Chromebook が突然落ちるので修復やテストを頑張ったメモ：結局原因不明

以前買ったChromebookのHP Chromebook x360 13cが気付いたら使い物にならないくらい調子が悪かったので、なんとか解消を試みましたが結局原因不明、しかし試したことや調べたことなどをまとめておこうと思います。

症状
対応
なんとかOSを更新した
ハードウェアの診断項目があった
反省点
なぜChromebookを買ったのか
下書き落ちしてた購入時のメモ

症状

突然落ちる。

そして、起動の失敗を無限ループすることがある。

ファンの音を無理やり再現すると「フィーーーーーーーーン、ヒュン、(暫く待って、)フィーーーーーーーーン、ヒュン、(以下繰り返し)」

という感じです。

この「突然落ちる」は大抵Chromebookを開いて1分以内に落ちるので、このままではまず使い物になりません。ただ、何もしないでいると比較的長い時間大丈夫で、色々使っていると落ちやすくなる傾向にはあるので、落ちるのには何かしらのトリガーがあるのかもしれません。

対応

無限ループからの復帰はesc+更新ボタン長押し

最初は無限ループ中に電源長押しの強制シャットダウンを使っていたものの、後でループ中にescと更新ボタンを長押ししておけば勝手にリカバリ画面に行くため、負担少そうにループを止めることができます。その際「Chrome OSが存在しないか破損しています。接続されている機器をすべて取り外して、復元処理を開始してください」という表示が出ますが、別にOSが壊れていない(と思われる)状況でも出てくるので気にしなくて大丈夫です。その後電源をつけると普通にログイン画面に進むことも多いです(また再起動ループに入ることもあります)

OSが原因？

暫く使ってなかった間にOSが古くなっていたので、もしかするとOS更新が原因のエラーかもしれないなと思いました。起動している間に最新のOSの確認・更新を押すと、その途中で電源が落ちてしまっても進行度は保存されていたため、何度かトライしたのですが、進行度が100%で更新する最後のタイミングで落ちた結果0%に戻ってしまったため、一度この方法は断念しました。

Powerwashでも解決せず

色々やってもだめだったので思い切ってPowerwashで初期化してみたのですが、それでもだめでした。

Chromebookのすごいところ

Powerwashしたらタスクバーを右にしたりアプリをダウンロードしたりといった設定もやり直しだと思ったら、なんと設定が保存されているではないか。設定はクラウドに保存されていてログインしたらすぐ設定が反映される仕様なのでしょうか。

回復USBを使った初期化

Chromebook を復元する - Chromebook ヘルプ

試してみたところ、途中までは上手く行きそうだったのですがその後エラーが出て初期化に失敗してしまいました。海外でも同様の報告がされていたので、一定条件で再現性のある問題なのかもしれません。

https://support.google.com/chromebook/thread/186194708/error-recovering-your-device?hl=en

アドバイスによればインターネットを使用して復元すればUSBの問題は受けないとのこと。確かにそうだなと思ったものの、どうやらこのChromebookは本体が古いのかOSが古いのかわかりませんが、「インターネット接続を使用して復元します」は出てきませんでした。

このHP Chromebook x360 13cの回復イメージに異常があるのではないかとHPのサポートにも問い合わせてみましたが、回復イメージに異常はないという回答でした。

問題の原因を調べるために

1つの工夫として、エラー画面を日本語ではなく英語で出すようにして、それを検索することで類似の問題が発生している人がいないか調べました。そうして見つかったものの1つがこの海外の投稿でした。

結局これが何かの解決に繋がったわけではないですが、英語で調べるのも大切だなと思ったのでした。

なんとかOSを更新した

どう解決したかというと、トライ&エラーの力ずく。上に書いたように、すぐに落ちるとはいえネットに繋げば少しはOS更新が進むので、それを繰り返しました。今度は100%になった後での更新中にも電源が落ちず、無事最新OSに更新することができました。

ハードウェアの診断項目があった

最初のPowerwash以前に気付けるとよかったのですが、Chromebookにはハードウェアのテストをする機能があったので試してみました。

診断アプリを使用して問題を解決する - Chromebook ヘルプ

試してみた所、CPUのテストは全て合格でした。

バッテリーの充電テストも合格。

そしてメモリテストも合格。あれ...？

メモリのテストにはcroshを使ったこちらのテストもできるようです。試そうとしたのですがAlt+Ctrl+Tを押してもなぜかCroshが開けなかったので試さず。

HP Chromebook および Chromebox - Crosh 診断を使用するハードウェア問題のトラブルシューティング | HP®カスタマーサポート

ChromeOSも最新で、ハードウェアにも異常がないとなると、一体原因は何なのでしょう。突然の終了は今も発生しています。事件は迷宮入りです。

反省点

・Chromebookはこまめに起動してOS更新をすること
ChromebookはOS更新が飛ぶことによるトラブルがけっこうあるようなので、こまめに起動して更新だけでもしておくとトラブルが減らせたのかもしれません。

・保証期間を確認しておくこと
元々調子の悪さには気付いていたので、保証の有効期限を意識して保証切れ前に動作確認をすべきでした。ちなみに保証はこの動作確認をした約2週間前に切れてました。鬱です...。

なぜChromebookを買ったのか

元はといえばPCでAndroidアプリ起動できるの面白いよねとか、アプリゲームも起動できるサブPC良いよねという動機で購入したものでしたが、サブPCはより取り回しの良いSurface Proシリーズがその席を取ることとなり、アプリの同時起動もiPad Proのステージマネージャ機能で実現できるようになってしまい、実際Chromebookの役割はありませんでした。

今売られている商品を見たらChromebookのラインナップもかなり少なくなっていて、ブームも去ったのでしょうか。また何かしらChromebookでしか実現できないことが出てきたら気になりますが、このまま廉価版PCという位置に落ち着いていくような気もするので無理に持っておく必要もないかもしれません。

最悪Chrome OS Flexを使えばどのPCもChromebook化できるようなのでそれでもいいのかもしれません。(FlexはAndroidアプリを実行できないという違いがあるようで、Androidアプリの実行がChromebookの特徴だと思ってるのでちょいきついですが)

HP Chromebook x360 13c、アスペクト比も3:2でけっこういいPCなので大切にしたかったのですが残念です。

最後に、下書きに眠っていた買った頃のメモ書きもくっつけて供養します。

下書き落ちしてた購入時のメモ

購入の動機：

サブPCとしての用途。
縦型ゲームアプリも横に置いたまま起動できる、というのがポイント。
Androidとの連携にも期待したいところ。

さすが任天堂感。
Chrome OS に最適化アップデート。
Chrome OSプレイヤーが一定数いてフィードバックがあるのか、ニーズを超えた真摯さなのか...#FEヒーローズ #FEH #ファイアーエムブレムヒーローズ pic.twitter.com/9gfqdHd26R
— メヒテ (@mehitenakagami) 2020年7月6日