竜王戦環境調査として、まずは好きなポケモンであるオオタチ入りのパーティを考えてみました。
【個別解説】
オオタチ
ようき@こだわりスカーフ テラスタイプ:フェアリー 161-128-85-*-91-138 (4-252-4-0-124-124)
じゃれつく、トリック、おかたづけ、バトンタッチ
今回の主役。
おみとおしで相手の持ち物を見通せるのは環境調査にぴったり。加えてトリックで入れ替える持ち物を事前に確認できるのもありがたい。同じことができるライバルとしてはオンバーンがいるものの、オオタチには新技おかたづけとバトンタッチがある。これで相手の動きを単調にしつつ、場の状態もリセットしながら後続に繋ぐのがこのオオタチ。
このルールだとミライドン・コライドンの特性をあてにしてパラドックスポケモンがブーストエナジーを持っていることが少ないのも環境的に追い風...だと思ってた。
壁やステルスロックを使うような場作りポケモンに強い反面、初手から攻めてくるタイプのタスキアタッカーやスカーフアタッカーは苦手。
攻撃技は、初手テツノブジンやパオジアン、コライドンといった攻撃的な相手を削るためにじゃれつく。相手の持ち物次第ではテラスタルを使って倒しに行く場合も。サポート重視なら壁を破壊するかわらわりを持たせる手も。
元々攻撃に振らない想定だったことの名残でようきですが、いじっぱり攻撃特化にしてもよかったかもしれません。
コライドン
ようき@きあいのタスキ テラスタイプ:ほのお 175-187-135-*-121-205 (0-252-0-*-4-252)
アクセルドライブ、げきりん、フレアドライブ、ニトロチャージ
オオタチのおかたづけバトンの恩恵を受けるために、ミラコラ枠は物理型のコライドンに。
パーティ的に受けが弱く、相手のエースが立つと全抜きされるリスクがあるため、ストッパーの役割を兼ねることができるきあいのタスキを持たせました。
オオタチでスカーフトリックをする関係上、素早さが上がった相手から先手を取りやすいように素早さは最速。
技はシンプルなフルアタ構成に。
悪くはなかったのですが、タスキが活きた場面はそれほどありませんでした。後述のように、オーガポンをより防御的なポケモンに入れ替えてコライドンはしっかりしたエース型にするのがよかったような気がします。
オーガポン
いじっぱり@かまどのめん テラスタイプ:ほのお 156-189-104-*-116-162 (4-252-0-*-0-252)
ツタこんぼう、パワーウィップ、じゃれつく、くさわけ
コライドンでは止められてしまう、へイラッシャのようなてんねんの物理受けを突破できるかたやぶりアタッカーとしての採用。結局おかたづけバトンが決まるようなことはなくかたやぶりが活きることはなかったのですが、単体でへイラッシャを追い込む活躍をしてくれました。
技は、へイラッシャにも大きなダメージを与えることができるパワーウィップと、素早さを上げるくさわけ、ドラゴンの弱点を突けるじゃれつくを採用しました。ただコライドンはほとんどの相手がテラスタルしてくるところもあり、じゃれつくは役には立ちませんでした。
素早さは厄介なグライオンを意識して準速。
オーガポン自体は頑張ってくれたのですが、スカーフトリックパーティとしてはこの枠には相手の攻撃を安全に受けれるポケモンが欲しいところであるため、別のポケモンにすべきだったように思います。ただツタこんぼうを急所に当ててくれたり、よく頑張ってくれました。オーガポンを使うとしたら、少し耐久を伸ばしてコライドンの攻撃をある程度耐えれるようにしておくと使いやすくなるかもしれません。
【振り返り】
・スカーフトリック+おかたづけ+バトンタッチはなかなか決まらないので、バトンまで前提にしたパーティにすべきではない。
・じゃれつくは攻撃技としては悪くない感触でした。
・スカーフトリックが苦手とするチョッキやスカーフ持ちには耐久ポケモンが強いので、耐久ポケモンが欲しかったです。これを書いてる時に浮かんだ候補はドオー。それに合わせてコライドンはもう少ししっかりエースとして活躍させる型にできるとよかったように思います。