ディンルーとチオンジェンが硬すぎて一撃技が流行っているらしい。であればその環境に乗ろうではないか!ということでノーガード地割れコンボが狙えるパーティを考えてみました。
【パーティができるまで】
まず特性がノーガードのポケモンが必要になるため、特性ノーガードで使える唯一のポケモンであるルガルガン(まよなかのすがた)が確定。
スキルスワップ役としては、今作新たにスキルスワップを習得し、ヨガパワースキスワができるようになったチャーレムを採用。
地割れ役として望ましいのは「硬い」「素早い」ポケモン。地割れを覚えるポケモンの中にその要件を満たす良いポケモンは、種族値的には一見いないものの、合体ヘイラッシャがそれに当たると考え採用。シャリタツも入れて、これでコンセプトとなる4匹が確定。
残るは補完枠。チャーレム・ルガルガンは上を取られると厳しいこと、合体へイラッシャもハバタクカミやテツノツツミには抜かれてしまうため、それらに対抗するためにトリックルームを採用。起動役にはねこだましがあるチャーレムが参加できるので、トリル役には行動保証があり先制技もあってハバタクカミにも強く立ち回れるミミッキュを採用。アタッカーとしては物理主体のパーティであるため特性のデメリットを受けにくいディンルーを採用。
【個別解説】
ルガルガン(まよなかのすがた)
いじっぱり@ピントレンズ テラスタイプ:水 165-183-96-*-96-129 (36-252-4-*-4-212)
ストーンエッジ、いわなだれ、てだすけ、まもる
今回のコンセプト上必須となるポケモン。アクセルロックがほしかった...まよなかのすがたにもください;
どう活躍させるか悩んだものの、ピントレンズを持たせてストーンエッジが1/2の確率で急所に当たるようにしてみました。威嚇や相手の能力上昇を無視できる可能性があり、特にヨガパワーをスワップされた時にはすさまじい威力になります。
努力値は攻撃特化、素早さも高めということでなんとなくにペリッパーを意識して最速65族抜きまで伸ばして残りを耐久に。素早さラインはこのへんはスカスカなので、耐久振りウインディを余裕をもって抜ける程度まで下げて耐久に回してもいいのかもしれません。
技の残りはなんとなくの範囲技でいわなだれと、何かあった時に役立つかもしれないとてだすけを持たせてみました。ただ高速アタッカーのいないこのパーティではやはり微妙でした。他にもっといい技があるかもしれません。
テラスタイプは耐性を意識して水に。アクアジェットやバレットパンチなどの先制技に耐性が付いたり、他にも色々な攻撃を耐えれるようになります。
特性ノーガードのおかげでストーンエッジを使いやすく(ヨガパワーをスワップすると命中は80になってしまいますが)、意外といい仕事をしてくれました。多少運に左右されてしまいますが、このポケモンを使うからにはそれは上等と受け入れるべきなのかなとも思います。
チャーレム
いじっぱり@きあいのタスキ テラスタイプ:ゴースト 136-123-96-*-96-132 (4-252-0-*-0-252)
インファイト、スキルスワップ、みきり、ねこだまし
スキルスワップ役。今作でスキルスワップを習得したことで強特性ヨガパワーを他のポケモンに渡すことができるようになりました。今回のパーティは物理主体であるため、このコンボとも相性が良いです。
努力値は、まず単体でも良い仕事ができるように攻撃に特化。残りはコンボの成功率を高めるために素早さに全て回しました。この素早さがそれほど活きたようには思わないので耐久に回してもいいかもしれません。
テラスタイプは相手のねこだましやしんそくを無効にするためにゴーストに。
技は、高い攻撃力でディンルーやミミズズにも大ダメージを与えることができるインファイト、コンセプトのスキルスワップ、優秀なサポート技のねこだまし、残りはコンボを決める隙を伺うためのまもるを持たせました。
インファイトの火力が高く、加えてコンボ要員にねこだまし要員にと、出番の多く頼れるポケモンでした。
ヘイラッシャ
ようき@たべのこし テラスタイプ:はがね 241-121-136-*-104-92 (124-4-4-*-148-228)
ウェーブタックル、じわれ、みがわり、まもる
今回のパーティのじわれ役。
相手を崩す手段としてはじわれを頼りにし、努力値は攻撃にはほぼ回さず耐久と素早さを優先しました。素早さは素の状態でもチオンジェンの上からみがわりやじわれができるように4振りチオンジェン抜きまで伸ばしました。寿司ミラーでもじわれの試行回数を増やせます。
持ち物は耐久力を活かすためにたべのこし。
技はコンセプトのじわれとメインウェポンのウェーブタックルは決まり。たべのこしと相性の良いまもるも採用。残るはキノコのほうしやクリアスモッグ、やどりぎのたねなどを防げるみがわりを採用。
テラスタイプははがね。様々な攻撃に耐性を付けたり、毒を防ぐために採用しました。
ノーガード地割れが決まった場合はもちろん、それ以外の場面でも高いスペックで活躍してくれました。
シャリタツ
おくびょう@こだわりスカーフ テラスタイプ:みず 144-*-80-172-115-147 (4-*-0-252-0-252)
りゅうせいぐん、だくりゅう、ハイドロポンプ、りゅうのはどう
ヘイラッシャの相棒であり、このパーティで唯一の特殊アタッカー。
テラスタイプはみず。アタッカーとして火力重視で使うため。正直なんとなくなのでドラゴンのほうがいい場面もあるかもしれません。
技はタイプ一致の攻撃技をそれぞれ2つずつ。こごえるかぜは素早さライン的にこのパーティでは不要と考えました。チャーレム、ルガルガンの性格をようきにすればこごえるかぜが活きる場面もありそうですが、今回は火力を重視しました。
持ち物はスイーパー性能が高まるこだわりスカーフ。
今回はあくまでヘイラッシャの合体先としてばかりの使い方でしたが、もしかしたらもっと活躍の幅を広げる育て方もできるのかもしれません。
ミミッキュ
いじっぱり@命の珠 テラスタイプ:フェアリー 159-156-104-*-125-116 (228-252-28-*-0-0)
じゃれつく、かげうち、トリックルーム、まもる
裏選出であるトリックルーム枠。
持ち物はいのちのたま。これにより無振りハバタクカミをかげうちで高確率で倒すことができます。
技はメインウェポンのじゃれつく、コンセプトのトリックルーム、便利なかげうちは決まりとし、先制技使いとして大切に扱いたい場面もあると考えてまもるも覚えさせました。
テラスタイプは火力強化のためフェアリーに。
じゃれつくを外してしまうこともありますが、ばけのかわによる堅実な仕事ぶりはとても頼れます。
ディンルー
いじっぱり@とつげきチョッキ テラスタイプ:じめん 255-178-145-*-108-65 (196-252-0-*-60-0)
じだんだ、ヘビーボンバー、いわなだれ、じわれ
すさまじ硬さを持つ災厄のポケモンであり、このパーティのじわれ要員第2号でもある。
主な役目はその圧倒的硬さで高速ビートダウンや素早さ操作ビートを迎え撃つこと。
火力不足の面があるため努力値は攻撃に特化。残りは、HP255は最大値っぽくて好きなのでそこまで伸ばし、残りをとくぼうに。
テラスタイプはなんとなく地面。ただ火力が活きる場面はそれほどなく、どくなどの防御系テラスタルでもよかったかもしれません。
技はメインウェポンのじだんだと、ハバタクカミなどによく通り相手によってはじだんだ以上のダメージも狙えるヘビーボンバー、コンセプトのじわれが決まり。残りの枠には範囲攻撃技としていわなだれを採用。
打たれ強く重戦車のような頼もしいポケモンでした。
【終わりに】
ということでノーガードじわれ寿司パーティでした。
配信の中でノーガードじわれが決まったのは1戦だけでしたが、配信では8勝1敗(モンスターボール→スーパーボール)と高めの勝率でした。
チャーレムとルガルガンはかくとう+岩なので攻撃面での相性補完が良く、またルガルガンは地面アタッカーであるディンルートの攻撃相性補完にも優れています。ギミックが狙えることばかりではありませんが、このピントレンズルガルガンはコンボなしでもいい仕事をしてくれました。
チャーレムにルガルガンと他では使われないポケモンが活き活きと活躍し、時にじわれコンボも狙えるというなかなか面白いパーティに仕上がったのではないかと思います。