トリックマジックに参加してきました。
【個別紹介】
ソウブレイズ
いじっぱり@弱点保険 テラスタイプ:ノーマル 175-194-101-*-121-112 (196-252-4-*-4-52)
むねんのつるぎ、かげうち、つるぎのまい、こらえる
使いたかったポケモン。剣舞かげうちで多くの相手を先制で倒せるようにしたり、弱点攻撃を耐えて無念の剣で大ダメージを与えながら回復する動きを想定。
テラスタイプは、相手のミミッキュのかげうちを無効化しながらこちらのかげうちを通せるノーマルに。
特性はもらいびに。くだけるよろいの無双も面白そうではあるものの、耐久ダウン自体は痛いことと、もらいび+ノーマルテラスタルで相手のラウドボーンやソウブレイズの一致技を完封できることを大きく見ました。
こらえるを持たせて弱点攻撃を耐えてのかげうちでハバタクカミに反撃できるようにしたり、対トリックルームの時間稼ぎができるようにしています。が、このままだと相手のノーマルテラスソウブレイズに打点がないので他の技でも良いのかもしれません。そう思っていましたが相手のソウブレイズと戦うことはほぼありませんでした。
なんだかんだあまり選出することができませんでしたが、対サーフゴーで度々活躍してくれました。
ヒスイゾロアーク
むじゃき@きあいのタスキ テラスタイプ:ゴースト 130-121-80-177-72-178 (0-4-0-252-0-252)
シャドーボール、かげうち、あくのはどう、こごえるかぜ
このルールで非常に特徴的な、特性イリュージョンとゴースト無効耐性を併せ持つポケモン。
テラスタルはほぼ使わないものの、あと少し火力が必要な時のことを考えてゴーストに。
技は、メインのゴースト技はシャドーボールに。うらみつらみという選択肢もありますが、どちらかというと少しでも火力がほしい場面のほうが多いと考えたことと、ハバタクカミやドラパルトに化けた時にゾロアークがばれにくいというのも採用理由。先制技として役立つかげうちも採用。サブウェポンには、相手のヒスイゾロアークとのミラーを考えてこごえるかぜとあくのはどうを採用。努力値を最速にしたこともあり、相手のヒスイゾロアークとのタイマンは負けなしでした。
努力値は、うっかりやなどにして火力を高める手もありましたが、ヒスイゾロアークミラーやゲンガーとのタイマンを考えて最速にしました。
先発でも2番手でもよく活躍してくれました。
テラスタイプは雑にゴーストにしてしまいましたが、相手のいたずらごころをシャットアウトしたりノーマルテラスタル状態の相手へのあくのはどうのダメージを増すことができる悪テラスタルにしておけばよかったと思いました。
イダイトウ
ようき@こだわりスカーフ テラスタイプ:みず 195-164-86-x-95-143 (0-252-4-x-0-252)
ウェーブタックル、おはかまいり、クイックターン、かみつく
ミミッキュにかたやぶりテラスウェーブタックルをぶちこみたくて入れた枠。ですがタスキヒスイゾロアークが化けている可能性も高い中そんなことはできませんでした。
初手でドラパルトと対面した時に使う技としてかみつくを持たせています。運が良ければ相手がひるんで無傷で突破できます。対ヒスイゾロアークでも役立ちます。トリックルームを使われたり、ブーストエナジーハバカミを相手にした時のことを考えて素直にアクアジェットでよかったような気もしています。
あまり選出しませんでしたが後発のスイーパーとして活躍してくれたことがありました。
ハバタクカミ
おくびょう@こだわりメガネ テラスタイプ:あく 130-x-76-187-155-205 (0-x-4-252-0-252)
ムーンフォース、シャドーボール、あくのはどう、サイコショック
特殊のパワーアタッカー。
ミラーも多いと考えられるため最速に。
テラスタイプはあくに。相手のかげうちのダメージを軽減し、サーフゴーのゴールドラッシュも等倍に抑え、一貫性の高いあくのはどうで攻め立てます。ヤミラミの妨害を受け付けなくなるのも利点です。
サイコショックはなんとなく採用。一度だけめいそうヒスイバクフーンに対して使いました。水テラスタルサーフゴーなどを意識して通りの良い10まんボルトを採用してもよかったのかもしれません。
シンプルながら頼れるアタッカーでした。
ドラパルト
ようき@命の球 テラスタイプ:あく 163-172-96-x-95-213 (0-252-4-x-0-252)
ドラゴンアロー、ゴーストダイブ、ふいうち、みがわり
タスキゲンガーやタスキヒスイゾロアークを意識しての採用。それらをドラゴンアローで倒すために球。
テラスタイプはあく。ヤミラミの妨害をシャットアウトしたり、かげうちなどゴースト技を半減したり、ふいうちを強化するための採用です。
ゴーストダイブは相手のテラスタルを消費した後であれば一貫性の高い強力な技だと考え採用。
特性はのろわれボディにしました。威嚇のいないこの環境では能力を下げられる場面はそれほど多くないと考えたことと、すりぬけもドラゴンアローが対みがわりに強いためそれほど必要ないと考えたためです。実際のろわれボディでも問題ありませんでしたが、壁ヤミラミが時々いたのですりぬけのほうが対ヤミラミでより安心だったのかもしれません。
はまれば強いもののなかなか難しく、まず初手でヒスイゾロアークやゲンガーをドラゴンアローで狙ったり悪テラスでヤミラミを起点にしたかったもののミミッキュやブーストハバカミと対面すると大したことができずにやられてしまうため、初手に出しにくくなってしまいました。また悪・ゴースト打点であるゴーストダイブとふいうちがどちらも使いにくく、能動的に攻撃ができるテラバーストが欲しい場面が度々ありました。
ミミッキュ
いじっぱり@でんきだま テラスタイプ:ノーマル 143-156-101-x-126-144 (28-252-4-x-4-220)
じゃれつく、シャドークロー、なげつける、かげうち
初手安定ポケモン。なげつけるで相手のタスキを削りながら素早さを下げ、ヒスイゾロアークやミミッキュとのタイマンを有利に運びます。投げつけるは相手の突然のスカーフトリックにも行動を縛られない利点もありました。
素早さ135は素早さ1段階下降時に相手の麻痺状態のヒスイゾロアーク抜き。144まで伸ばして最速イダイトウ抜きに。164ウェーブタックルを耐える耐久ラインも確保済み。ただ最速イダイトウ抜きの素早さはあまり役に立ったことはなかったので、潔く準速にするか、耐久に回してもよかったのかなと思いました。
テラスタイプはゴースト無効でタイマンを有利にするノーマルテラスタルに。度々ノーマルテラスタルを使ったのでこれは正解でした。
極端に不利な相手が少ないことから初手に出すことは最も多く、よく活躍してくれました。
でんきだまなげつけるはピカチュウへの擬態ネタ的にも非常に面白く気に入ったのですが、時々初手ゾロアークのはたきおとすで不発に終わってしまうのが悲しかったです。
【振り返り】
上位では電気テラスタルを度々見かけました。でんじは無効、環境的にほぼ弱点なしになること、ゴールドラッシュ半減など良いところが多く、そこに行きつけなかったのはまだまだ考察が足りなかったなと感じました。
ソウブレイズ、イダイトウ、ドラパルトはあまり選出もできなかったため、雑に単体を考えるのではなく相手がどういうパーティの時にどういう狙いで選出するのか、きちんとシミュレーションしておくべきだと感じました。そうすると技や型ももっと最適化できたかもしれません。
ヒスイゾロアークやでんきだまミミッキュは使いたいポケモンだったので、不安定な面こそあれど割り切って使うに値するものにできたと思います。
またあまりポケモン間の連携がないパーティで出たとこ勝負の色が強いパーティなので、複数匹で連携する勝ちのプランをいくつか考えれるとよかったのかもしれません。
久々のインターネット大会でよい刺激を受けることができました。