技は、メインウェポンはアイアンヘッドとげきりんに決定。ここまでの4匹が全員浮いていることを活かせるじしんも採用し、最後の枠にはランドロスやカイリューに奇襲するためのアイススピナーに。相手のサイコフィールドの破壊などにも役立ちます。
げきりんはそれなりに使用します。タイプゆえフェアリータイプを呼ばないところも使いやすさに繋がっているのかもしれません。
努力値は、ほぼHA。追い風時に最速ウーラオスを抜けるようにほんの少しHPを素早さに回しています。
テラスタイプは、弱点が一貫せず、ハチマキ地震の威力も高めることができる地面に。
初手で出すことが多く、序盤を支えてくれるポケモンとしてかなり活躍してくれました。
イダイトウ
いじっぱり@しんぴのしずく テラスタイプ：みず 196-180-88-*-96-127 (4-252-20-*-4-228)
ウェーブタックル、おはかまいり、アクアジェット、まもる
あまごいを活かせるすいすいアタッカーとして採用してみたポケモン。ただ実際はというと全然出し活躍させてやることができませんでした。
努力値は、まず攻撃特化。素早さはすいすい時に準速レジエレキ抜きまで伸ばし、残りは耐久に回しました。
技はメインウェポンのウェーブタックル、終盤に高い威力を出せるおはかまいり、先制技のアクアジェット、立ち回りに幅を持てるまもるを持たせました。
ここまでのポケモンたちがパオジアンなど氷が辛めなので、それを解決できるポケモンにするのがよかったのかなと感じています。
【振り返り】
・専用技の嵐がどれも強い
命中不安ながら、高い数値を持つボルトルネランドラブの範囲攻撃は強い。命中を補うことができれば尚更。
・パオジアンがきつい
飛行タイプ4匹のパーティなのでそれはそう。ちなみに電気タイプは霊獣ボルトロス、ランドロス、ヒスイヌメルゴンがいるのでそこまで気にならなかった。
・雨を使う関係上連撃ウーラオスもきつい
うっかりあまごいをしたところアクアジェットが強化され、相手の先制技2発でこちらのポケモンがやられる状況を招いてしまったことがありました。
・イダイトウの枠もっといいポケモンがいるんじゃないか説
イダイトウを水ウーラオスにすればパオジアンに強いし追い風ターンを無駄にしないし雨で火力強化もできるし岩も半減だしぴったりかもしれない。ヒスイビートではなくなってしまいますが...。
・テツノツツミどこ行った？
仲間大会で全く見かけなかったテツノツツミ。パーティ的にかなり苦しい相手なので使用動向は気になるところ。他の環境要因で駆逐されたならそれはこのパーティにとってはありがたい話なのですが、あのスペックのポケモンがこのまま前線を退くことなどあるのだろうか...?
【終わりに】
ということで翡翠嵐ビートでした。強力な範囲技を追い風に乗って振り回すというシンプルなコンセプトのパーティであるため、扱いやすくかつパワーがあって楽しいパーティでした。まだまだ改善の余地があるので、環境の進みと共に改良を加えていきたいと思います。
