ここまで来たら可能な限り色んなポケモンを試してみたくなった。ということで今回はゼラオラとジラーチに挑戦。
【個別解説、雑感】
ゼラオラ
うっかりや@きあいのタスキ 163-160-75-169-90-168 (0-220-0-252-0-36)
プラズマフィスト、インファイト、くさむすび、でんじは
ポケモンユナイトで現在大活躍中のゼラオラ、実はこれまで本編の対戦環境としては話題に上がったことがない。だからこそ活躍させてみたくなった。
電気枠といえばゼクロムがいるものの、いくつかゼラオラならではの強みがある。
1つは技。インファイトやくさむすびが使えるため、グラードンやディアルガを2発で倒せることが多い。
もう1つは素早さ。例えばグラードンやゼクロムは先発で弱ってしまうと相手のイベルタルのダイジェットの起点にされてしまうが、ゼラオラならその前にでんじはなどの妨害技を入れることができる。
ということでその攻撃範囲を活かせるような努力値配分にしてみた。特防特化グラードンをくさむすび2発で倒せる確率を上げるため特攻特化、攻撃はHP振りディアルガをインファイト2発で倒せるところまで攻撃を伸ばし、残りを素早さに振るとちょうど最速100族抜きになった。
何もできず一方的にやられることが少なく初手ポケモンとしてはなかなか出しやすかった。ただし速いポケモンのみがわりや霊獣ランドロスには要注意。
ジラーチ
いじっぱり@こだわりスカーフ 175-167-120-*-121-152 (0-252-0-*-4-252)
アイアンヘッド、かみなりパンチ、れいとうパンチ、でんじは
てんめぐひるみマシーン。ダイマックスによって相手が怯まなくなるのは逆風だが、逆にジラーチがダイマックスして柔軟な動きを取ることもできる。また仮想敵のザシアンがダイマックスしないのも幸い。
技はアイアンヘッドとかみなりパンチが確定。イベルタルなどと対面してしまった際に使ったりダイウォールにもなるでんじはも採用。最後の技には、氷4倍弱点やゼクロムに撃ったり2割の氷を押し付けるためにれいとうパンチを採用した。ダイナックルとして使ってその後のスカーフアイアンヘッドが強化されるドレインパンチもありかもしれない。
火力不足が深刻で、ようきではアイアンヘッドで無振りザシアンを3発で倒せるか怪しくなってしまうため、いじっぱりに。ようきにすればイベルタルのダイジェットに受け出しつつでんじはを入れるようなムーブも可能になる。
運も絡むものの、十分活躍できるポケモンだった。
ビクティニ
いじっぱり@命の球 207-167-121-*-120-120 (252-252-4-*-0-0)
Vジェネレート、ワイルドボルト、いのちがけ、トリックルーム
ザシアンの攻撃の多くに耐性があり、さらに専用技Vジェネレートのおかげで火力も十分となかなか見所のある幻のポケモン。らいげきを没収されたことが悔やまれる。
命の球を持つことで207-160グラードンをVジェネレートで一撃で倒すことができる。グラードンの縛り性能、そしてトリックルームを使った時のエース力強化のため球を持たせた。
鋼を相手にするのに非常に頼もしいポケモンだが、Vジェネレートを使ってしまうと大きな隙を晒すことになり、またトリックルームのタイミングも少々難しかったり、上手く使うにはもう一工夫したいところ。いのちがけは少し使いにくかったので他の技のほうが良い気がした。
またグラードンに対しても基本的にはVジェネレート一撃で倒せるものの、タスキや最速だったりわんぱくで更に物理耐久を上げていたりすると返り討ちに遭うため、グラードンワンパン要員としてはあまり信用しないほうがいいかもしれない。ようきハチマキならスカーフ以外には大きなダメージを与えられるのでありかもしれない。
グラードンを一撃で倒すために性格補正を攻撃にかけてしまったが、最速にしてイベルタルなどを抜けるようにする手もあるかもしれない。
イベルタル
ゆうかん@ゴツゴツメット 230-183-135-135-118-119 (228-124-156-0-0-0)
イカサマ、ふいうち、バークアウト、おいかぜ
ゼラオラ、ジラーチが苦手なマーシャドーに受け出しするために採用されたポケモンであると同時に今回の迷走枠。
努力値は194マーシャドーのインファイトをほぼ2耐え、残り攻撃。
技はマーシャドーや黒バドレックスからザシアンまで一貫するイカサマ、便利なふいうちを採用。そしてディアルガやカイオーガを弱体化させるためのバークアウトに、有利対面を取ったところで使用するおいかぜも持たせてみた。
ただ実際のところはイベルタルミラーでも不利(こちらがダイマックスしても相手のデスウイングで回復が追い付かれるほど)、バークアウトも嫌がらせ程度にしかならなかったり、おいかぜもあっという間に効果が終わりほとんど役に立たなかった。
バークアウトを使うならディアルガやカイオーガを封殺できるようはねやすめとセットがいいのかもしれない。最も相手のザシアンへの交代を許しがちなので、その場合ザシアンへの対策もしっかり用意しておく必要がある。
そもそもマーシャドーにゴツメイベルタル受け出しで対処するという発想が間違っている可能性がある。
ゼルネアス
ひかえめ@パワフルハーブ 215-135-129-200-119-125 (108-0-108-244-4-44)
ムーンフォース、いわなだれ、リフレクター、ジオコントロール
ここまで重めなゼクロムやイベルタルなどに強いポケモンとして採用。天敵のザシアンがほぼ確実にいるものの、それ以外のポケモンには圧倒的に強いこともある。
技はメインのムーンフォースと、なんやかんや強いジオコントロールも採用。残りはゼルネアスを対処しにくる相手を迎え撃つべく、物理との戦いを楽にするリフレクターとホウオウに刺さったりひるみワンチャンスを作れるいわなだれを採用。
努力値はまず特攻特化。これによって暴れるダイマックスゼクロムをダイフェアリー一撃で倒せる可能性が上がる。素早さはジオコントロール後に最速1ダイジェットイベルタルを抜けるところまでとし、残りは耐久力を上げて244ザシアンのきょじゅうざん+でんこうせっかをリフレクターがあれば耐えれるようにした。
なかなか強力なポケモンだったものの、一度ディアルガの球ダイスチルでジオコントロールの上から一撃でやられてしまったことがあった。防御に回していた努力値をHPに回せば球てっていこうせんを確定耐えできるようになるため、そうしておくべきだった。
白バドレックス
ようき@たつじんのおび 176-217-170-*-150-112 (4-252-0-*-0-252)
ブリザードランス、10まんばりき、たねばくだん、トリックルーム
やや苦手なグラードンやゼクロム、ムゲンダイナに強いアタッカーとして。パーティにでんじはやおいかぜを持ったポケモンがいるため、その恩恵も受けれるように最速に。
技はブリザードランスと10まんばりきまでは決定。ヘビーボンバーと迷ったもののカイオーガを重く見てたねばくだん、最後の枠にはトリックルームを採用。
最速帯だと初手でグラードンワンパン要員にもなれるかと思ったものの、ザシアンやイベルタルと対面してしまうと悲惨なことになるため実際には初手に出せなかった。
また味方のマヒとトリックルームの兼ね合いが難しくなる場面があった。おそらくこうそくいどうにするほうが使いやすかったと思われる。