Dialga & Groudon with Imprison Gallade
ジャパンチャンピオンシップスJCSでの使用パーティです。いくらパーティを考えても、回してもなかなか良いものが浮かばず、苦肉の策として考えたのは流行戦法に強いポケモンを入れる、というものでした。具体的には
そして
VSダブルゲンシトリパ→封印メガエルレイド
ここから、イージーウィンも狙えるであろう特殊ゲンシグラードンを採用、そのための追い風を使うクロバットと相性のいいガルーラを採用。最後の枠には少し迷ったものの、このパーティがやや苦手とするゲンシグラードンに比較的強く威嚇でサポートもできる霊獣ランドロスを採用して完成しました。
基本選出はガルーラ・クロバット・グラードン・ディアルガ。たまに相手を見てディアルガが霊獣ランドになったり。エルレイドは基本的には対トリックルームパーティにのみ、それ以外だとエルテラに選出することがあります。
【個別解説】
メガエルレイド(NN:デュエル!) いじっぱり 175-165-105-x-143-101
Mega Gallade Adamant メガシンカ後 175-209-135-x-143-131
けたぐり ふういん まもる トリックルーム
Low Kick, Imprison, Protect, Trickroom
ダブルゲンシトリパ対策として採用。特性せいしんりょくのおかげでトリックルーム持ちと組んでいることの多いねこだましを恐れることなく封印ができます。攻撃力も高いため、封印後もパートナーと合わせて守れなくなった相手に集中攻撃をしかけることができます。
今回は練習不足で怖くてできなかったものの、イベルタルのバークアウトに合わせてせいぎのこころを発動させて強烈なけたぐりで反撃したり、相手の追い風に合わせてトリックルームを決めたりすることもできたのかもしれません。
…ただどちらもエルレイドが苦手な飛行タイプを相手することになるためちょっと難しいのかもしれません。
トリックルームと見せかけたこごえるかぜクレセリアには要注意。
40戦中わずか6回の選出でしたが、選出した試合の多くでは見事封印を決め完全勝利をもたらしてくれました。
ディアルガ ひかえめ@とつげきチョッキ テレパシー 203-x-141-222-121-113 ※31-x-31-31-31-29
Dialga Modest@Assault Vest, Telepathy
りゅうのはどう かみなり だいちのちから ラスターカノン
Dragon Pulse, Thunder, Earth Power, Flash Cannon
オーガレック対策。強い相手には抜群に強い。とつげきチョッキで高めた特殊耐久はカイオーガへの受け出しをかなり安定させてくれました。
技範囲も必要十分といったところで特に困ることはありませんでした。クロバットがくろいきりでゼルネアスのジオコントロールを無効化してくれれば鋼の伝説らしくゼルネアスに有利に戦うことができます(それでもラスターカノン1発で倒せなかったりムーンフォースはそこそこ痛かったり、特攻下がると更に怪しくなることに触れてはいけない!)
40戦中30戦の選出。
メガガルーラ ようき せいしんりょく 181-177-120-x-120-167
Kangaskhan Jolly Inner Focus
ねこだまし おんがえし れいとうパンチ まもる
Fake Out, Return, Ice Punch, Protect
海外公式の実況者曰く"She is the International Champion" "Exactly"
せいしんりょくのおかげでクロバットと並べた場合には相手のねこだましの心配をすることなく相手のもう片側にねこだましを打つことができます。
ガルーラがややきついパーティなのでけたぐりも欲しいものの、ゴーストへの打点になったりくろいきりと組み合わせてメガボーマンダを攻撃できるれいとうパンチを選択。れいとうパンチの氷確率はおやこあいもあってなかなか馬鹿にはできず、何度か有効氷を引く場面もありました。威嚇を受けるとメガボーマンダは基本倒せないものの、2発のどちらかで氷or急所となると一撃必殺技くらいの馬鹿にできない確率でボーマンダを倒すor封じることができます。
威嚇をもらいやすいポケモンですが、クロバットのくろいきりで不利な能力変化も元に戻すことができます。
メインウェポンは捨て身タックルではなくおんがえし。すてみタックルの火力があれば、と思う場面も無かったわけではないものの、それ以上にどんな場面でも反動などを気にせず使えるおんがえしの使い勝手が良かったです。
やつあたりではなくおんがえしなのは懐いてるほうがなんか頑張ってくれそうな気がしたから。このガルーラはけたぐりが無い分、対メタモンを考えるとやつあたりにしたほうがよかったのかもしれません。
それでも結構いいところで急所や氷を引き同速に勝つ頑張りを見せてくれたのでやっぱおんがえしでよかったと思っておきます。
40戦中33戦の選出。何度も同速に勝ち、有効急所や氷を引いてくれた君には今回の努力賞を贈りたい。
クロバット おくびょう@ラム 192-x-100-x-101-200
Crobat Timid@Lum Berry
Super Fang, Tailwind, Quick Guard, Haze
対ゼルネドーブル枠。基本選出の1匹として活躍。
くろいきりはジオコン対策にももちろん、ムラっけで回避を上げて調子に乗るドーブルをわからせるためにも活躍。地味ながらガルーラに入れられた威嚇のリセットに活躍する場面も多々ありました。
耐久は物理、特殊どちらも欲しいのでHPに極振り。余りは数こそ少ないものの万一ダウンロードポリゴン2に遭遇してしまうとれいとうビームが痛いと考えとくぼうに振りました。ポリゴン2と遭遇することはありませんでした。
最後の枠はちょうはつとは迷いましたが、追い風下での攻め込みを安定させるファストガードを選択。追い風ターンにガルーラがダメージを負い相手の先制技に縛られている場面などで活躍し、正解だったと思ってます。
40戦中31戦選出。素早さ合戦の鍵として大活躍でした。ただしいかりのまえば外し過ぎ!><;
ゲンシグラードン ひかえめ 176-x-181-221-110-142 ※31-31-31-30-30-31
Primal Groudon Modest
ふんか だいちのちから オーバーヒート まもる
Eruption, Earth Power, Overheat, Protect
このパーティのエース。カイオーガがいないパーティに対しては追い風からできるだけ早いタイミングで繰り出し、ひたすら噴火で相手を削っていきます。
メインウェポンの噴火、相手のゲンシグラードン対策や雨下での攻撃技となるだいちのちから、安定のまもる、最後の技にはオーバーヒートを採用しました。最大火力の切り札として活躍する場面が何度かあり、ワイドガードをすり抜けながら相手のゼルネアスやメガガルーラ、ホワイトキュレム(いずれも噴火やだいもんじでは耐えられる可能性がある)を倒してくれました。
一応くろいきりとのシナジーもあり、一度だけ狙えた場面がありました。
素早さを伸ばさずにいたらまたエルレイドからのトリックルーム展開なども狙えたのかもしれませんが、それ以上に準速だったからこそ勝てた試合も多くあったのでひかえめで正解だったと思ってます。
ただしひかえめ特化だいちのちからを相手のゲンシグラードンに耐えられる場面もそこそこあり、硬い疑いがあるときは慎重に動かしていけないといけません。
40戦中40戦選出、エースとして本当によく頑張ってくれました!
霊獣ランドロス むじゃき@いのちのたま 162-166-98-157-90-157 ※26-31-6-31-31-31
Landros-Therian, Naive@Life Orb
だいちのちから めざこおり ばかぢから まもる
ぎりぎりまで厳選して妥協しました。両刀めざこおり。欲を言うなら防御が実数値にして100は欲しかった…。
相手のクチートやゲンシグラードンを高確率で倒せる珠だいちのちからは使い勝手バツグンで、めざめるパワー氷もメガボーマンダの迎撃に活躍しました。
最後の攻撃技には悩んだものの多くのパーティにいるであろうメガガルーラへの打点になるばかぢからを採用することに。ガルーラにばかぢからを打つ機会も稀にあったものの、しかしいざ使ってみるとファイアローやホウオウへの打点になり、かつ素早さサポートもできるがんせきふうじが欲しかったなと思います。これがあったら対イベルタルも多少はましになった?
40戦中20戦選出。厳選の苦労に見合った活躍をしてくれたように思います。低かった防御もそこまで大きな影響はありませんでした。
【バトルビデオ】
【反省】
VSトリパで勝てる、ではなく、トリパっぽいものに安定するパーティを。
Icy wind Cresseria
エルレイドはトリパには勝てたものの、トリパもどきのこごかぜクレセリアに何度もやられてしまいました。
VSよこどり Snach
特にファイアロー。一度よこどりされてしまうとそのまま上から一方的にやられてしまい、しかもたとえこちらが追い風を決めれたとしてもそのターン中ファイアローが生き残っていたらすぐに対抗して追い風をされてしまいます。苦しい読み合いをせずに済むようにしたいところです。
VSイベルがきつかった Yveltal
禁止伝説2匹が特殊型かつ基本的にイベルタルより遅いということがあり、上からバークアウトを撃たれるのはかなりきつかったです。更に上をとっても高威力のふいうち。どうすればよかったか…
【雑感】
数年前から国内予選には参加こそしていたものの、世界を目指すという発想は無く気楽にやっていました。WCS2015でDay1から参加したことでもう一度世界で戦いたい!と思い、今年は初めて本気で予選を抜けたいと思っての国内予選でした。
しかし最後まで良いパーティが浮かばず、結果ほとんどぶっつけ本番で挑むことになってしまいました。準備不足を悔やむばかりですが、それでも国内予選自己ベストのレートを出せ、あと数歩のところまで行けたことは喜んでおきます。この悔しさと反省を忘れることなく、来年こそは…!
この後は伸び悩み、最後は無念の2連敗
対戦してくださった方、この記事をここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
Thank you for reading!