ウォーターパラダイスで使用したパーティ。最高1721、最終1704でした。
色々ポケモンを見ていった中、珍しくバスラオが現実的に活躍できそうであること、そしてブロスターのだいちのはどうを使うのに極めて適したルールであることに気付き、ぜひともこの2匹を活躍させてやりたいということで考えてみました。
【個別解説】
バスラオ
ようき@こだわりハチマキ 145-144-85-*-87-152 (0-252-0-*-92-164)
特性:すてみ
もろはのずつき、すてみタックル、サイコファング、とびはねる
全体的に素早さ帯が低いこのルールでは多くの相手に先手を取れます。
特にもろはのずつきが面白い動きをしてくれ、ギャラドスやラプラスに対してもろはのずつきを打つと、相手がダイマックスしなければそのまま倒すことができ、相手がダイマックスすれば反動でバスラオが倒れるためにダイジェットやキョダイセンリツの追加効果が発動しません。
努力値は攻撃全振り、素早さは最速ロトム抜き。残りはいのちがけでロトムを倒せるようにHPに割きたいところだったのですが、HPを伸ばすとラプラスやギャラドスに対しもろはのずつきを打った際に反動を耐える確率が上がってしまうため、スカーフラプラスのフリーズドライを耐える確率を上げるために特防に振りました。
技はもろはのずつきを確定、命中安定高威力のすてみタックル、壁破壊のサイコファング、いざという時ダイジェットになるとびはねるを採用しました。ただサイコファングはバスラオでやっても圧が低いので、ダイナックルになるいのちがけ又はばかぢからにすべきだったかと思います。あるいはダイマックス路線は切ってとびはねるをいのちがけにするか...。
実際のところじしんかじょうギャラドスはほぼ初手で出てこなかったり、初手じゃんけんになりがちであまり安定はしないのですが、終盤はパーティがタスキルンパッパに弱かったためルンパッパを見ると即初手に出していました(ルンパッパに勝てるわけではないが上から大きな削りを入れれる)。パーティにこの穴があったことはバスラオは嬉しかったのではないでしょうか。
ただ...今気付いたのですが、これスカーフカジリガメでもよかったのかもしれません;
水ロトム
おくびょう@リンドのみ 143-*-127-140-127-151 (140-*-0-116-0-252)
10まんボルト、ハイパーボイス、わるだくみ、みがわり
このルール最強のポケモンの1匹。ロトムを止めにくるポケモンをみがわりとわるだくみで逆に起点にしていきます。
素早さは、ロトムミラーが頻発するこのルールで最速は外せない。耐久と特攻どちらも欲しかったため、どちらも同じくらい伸ばしました。
持ち物は対ギャラドスや対ルンパッパなどで役立つリンドのみを持たせています。大変役立つアイテムでしたが、ミラーや対ラプラスなどを重視してオボンのみを持たせるのもよかったかもしれません。
技は威力重視の10まんボルト、わるだくみ、みがわりは確定とし、サブウェポンにはハイパーボイスを採用。ハイパーボイスはあくのはどうよりも威力が10高く、またみがわり貫通効果が便利でした。
ラプラス
ひかえめ@じゃくてんほけん 223-94-109-133-116-102 (140-0-68-124-4-172)
特性:シェルアーマー
フリーズドライ、10まんボルト、こおりのつぶて、りゅうのまい
このルール最強ポケモンの1匹。フリーズドライがあらゆるポケモンに刺さります。またキョダイマックスの堅牢さも健在。
持ち物はラプラスの単体性能を最大限引き出してくれる弱点保険を採用。
技はフリーズドライ、10まんボルト、こおりのつぶては確定とし、最後の枠はダイウォールにもなる補助技、その中でも上手く使えば抜き性能を一気に高めることができるりゅうのまいを持たせました。
りゅうのまいを使っても素早さが足りない場面が多く、耐久を削って思い切って最速まで伸ばして竜舞後最速スターミー抜きにしてもよかったのかもしれません。
ブロスター
おくびょう@こだわりスカーフ 147-*-108-172-109-122 (4-0*-0-252-0-252)
だいちのはどう、あくのはどう、りゅうのはどう、はどうだん
だいちのはどうとメガランチャーの合わせ技により、フィールド補正も合わせれば威力195の草・電気技が使えるポケモン。使うならこのルール!
素早さ種族値59ということで最速スカーフにしてもスターミーと同速になってしまう。ドウシテ...
だいちのはどうの性質上最後のスイーパーになるポケモンなのですが、シングルだと多くの場合自分のダイマックスポケモンが押し切るか、相手のダイマックスポケモンに切り返されて負けるかという状況になりがちで、後ろに控えたブロスターは出番がないか、あるいはダイジェットが乗ったギャラドスに轢き倒されるということが多くなりがちでした。そのため最終的にはあまり選出できず...。
ウォーターパラダイスダブルがあったらきっとかなり強かったのではないかと思います。
ラグラージ
ようき@きあいのタスキ 176-162-110-*-110-123 (4-252-0-*-0-252)
じしん、がんせきふうじ、ステルスロック、あくび
竜王戦の時も採用した信頼のポケモン。草技以外にフリーズドライでも大ダメージを受けてしまうため、耐久面はきあいのタスキに任せ、努力値は素早さと攻撃に振り切りました。ただしがんせきふうじでロトムのみがわりを破壊できないことが多い点には注意。
ステルスロックがなければギャラドスにあくびを入れるストッパーにもなってくれます。
ギャラドス
ようき@ソクノのみ 170-177-100-72-120-146 (0-252-4-0-0-252)
特性:じしんかじょう
パワーウィップ、とびはねる、こごえるかぜ、みがわり
このルール最強ポケモンの1匹。ダイジェットでじしんかじょうが発動すればもうそうそう止まらない。
技はとびはねる、パワーウィップは確定。残りは様子見のみがわりと、カブトプス意識やダイマックス後のS操作のためのこごえるかぜを採用。
いまいち上手く使えず多くの場合見せポケモンになっていましたが、相手がギャラドスを意識した選出になっていることも多く、見せポケモンとしてもよく仕事をしてくれました。
【厳しかった相手】
ルンパッパ
タイマンでダイマックスなしでタスキルンパッパに安定して勝てるポケモンがおらず、苦戦を強いられました。
ただ後半はルンパッパを見るとバスラオを初手に出すようになり、その結果なんやかんやバスラオの選出率アップに繋がったのでまあ美味しい穴だったのかなと思います。
スターミー
壁スターミー、やはり強かったですね。何かしら対策を考えておくべきでした。
【雑感まとめ】
対スターミーが甘かったり、上手くブロスターを活躍させるプランを立てれなかったりと、いくらか詰めが甘かった部分もありましたが、なんやかんやバスラオもそこそこ選出することができ、もろはのずつきを当てたり外したりも含め楽しく戦うことができました。
特殊なルールで普段見ぬポケモンが活躍することもあったり楽しい大会だったと思います。次こそは注目したポケモンをもっとハイレベルに活躍させてあげたいところ。