先日ユナイトに参戦したマッシブーンを剣盾GSでも活躍させてやりたかった...
【マッシブーンの強み】
・トリル下で弱点を突かれにくい
-飛行タイプの多くはトリックルームを苦手とする
-フェアリーはザシアンくらい。
-炎も数が少なく、リザードン、ガオガエン、ホウオウ、エースバーン。ガオガエンはやや苦手な相手だが、格闘技で弱点を突くことができる。リザードン、エースバーンはいずれもトリックルームを苦手とするポケモンである。
-攻撃技としてのエスパーはあまり使われない。
・トリックルームパーティによくいる相手にそこそこ強く出れる。物理には持ち前の耐久で、特殊にはダイワームで弱体化しながら、戦うことができる。
【個別解説】
マッシブーン
ゆうかん@命の珠 200-210-159-*-88-75 (140-252-0-*-116-0)
インファイト、とびかかる、じだんだ、れいとうパンチ
今回のエース。トリックルーム下では天敵が少なく戦いやすいポケモンだと感じました。
エース運用なので球持ち。球ダイアースで大体のザシアンを倒せます。
しかしせっかくの優秀な耐久を削り、ビーストブーストが発動していれば火力はやや過剰な部分もあったので、エースにするとしてももっと良い持ち物があったかもしれません。例えばしろいハーブとか...?
技は、ダイナックルの火力が高いインファイト、攻撃だけでなく補助にもなるとびかかる、ザシアンを一撃で倒すダイアースのためにじだんだ、最後に飛行タイプやグラードンへの打点としてれいとうパンチを採用しました。まもるが無いためトリックルームが切れた瞬間窮屈になってしまいますが、フルアタの甲斐あって攻撃範囲は十分でした。
ディアルガ
なまいき@オボンのみ 207-*-143-170-165-85 (252-*-20-0-236-0)
ラスターカノン、だいちのちから、かみなり、トリックルーム
以前ハガネール軸で使用した際に信頼性の高いトリックルーマーだったため、今回も流用で採用。
【剣盾GSダブル】攻防一体最硬ハガネール軸 - maikeruのポケモン育成日記
しかし今回は前回と異なりガチトリル風であったために相手の対策も厚く、相手の攻撃を耐えきれない場面も多々ありました。また後発で出すとややパワーが足りないのも気になったところでした。
月食ネクロズマ
れいせい@パワフルハーブ 204-*-128-229-147-74 (252-*-4-252-0-0)
シャドーレイ、だいちのちから、メテオビーム、トリックルーム
ねこだましを受けないトリックルーマー、かつトリックルーム後にガオガエンに先制してメテオビームを打ち込むことができるのが強み。
耐久は高いはずなのですがこの高火力環境、上から2発攻撃されてしまっては倒れてしまうこと多々でした。
だいちのちからは一度も使いませんでした。ザシアンの弱点を突け、かつ範囲攻撃でもあるねっぷうでもよかったのかもしれません。
ガオガエン
いじっぱり@ぼうじんゴーグル 198-183-111-*-111-84 (220-252-4-*-4-28)
ねこだまし、フレアドライブ、じごくづき、すてぜりふ
ねこだましによるサポート枠として採用してみたものの、相手のダイマックスを考えるとねこだましではサポートにならず、結局ほとんど選出しませんでした...本当にガオガエンを上手く使えない;
モロバレルが重いためぼうじんゴーグルを持たせてみたものの、その後モロバレルと当たらなかったので仕事ぶりはわからず。
モロバレル
なまいき@きあいのタスキ 218-*-106-*-132-31 (228-*-124-*-156-0)
イカサマ、キノコのほうし、いかりのこな、まもる
トリックルームのサポートとして、味方を守れる可能性の高いいかりのこなのおかげでよく先発に選出したポケモンでした。
集中攻撃から確実に守るという意味、集中しなければどちらかが眠らされる、というプレッシャーを与えるためにもきあいのタスキは有用でした。
しかしこのパーティの場合このポケモンがあまり長く場にいると攻撃のペースが足りずトリックルームが切れてしまうこともそれなりにありました。一緒に出すポケモンは火力が高くしておくべきなのかもしれません。
レジエレキ
ひかえめ@こだわりメガネ 161-*-88-162-81-223 (44-*-140-220-84-20)
10まんボルト、かみなり、ボルトチェンジ、エレキボール
パーティのポケモンが全員遅いと相手に好き放題される気がしたため、1匹早いポケモンを入れてみました。上から圧をかけてほしいものの、ダイマックスはトリルエースに回したいということで、持ち物はこだわりメガネに。
トリックルームパーティであるため相手のレジエレキはさほど脅威ではなく、ザシアンや黒バドレックスさえ抜ければ良いので素早さは最低限、残りを火力と耐久に注ぎました。使いまわしだったため特攻が特化していませんが伸ばしきって良いと思います。
技は、トリックルームパーティであることと味方が素早さ操作の恩恵を受けられないことからまさかのエレキネット切り。メインの10まんボルト、カイオーガを相手にした時にフルパワーで攻撃できるかみなり、攻撃しつつ後続に繋ぐことができるボルトチェンジ、トリルミラーで打ち込むことを想定したエレキボールを採用しています。
パーティがリザードンに弱いことに気付き、リザードンを見たら必ず初手に選出するようになっていました。初手に相手に好き放題させないためにも、相手の先手を取って攻撃的にサポートできるポケモンもやはり必要だなと思いました。
【反省メモ】
・きちんと着地ができればマッシブーンは悪くなかった。
・ディアルガはグラードンのだんがいのつるぎやリザードンのねっぷうで大ダメージを受けてしまった。トリル始動はやはりパルキアのほうが安定するのかも。
・ねこだまし+悪・ゴーストの強技には安定した対処ができない
トリル要員がねこだましを受け、ねこだましが効かないゴーストトリル要員にはねこだましでモロバレルを止められつつダイマックス技を受けてしまう。これは両まもるができれば少し被害を抑えれるのかもしれない。
・モロバレル自体は強いものの、トリックルーム起動役とエースが一緒でないためにトリックルーム時間の猶予があまりなく、考えなしに出してはいけないのかもしれない。
・眠り対策
モロバレルに何もできずボコボコにされた...これはいけない。
対策として、1つはある程度トリックルームに頼らずに戦えるようにすること、もう1つは眠り対策をした上でトリックルームをすること?
マッシブーンを採用すると眠り対策まで入れるのは少し苦しい。トリックルーム無しで戦うか、眠り対策要員を選出しマッシブーンは留守番か、のどちらかになりそう。
配信中に教えてもらったマホイップも一考の余地あり。
【雑感まとめ】
ということで久々にガチトリル系トリパを使ってみたのですが、思っていた以上に苦しい戦いになりました。やはり相手がトリパとわかると全力で潰しに来られますね。
またなんとかトリックルームを起動できても時間切れになることもありました。トリパのあのパワーは白バドレックスやカイオーガなどの強力な範囲アタッカーがいるからこそ出るものなのだなと思いました。
また対モロバレルも、立ち回りでカバーという甘い考えは通用しないことを知りました。
色々と気付きがあって良い経験でした。マッシブーンはまた何か別の機会に活躍させてあげたいところ。