WCSの決勝まで進んだMichael選手のハチマキドラパルトパーティに感銘を受け、自分もハチマキドラパルトを使ってみようと、追い風パーティにアレンジして使ってみることにしました。
【やりたかったこと】
・スカーフウーラオスのとんぼがえりでパオジアンに交代し流れるようにドラパルトの攻撃を強化!
・ハチマキゴーストダイブをわざわいのつるぎで強化し守りを打ち破って強打!
・マグマストームで相手を逃さずにゴーストダイブを叩き込む!
【個別解説】
ドラパルト
ようき@こだわりハチマキ テラスタイプ:ゴースト 169-172-96-*-96-206 (44-252-4-*-4-204)
ドラゴンアロー、ゴーストダイブ、テラバースト、とんぼがえり
今回のパーティの軸。まもるに強いドラゴンアローやゴーストダイブを活かすためにどちらかというと後発でスイーパーとして使うことを想定しました。
努力値は素早さを最速パオジアン・ハバタクカミ抜きまで確保。攻撃を全振り、残りをなんとなく耐久へ。
ハチマキは相手のパオジアンのふいうちに縛られてしまうためなかなか扱いにくかったです。しかしMichael選手が実際にハチマキドラパルトで決勝まで勝ち上がっているところや、先発で出しているところを見ると、まだまだ私がドラパルトのポテンシャルを発揮できていないだけであるようにも感じます。
先発で出した時のためにとんぼがえりを持たせたものの、それ以上にパオジアンのふいうちが嫌だったので原案通りふいうちを持たせるべきだったと感じています。
連撃ウーラオス
いじっぱり@こだわりスカーフ テラスタイプ:みず 183-200-121-*-84-138 (60-252-4-*-28-164)
すいりゅうれんだ、インファイト、れいとうパンチ、とんぼがえり
ドラパルトが苦手なパオジアンを素早く倒せるポケモンとしての採用。ハバタクカミも水テラスタルなどを使われなければ上から倒すことができます。
努力値はまず攻撃特化。素早さはスカーフ時最速136族抜きまで伸ばし、残りを耐久に回すことでわざわいのつるぎ時に204カイリューのノーマルハチマキ神速を耐えたり、187ハバタクカミのマジカルシャインを確定するラインにしています。HP181でも既にその耐久ラインはあるのですが、余りの2をHPに回して183にすることでガブリアスを連想するHPにしました。
癖の少ない基本的な連撃ウーラオスでしたが、相手が追い風やトリックルームを使用している際にも動けるよう原案通りアクアジェットがあったほうが良いなと感じました。
パオジアン
いじっぱり@きあいのタスキ テラスタイプ:ゴースト 155-189-101-*-85-187 (0-252-4-*-0-252)
つららおとし、じごくづき、ふいうち、まもる
ウーラオスやドラパルトの火力を高めつつ自身も高い戦闘力を持つポケモン。
なんとなくパワー重視でのいじっぱりで、技はゴツゴツメットに触らずに済むつららおとし、クレセリアなどを強打できるじごくづき、高火力先制技のふいうちと、最後にまもるとしました。
ただエスパーはフェアリーテラスタルで悪技が通らなくなることも多く、対パオジアンやイーユイ、ヘイラッシャでせいなるつるぎが欲しい場面のほうが多かったような気もしたので、このパーティであれば悪技よりせいなるつるぎのほうが良かったように感じました。
リキキリン
ひかえめ@こだわりメガネ テラスタイプ:フェアリー 196-*-92-176-100-103 (4-*-12-236-76-180)
サイコキネシス、サイコショック、マジカルシャイン、トリック
原案と大きく型が変わったポケモンであり、今回のMVP。エスパー技やマジカルシャインの通りが良く、相手のトルネロス入りの並びにマジカルシャインで大きなダメージを入れたり、サイコキネシスでモロバレルを一撃で倒すといった活躍をしてくれました。実際の場面はなかったものの、サイコショックでハバタクカミを一撃で倒したり、にらみつける+サイコショックでチョッキテツノカイナを一撃で倒すこともできます。
努力値は、素早さを追い風時最速135族抜きとなる103まで伸ばし、特殊耐久を205ハバタクカミのメガネムーンフォース確定耐えまで伸ばし、残りを特攻に。
技は倒せる相手が変わる関係でサイコキネシス、サイコショック、マジカルシャインは決定。最後の枠には相手のサポーターへの嫌がらせのためトリックを持たせました。ただオーロンゲなどは結局両方の壁を使えてしまったり、トリックルームも阻止はできないことなどから、使用感は微妙でした。テラスタルなしでも高威力で範囲攻撃できるハイパーボイスや、トリトドンに奇襲するエナジーボールなどでも良かったのかもしれません。
ヒードラン
ひかえめ@ぼうじんゴーグル テラスタイプ:むし 198-99-127-200-126-97 (252-0-4-252-0-0)
マグマストーム、だいちのちから、ヘビーボンバー、まもる
優秀な耐性と耐久で足を止めて戦う重戦車枠。
炎技には、ゴーストダイブと相性が良さそうなマグマストームを使いたいなと考えました。マグマストームはドラパルトにとって厄介なパオジアンを一撃で倒せるメリットもあります。そしてマグマストームと相性の良いまもるも使いたい、ということでとつげきチョッキではない型を試してみることに。なんとなくモロバレルに徹底有利を作るぼうじんゴーグルを持たせてみることに。
テラスタイプは、氷弱点を嫌って草ではなく虫タイプに。
技はマグマストーム、だいちのちからは確定とし、鋼技にはヘビーボンバーを採用しました。ハバタクカミを一撃で倒せるのがメリットで、かいでんぱを受けても役割が遂行できたり、ひかりのかべのみの状態時に物理の攻撃ができることなど、使用感は悪くありませんでした。
ただパーティ的に相手のトリトドンが辛くなりがちなので、草テラスタル+テラバーストも欲しいなと感じました。まもる+マグマストームも魅力的ですが、原案通り技範囲を広げたほうが良いような気もしました。
この振り返りを書きながら思ったのは、物理偏重になってはしまいますが、この枠は威嚇で相手のパオジアン、ガチグマ、ヘイラッシャなどを弱体化できるヒスイウインディでも良かったのかもしれません。
トルネロス
ひかえめ@メンタルハーブ テラスタイプ:ひこう 185-*-119-165-100-131 (244-*-228-36-0-0)
こがらしあらし、にらみつける、おいかぜ、まもる
追い風パーティにしてみようということで入れた、MrレギュDの追い風マン。
それほど素早さを上げなくても良いかなと考えたので、わざわいのつるぎ時204ハチマキノーマルカイリューの神速を確定耐えするラインまで耐久を伸ばし、残りを特攻に回してダブル時のこがらしあらしで無振りウーラオスを高確率で倒せるようにしました。
技は自由枠となるところににらみつけるを採用。パーティに多い物理アタッカーの火力サポートをします。
持ち物はこれといったものがなくなんとなくメンタルハーブにしましたが、相手のいたずらちょうはつはリキキリンの特性で防ぐ場面も多かったため、パオジアンに対して行動しやすいようにヤチェのみが欲しかったように感じました。
【反省点】
・ドラパルトが相手のパオジアンに縛られるのがきついため、ふいうちはやはり欲しかった。
・寿司対策がないので何かしら用意するべき。最低限パオジアンのせいなるつるぎ。
・ガチクレセに為す術がなかったので対策する必要がある。
・追い風パーティとしてはパワー不足。ドラパルトは追い風との相性がそこまで良いわけではないので、もっと別の形が良いのかも。ただ相手の追い風に強い面はあったのでこれはこれでいいのかも。
・上の「やりたかったこと」はほぼできず場当たり的に戦っていた。もうちょっとドラパルトを活躍させるシミュレーションが必要だった
【終わりに】
ということでドラパルト軸のパーティを組んでみました。まだまだ要改善点が多いところで、パーティとしてもドラパルトパーティと言うより寧ろメガネリキキリンパーティのようになってしまいました。Michaelさんのパーティから独断で変更した部分はやはり元に戻したほうが良さそうと思った部分も多く、Michaelさんのパーティは本当に良く考えられているのだなと感じました。
ともあれドラパルトもリキキリンもなかなかポテンシャルを感じたので、また研究してみたいと思います。
【配信アーカイブ】
8/21改修
変更点
・ヒードラン→ヒスイウインディ
攻撃的なパーティのため、即効性のあるいかくやしんそくで味方と足並みを揃えやすいヒスイウインディを採用。
・ウーラオス れいとうパンチ→アクアジェット
相手の素早さ操作に申し訳程度に抵抗できるようアクアジェットを採用。
・パオジアン かみくだく→せいなるつるぎ
相手のトリルエスパーを強打するために悪技が欲しかったものの、それ以上になんだかんだせいなるつるぎが欲しいことが多かったため。
(・ドラパルト)
ヒスイウインディのおかげでパオジアンのふいうちを耐えれるようになったので、ふいうちではなくとんぼがえりを続投
課題
・対トリックルームは相変わらず苦手。特にヒードランがいなくなったためフェアリークレセリアが鬼門。一応わざわいのつるぎハチマキゴーストテラバーストでクレセリアは一撃で倒せるので、テラスタルしないことを祈りつつ攻撃するか、即倒すのは諦めてリキキリンのトリックで止めつつ上手く立ち回るか。
・パオジアンの技が悩ましい。対トリックルーム勢を考えるとやはり悪技が欲しい気もする。いっそ先制技かまもるを諦めて悪技を採用する手もあり。先制技も、今回はにらみつけると合わせて射程が伸びるふいうちにしたものの、相手の行動に関わらず先制できるこおりのつぶての安定性が高い気もする。氷技についても、イエッサンのサイコフィールドを重く見るならアイススピナーにする手もあり。
パオジアンの技については環境に応じて調整するのが良いのかもしれない。