maikeruのポケモン育成日記

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【ポケモンSV】疾風のコーチングリオルカイリュー叩き台【レギュレーションE】

PJNOでベスト8まで共に戦ったリオルがコーチングを思い出してくれたので、新技はやてがえしとカイリューのギミックと一緒に試してみました。

 

 

【個別解説】

リオル

おくびょう@メンタルハーブ 117-67-91-*-60-123 (12-0-244-*-0-252)
はやてがえし、フェイント、コーチング、こらえる

今回の主役。コーチングでの味方の強化やはやてがえしでカイリューの弱点保険を発動させるコンボを狙います。味方の能力が上がったらフェイントで攻撃の補佐やはやてがえしでのサポートも行います。

努力値は、各種先制技をできるだけ相手の先制技より早く使うために最速。カイリューとのフェイント+しんそくコンボのためにはカイリューより素早さが高い必要があります。
またはやてがえしのカイリューへのダメージをできるだけ抑えるために性格はおくびょうで攻撃個体値は0。

持ち物はトルネロスのちょうはつに対しても一度動けるメンタルハーブ。ただそれ以外の相手に対してかなり腐ってしまったので、対トルネロスは他のポケモンに任せるのが良さそうでした。このパーティでトルネロスが苦しいのは単体でトルネロスを一撃で倒せるポケモンがいないこともあったので、そのあたり含めより対策を厚くしたいところ。

防御技はみきりではなくこらえるにしました。ウーラオスの攻撃を耐えれることが理由でしたが、サーフゴーのゴールドラッシュを耐えて相手の特攻を下げることができた場面もありました。

 

カイリュー

いじっぱり@弱点保険 テラスタイプ:ノーマル 198-204-116-*-120-100 (252-252-4-*-0-0)
しんそく、ほのおのパンチ、アクアジェット、まもる

このパーティのコンセプト。ノーマルテラス神速にはやてがえしを受けることで弱点保険を発動させ威力を上げて優先度2で攻撃します。そのままではパオジアンがいる時のハチマキテラス神速と威力は同じですが、こちらはコーチングやパオジアンで更に火力を高めたりまもるを使うことができます。

サブウェポンはほのおのパンチとアクアジェットを選択。ほのおのパンチは神速の効かないサーフゴーなど鋼への打点であり、じだんだと異なりアーマーガアの弱点も突けることを評価しました。アクアジェットは神速が効かないハバタクカミやゴーストテラスパオジアンを意識した先制技で、他にヒスイウインディに対して使用します。

コンボが決まれば強力ですが、まずカイリュー自体がかなりマークされていることから、そう自由には動くことができませんでした。またはやてがえしは先制技にしか反応しないため、ほのおのパンチの威力を弱点保険で即座に上げることはできません。その場合コーチングを使いますが、コーチングほのおのパンチは多くの場面で火力不足。様子見段階でそこそこの火力が出せる技が欲しいと感じました。

 

ヌメルゴン

わんぱく@とつげきチョッキ テラスタイプ:かくとう 187-121-167-*-170-80 (252-4-252-*-0-0)
ワイドブレイカー、ヘビーボンバー、ボディプレス、フェイント

コーチングを耐久方面で活かすポケモン。特性シェルアーマーによりウーラオスに防御上昇を貫通される心配がなく、ボディプレスで攻撃にも活かすことができます。

防御特化ととつげきチョッキで非常に打たれ強く、攻撃面ばかりで耐久が低めな相手を迎え撃ちます。

テラスタイプはかくとう。弱点の格闘と地面を等倍に抑えながら威力の上がったボディプレスで反撃できるようになります。

他の技は範囲攻撃で雑に相手の体力と火力を削れるワイドブレイカー、ハバタクカミに威力が出せるヘビーボンバー、最後に先制技でサポートができるフェイントを採用しました。

活躍してくれる場面もあったもののいくつか気になる点もありました。格闘テラスはボディプレスの威力を上げるには有用だったものの後発によく控えているハバタクカミの攻撃を弱点で受けてしまうこと、シェルアーマーでウーラオスが怖くないという理由で採用したのに一致格闘が怖いという自己矛盾があることなど。またせっかくの高耐久なのに回復手段が無くてもったいないというのもあり、この型を使うならゴリランダーやヤバソチャ、モロバレルなど回復サポートができるポケモンと組ませてもよかったのかもしれません。

 

水オーガポン

いじっぱり@いどのめん 187-155-136-*-116-130 (252-4-252-*-0-0)
ツタこんぼう、ウッドホーン、くさわけ、つるぎのまい

高い耐久とウッドホーンの存在からコーチングと相性が良いような気がしたポケモン。

技はくさわけとつるぎのまいを採用してみましたがどちらもあまり使わず。どちらかはニードルガードでよかったと思います。パーティのサポート体制が足りず、くさわけもつるぎのまいも使える場面がなかったというところです。あとはでんこうせっかがあったら使ったかもしれません。

 

パオジアン

ようき@きあいのタスキ テラスタイプ:ゴースト 155-172-101-*-85-205 (0-252-4-*-0-252)
アイススピナー、うっぷんばらし、せいなるつるぎ、こおりのつぶて

コンボが成功したカイリューの火力を更に高め、一気に制圧体制に入るためのポケモン。

パーティに素早さサポートがないこともあり素早さは最速。

技は、しんそくの障害となるサイコフィールドを破壊できるアイススピナー、物理中心であるため呼ぶ威嚇にカウンターできるうっぷんばらし、防御上昇した相手にもダメージが通るせいなるつるぎ、安定先制技のこおりのつぶてを採用しました。結果的にまもる無しのフルアタ。

テラスタイプは相手のしんそくや格闘技を無効にできるゴースト。

実際のパーティへの馴染みとして、神速の通りを良くしてくれる点では相性が良いですが、せっかくコーチングで高めた物理耐久が下がってしまうという相性の悪さもありました。またこのポケモンがいることで相手がパオカイを警戒し、パオカイの神速に耐えれる初手(=はやてがえし弱保カイリューのしんそくを耐える)を呼んでしまった面はあったので、この枠はもう少し吟味してもよいかもしれません。

 

ハバタクカミ

ひかえめ@こだわりメガネ テラスタイプ:フェアリー 141-*-79-198-156-180 (84-*-28-196-4-196)
ムーンフォース、マジカルシャイン、シャドーボール、パワージェム

1匹くらいは特殊火力がいないと困りそうな気がしたのでなんとなく採用。瞬発火力担当なのでメガネ持ち。

良い仕事はしてくれたのですがなんとなく採用だったのでもう少しこの枠や型を吟味しても良さそうです。

 

【振り返り】

・カイリューの攻撃が上がった後にリオルのフェイントとカイリューの神速を集中する時の無双感はこのコンビならではでした。

・コーチングは高耐久ポケモンほど恩恵が大きいのですが、やはり前作のダイマックスポケモンにかけたほどのパワーは感じられず。相性の良い味方選びとその取り巻き編成がよりシビアに感じられました。

・しんそくで先制できれば問題ないと見せかけて結局追い風を使われると普通に苦しかったので、もう少しトルネロス対策を厚くするべきでした。リオルにはメンタルハーブではなく別の持ち物を持たせ、トルネロスは他のポケモンで対策するべき。

・カイリューが単体では全然火力が出ないのは少々気になりました。ただこれはこれで完結している構成なので、刺さりそうな相手にだけ出す形にパーティをまとめるほうが良いのかもしれません。

・物理中心のパーティなのでリフレクターを使われると少々苦しいものがありました。誰かしら壁に強いポケモンが欲しかったところ。

・その他の候補として、耐久に優れかつ威嚇も受けずにドレインパンチで戦えるイイネイヌ、相手の特殊火力を落としつつ要塞のような戦いができるディンルーも候補でした。このあたりもまた機会があったら改めて検討したいところ。

 

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