碧の仮面で登場したヤバソチャ。抹茶好きな自分としてはなんとか上手く使いこなしてみたいと思っていたところ、既に環境で活躍しているポケモンでしたが、理解を深めるため自分なりに改めてパーティを組んでみました。
【アイディアメモ】
ヤバソチャの活用法として浮かんだのは
・全体的に耐久の高いパーティでサイクルする
・壁で耐久を高めたポケモンを回復することで回復のバリューを高める
・積みエースをサポートする
・トリックルームやいかりのこなでサポートする
・自身がめいそうでエースになる
など。
今回は壁と合わせる方向で考えてみます。
壁要員候補
・オーロンゲ すてぜりふも使える
・ヤミラミ ねこだましを受け付けない
・アローラキュウコン 1手で両壁を張れる
アローラキュウコン型は既に完成度の高いパーティがありました。
○○○××○× 悪ウーラオス🙅♂️ pic.twitter.com/0xoEJ9ceZ1
— ゆず (@UB_SLOW) 2023年11月4日
オーロンゲまたはヤミラミからのアプローチを考えてみます。
考えられる選出
-屈強な重戦車アタッカー
-壁サポート
-ヤバソチャ
-誰か
屈強な重戦車アタッカー候補要素
・威嚇の影響を受けない
・壁を貫通するウーラオスに弱くない
候補:連撃ウーラオス、カイリュー、へイラッシャ、セグレイブ、イイネイヌ、レジドラゴ、ドラパルト
格闘枠の連撃ウーラオスとイイネイヌはなかなか熱い。ドレインパンチで継戦能力高く戦うこともできる。オーロンゲと並べた際フェアリー弱点が被るのを嫌うならイイネイヌ、テラスタルで迎え撃つならウーラオスでいいかもしれない。イイネイヌは毒が効かないのも偉い。しかしパワーがあったりガードされなかったり先制技があるのはウーラオスの偉いところ。ウーラオス、くさに弱く、ヤバソチャも揃って草に弱いのは少し気になるかも。
ドラゴン枠はレジドラゴがなかなか面白そう。普段は上からのドラゴンエナジーに命をかけるポケモンだが、りゅうのはどうやりゅうせいぐんで1匹ずつ倒していくのも全然あり。おすそわけで体力回復してドラゴンエナジー、もOK。
その他の候補
要件としては、言うてもハバカミやウーラオスがきつめなのでそれらには強くありたい。
【個別解説】
ヤバソチャ
ずぶとい@ゴツゴツメット テラスタイプ:みず 177-58-148-141-125-86 (244-*-68-0-196-0)
シャカシャカほう、いのちのしずく、いかりのこな、トリックルーム
今回の主役。後発で繰り出し味方の体力を回復しつつ、味方のサポートをしたりトリックルームを展開します。
技は、メインのシャカシャカほう、横を回復できるいのちのしずく、味方を守るいかりのこな、全体的に素早さ低めなこのパーティと相性良いトリックルームを採用しました。クレセリアごっこのような型になりましたがいのちのしずくは便利でした。
努力値は耐久全振り。特殊耐久を205ハバタクカミのシャドーボール確定耐えまで伸ばし、残りを物理耐久に回しています。壁があれば205メガネシャドーボールも耐えれます。
いかりのこなをあまり上手く使えませんでした。パーティがやや草タイプに弱かったというのが問題だったのかもしれません。
ゴツゴツメットもあまり活きる場面がなかったのですが、これは上のいかりのこなを上手く使えなかったこととも関連しているかもしれません。場合を選ばず役立つオボンのみなどにしてもよかったのかもしれません。
ヤミラミ
わんぱく@ひかりのねんど テラスタイプ:あく 157-*-121-*-103-70 (252-*-116-*-140-0)
アンコール、リフレクター、ひかりのかべ、さきおくり
壁役でありこのパーティの軸。この枠はオーロンゲと迷っていたのですが、ゴーストタイプのおかげでねこだましを受けないことを非常に大きく受け取りヤミラミに決めました。しんそくで倒されないこともポイントです。
技はリフレクター・ひかりのかべに加え、アンコールとさきおくりを採用。どちらも便利な技でした。他におにびなども魅力的な技でしたが他の技のほうが優先度が高いと考え断念。攻撃技がなくても困ることはそれほどありませんでした。リフレクターとおにびは一長一短ですが、相手に先制技が通らない状況でも使えること、技が外れることがないこと、根性持ちや炎にも効果を発揮すること、効果が残存すること、ウーラオスに対抗できるポケモンを中心に採用していることなどからリフレクターを採用しました。
努力値は、特殊耐久はひかりのかべ時187ハバタクカミのムーンフォース確定耐え、残りを物理耐久に回しました。
毎試合選出する活躍をしてくれましたが、パーティがこのポケモンに依存しすぎているため、マタドガスに対抗できる選出も欲しいところです。
イイネイヌ
いじっぱり@とつげきチョッキ テラスタイプ:あく 195-198-136-*-106-100 (252-252-4-*-0-0)
ドレインパンチ、ダストシュート、はたきおとす、れいとうパンチ
先発要員の1匹として選ばれたポケモン。弱点の少なさと高い耐久、広い攻撃範囲で様々な相手に安定して繰り出すことができました。
ただゴリ押し能力はそれほどなく、壁を使うような高耐久の相手は得意ではないためそのようなパーティは他のポケモンに任せていました。
よく活躍してくれました。
このままの型でも良いですが、壁環境になったらサイコファングを持たせるのも面白そうです。
レジドラゴ
ひかえめ@りゅうのきば テラスタイプ:ドラゴン 275-*-88-167-85-100 (0-*-140-252-116-0)
ドラゴンエナジー、りゅうのはどう、りゅうせいぐん、まもる
重戦車枠としての採用。ヤバソチャのトリックルームからエースとして出す他に、初手でもりゅうせいぐんやりゅうのはどうで堅実に相手を減らし、後半はヤバソチャで回復しながら戦うという運用を考えています。
ただパーティのキーポケモンであるヤミラミがハバタクカミに弱く、同じくハバタクカミに弱いレジドラゴは少々扱いにくい面がありました。ヤバソチャとの相性は良いと思うので、他をハバタクカミに強くしたり、レジドラゴを鋼テラスタルにするなど、もう一工夫の余地があるかもしれません。
ハバタクカミ
おくびょう@ブーストエナジー テラスタイプ:フェアリー 155-*-101-169-155-170 (196-*-204-108-0-0)
マジカルシャイン、シャドーボール、めいそう、まもる
ヤミラミが苦手な悪に強いフェアリーポケモンとして、またこのパーティ唯一の高速枠としての採用。壁と相性の良さそうなめいそうを採用してみました。
ただパワーがなくあまり選出できなかったので、もう少し具体的な運用を考えるか他の型を検討しても良さそうでした。
オーガポン
いじっぱり@いどのめん 187-155-136-*-116-130 (252-4-252-*-0-0)
ツタこんぼう、ウッドホーン、つるぎのまい、このゆびとまれ
壁と相性が良さそうな積みエースとしての採用。つるぎのまいで攻撃を上げてから戦います。壁下の剣舞ウッドホーンの回復力がすさまじく、非常に頼れる存在でした。
努力値は耐久重視。特殊耐久が必要な場面ではテラスタルを使用します。
積みエース・サポートの両方がこなせると良いかと考えたのですが、実際には積みエースとして戦うことがほとんどだったので、このゆびとまれの枠はニードルガードか他の技で良かったようにも感じました。
【苦手な相手】
ハバタクカミ:ヤミラミが強打され、レジドラゴの攻撃も通らない。ヤミラミのさきおくりとイイネイヌの攻撃を合わせれば倒せるものの、守られるリスクがあります。持ち物なしハバカミのムーンフォースなら壁込みで耐えれるので、素早さブーストなら壁を張り、そうでない場合は先送りダスト集中が有力になります。
へイラッシャ&シャリタツ:明確な対策はありません。ヤバソチャでトリックルームをし、レジドラゴの攻撃を叩き込んで一気に削りたいところ。補助技を使ってきたらヤミラミでアンコールしてカモにすることもできます。
壁剣舞テツノカイナ:オーガポンとの壁剣舞同士の戦いではオーガポンが不利。ヤバソチャに攻撃を引き寄せてもらったり、イイネイヌで毒を狙いつつ削る、レジドラゴで一気に削る、といった方法で対抗します。
マタドガス:ヤミラミにかなり依存しているので非常に苦しい相手。現状まともにマタドガスをワンパンする手段がほぼなく、レジドラゴのテラスタル流星群くらい。
ゴリランダー:オーガポンやハバタクカミが苦手としており、ヤバソチャでもサポートができず、ヤミラミも上からのグラススライダーで強打されてしまいます。イイネイヌとレジドラゴが有利なのでこれらのポケモンでの対処が基本ですが、壁剣舞があればオーガポンでも戦えます。
テツノカイナ・マタドガスにはエスパー・地面が、ハバタクカミ・ゴリランダーには鋼・炎が強めなので、入れ替えるとしたらこのあたりから新たなポケモンを検討するのが良さげだと感じています。枠があればヒードランはかなり欲しいポケモン。
【他雑感】
イイネイヌの安定感は大変心強かったですが、ウーラオスのふかしのこぶしはヤミラミのさきおくりと非常に相性が良いため、ウーラオスと組ませる形を考えてもよかったかもしれません。