ついに配信された追加コンテンツ「碧の仮面」。新たに登場した新ポケモンたちを早速活躍させてみたいと思い新ポケモンを集めたパーティを組んでみました。
【コンセプト】
使いたいのはオーガポン、ともっこ3匹、ヤバソチャの5匹。
カミッチュも新ポケモンであるものの、入れると草3匹になってしまい流石にバランスを取るのが難しく、かつカミッチュも雑に採用するより専用パーティで初めて力を発揮できるタイプであるため今回は見送り。
まず、ヤバソチャのおもてなしを使ってみたいので耐久力を活かして戦うタイプのパーティにしたいというのが1つ。
耐久力を活かすパーティにするのなら威嚇持ちが欲しい所。オーガポンのタイプとの兼ね合いも考えた所、水オーガポン+ヒスイウインディか炎オーガポン+ギャラドスが有力候補に。パーティに先制技が欲しいことを考えた結果、しんそくが使えるヒスイウインディと水オーガポンの組み合わせにすることに。
【個別解説】
オーガポン
いじっぱり@いどのめん 187-189-105-*-116-130 (252-252-4-*-0-0)
ツタこんぼう、ウッドホーン、このゆびとまれ、ニードルガード
碧の仮面の目玉ポケモン。意外な素顔にすっかり好きになってしまいました。今後もこのポケモンの研究を進めていきたいところです。
装備するお面に応じてタイプや特性、テラスタル時の能力上昇などが変化するオーガポン。高火力なかまどの面も魅力的でしたが、今回はタイプバランスからいどの面の水オーガポンを使ってみました。
上昇する耐久や優秀な耐性を活かそうと努力値はHPに全振り。素早さは伸ばしませんでした。
技は一致のツタこんぼうは確定。耐性と耐久を活かして場持ち良く戦いたいので草技はウッドホーンを選択。重要な個性ということでこのゆびとまれも持たせ、防御のニードルガードも持たせました。
テラスタルすることで特殊耐久が大きく伸び、このゆびとまれにも活かせるかと思ったのですが、テラスタル+このゆびとまれという動きがあまり良くなかったので、これを前提にはしないほうが良さそうです。パーティ的にこのゆびとまれを使うに値するリターンがあるものがトリックルームくらいしかなかったのも問題でした。非常に良い技なのですが今回はあまり有効活用できませんでした。
総じて補完的な戦い方をすることが多く、テラスタルも時々する程度。エースにするならみどりの面かかまどの面だと感じましたが、安定感ある戦いができるのはいどの面の魅力だと感じました。
マシマシラ
おくびょう@オボンのみ テラスタイプ：どく 195-85-87-150-110-173 (252-0-4-0-0-252)
サイコキネシス、ねこだまし、すてゼリフ、まもる
特性のおみとおしとねこだましにより偵察能力が優れているポケモン。トルネロスなどのおんみつマントを看破した上でねこだましを使用できます。種族値自体は特攻と素早さが高いアタッカータイプであり、この環境ではウーラオスの上からサイコキネシスで強打できるのが強みです。
技はコンセプトのねこだまし、ウーラオスを強打できるサイコキネシス、柔軟な立ち回りを可能にするまもる、相手を弱らせながら入れ替えができるすてゼリフにしました。このパーティは毒が3匹いるため採用しなかったのですが、そうでなければヘドロばくだんがあっても良いかと思います。
特攻はそれほど必要ないと感じたため耐久を伸ばしました。これ自体は良かったのですが、テラスタルウーラオスのすいりゅうれんだを耐えれるようもう少し物理耐久を重視するべきでした。素早さは最速100族抜きまたはウーラオス抜きまで落としても問題なさそうだったので、素早さから防御に回してもいいかもしれません。
テラスタルすることはないだろうとテラスタイプを変更していませんでしたが、サイコキネシスの威力を引き上げたい場面があったのでエスパーにしてもよかったかもしれません。
ねこだましが効かないこととタイプの関係からゴーストタイプが苦手。ハバタクカミやサーフゴーに強いポケモンはしっかり用意しておきたいところです。
キチキギス
いじっぱり@こだわりスカーフ テラスタイプ：どく 164-157-103-*-146-150 (4-252-4-*-4-244)
じゃれつく、ダストシュート、にどげり、こごえるかぜ
ガラルマタドガスと同じ珍しいタイプを持つともっこの1匹。絶対に飛行タイプ付いてるだろうと思いましたが付いていませんでした。
ダブルでは運用に考えさせられるポケモンですが、今回は奇襲のスカーフ型にしてみました。ただ一致技で倒せる相手はそれほど多くなく、真の狙いはにどげりでタスキパオジアンを先手で倒すこと。他は臨機応変に戦います。
特性はどくのくさりにし、技の追加効果での猛毒を狙います。
努力値は攻撃特化、準速ウーラオス抜き、残り耐久。技は一致技2つとコンセプトのにどげりは決定、最後の枠は特性どくのくさりと相性が良さそうかつ素早さサポートになるこごえるかぜにしてみました。
感想としては、このポケモンに限った話ではないのですが先制追い風が使えるトルネロスだらけのこの環境ではスカーフ持ちは使いにくかったです。今回のパーティには上手くフィットできなかったのですが、毒を期待しながらこごえるかぜをばらまきつつ、相手が毒になったらはねやすめで回復しつつじわじわ追い詰めるのがこのポケモンの持ち味を一番活かせそうだなと感じています。
最初はテクニシャンイカサマダイススイープビンタをやろうと思ったのですが、ノーマルテラスタルしないと威力不足であるように感じたのと対パオジアンが辛いことからスカーフ型になりました。
イイネイヌ
いじっぱり@とつげきチョッキ テラスタイプ：あく 195-198-136-*-106-100 (252-252-4-*-0-0)
ドレインパンチ、ダストシュート、はたきおとす、10まんばりき
ドクロッグやオオニューラと同じタイプを持つともっこの1匹。どことなくガオガエンを思い出しますが、威嚇やねこだまし、交代技はありません。
飛び抜けた火力や技はないものの、様々なタイプの攻撃技を持ちながら安定したステータスでどっしり構えて戦うのが得意なポケモンであるように感じ、その長所を活かすべくとつげきチョッキを持たせてみました。
場持ち良く戦うことができるドレインパンチ、最高火力のダストシュート、メインウェポンが通らないゴーストへの打点になるはたきおとす、メインウェポンが通らない毒への打点になる10まんばりきを採用しました。
高耐久ながら特性ばんけんのおかげで威嚇持ち相手に腐ることもなく、安定感あって非常に頼もしいポケモンでした。
ヤバソチャ
ひかえめ@命の珠 テラスタイプ：くさ 178-*-127-190-100-90 (252-*-4-252-0-0)
シャカシャカほう、シャドーボール、トリックルーム、まもる
初報時から使ってみたいと思っていた抹茶ポケモンのチャデスの進化系。
専用技のシャカシャカほうの性能が優秀で、相手2体を対象に与えたダメージの半分の体力を回復し、かつ一定確率でやけどにするそうです。
持ち物は命の珠。シャカシャカほうで連撃ウーラオスを一撃で倒したり、シャドーボールで多くのハバタクカミを一撃で倒せるようになります。反動はある程度シャカシャカほうの回復で補えると考えていましたが、やはり差し引きの耐久力は落ちることになります。
技は、メインウェポンのシャカシャカほうとシャドーボールは確定、パーティほぼ唯一の素早さ操作であるトリックルームも確定、柔軟な立ち回りを可能にするまもるを持たせました。今回は採用を見送りましたが、ちからをすいとるという優秀な技も覚えます。今回はパワー重視にしてしまいましたが、耐久力を伸ばしてちからをすいとるで物理アタッカーを骨抜きにしつつ盤面をコントロールするのも強そうです。
反省点としては、今回このポケモンのトリックルームはパーティ唯一の素早さ操作でありこれを成功させれるかどうかに命運がかなりかかるので、もう少し生き残りやすいようにするべきでした。少なくともテラスタイプは耐性が優秀なものに変えておくべきあり、また球がそれほど有効に働いた気もしないので持ち物はきあいのタスキでも良かったかもしれません。
必要な部分の能力は高く優秀な技と特性を持っていることから今後も研究次第で活躍しそうなポケモンだと感じました。
ヒスイウインディ
いじっぱり@ものまねハーブ テラスタイプ：ノーマル 201-183-101-*-101-111 (244-252-4-*-4-4)
いわなだれ、フレアドライブ、しんそく、まもる
パーティの補完に選ばれた唯一の既存ポケモン。高水準な能力、単体火力・範囲技・先制技と揃った優秀な技の数々、便利な威嚇、と魅力的な要素満載です。
テラスタイプはしんそくの威力を引き上げるためノーマルに。持ち物はものまねハーブを選択。相手の能力上昇に対抗でき、相手のまけんきが発動した時に逆利用することもできます。環境でオーガポンが活躍するようになるとオーガポンの特性に反応して発動することもありそうです。
優秀な要素の数々でパーティの穴を埋めて活躍してくれました。
【終わりに】
ということで新ポケモン5匹を早速試してみました。オーガポンは面ごとに色々な戦い方があるので研究するのも楽しそうです。イイネイヌは打たれ強く想像以上に頼れるポケモンでした。イイネ！マシマシラは偵察として良い仕事をしてくれました。キチキギスやヤバソチャは耐久を活かした戦い方も研究したいところです。
