HOME解禁で解禁された技であるシンプルビーム。この技でへイラッシャの特性をたんじゅんにしてからシャリタツと合体すると、なんと全ての能力が4段階上昇します!自分はかつて同様に全能力4段階上昇するイーブイでPJCSを戦ったトレーナー。似たものを感じるこのコンボはぜひとも試してみたいと考え、今回組んでみました。
【全国大会PJCS2018 ベスト16】プロジェクト・ファイナルイーブイX - maikeruのポケモン育成日記
【コンセプト】
まずはシンプルビーム役を誰にするか問題。レギュレーションCにてシンプルビームを使えるのはゴルダックとブーピッグのみ。タイプが異なり耐久も高いブーピッグが良いかと一瞬思ったものの、ペリッパーと組み合わせればゴルダックはアタッカーにもなることができ、またペリッパーの雨はヘイラッシャの火力強化に繋がることにも気付きました。
ということでゴルダック+ペリッパー→ヘイラッシャ+シャリタツの水4体が基本選出に決定。この4匹を軸に、残り2匹を補完で決めることとしました。
【個別解説】
ヘイラッシャ
ひかえめ@カゴのみ テラスタイプ:くさ 226-*-136-128-103-69 (4-*-4-252-140-108)
なみのり、テラバースト、じわれ、ねむる
今回のエース。
今回は特殊型としてみました。理由としては、
・相手の威嚇や鬼火の影響を受けず、デバフされることが物理型より少ない
・無効のない範囲攻撃技であるなみのりが強い
・やや不足気味ななみのりの威力を雨で補えるパーティにできた
というのが主な理由になります。
努力値は特攻特化、素早さ4段階上昇時最速テツノツツミ抜き、残りを耐久に。
テラスタイプは草を選択。理由としては
・モロバレルのキノコのほうしをはじめとした粉技ややどりぎのたねを無効化できる
・弱点である電気・草どちらにも耐性が付く
・イルカマンなどくろいきりの使い手の水タイプをテラバーストで一撃で倒せる。
・ヘイラッシャミラーで少し有利になる
というのが主な理由でした。草テラスタルが役立つ場面は多く、このテラスタイプにしたのは正解でした。
持ち物はカゴのみを選択。能力ダウンを受け付けなくなるクリアチャーム、厄介な追加効果をシャットアウトできるおんみつマント、耐久力を高めれるオボンのみやたべのこしなども大変魅力的だったものの、コンボの性質上1ターンは相手の攻撃に無防備を晒してしまうため、そこで受けたダメージを早急に回復する必要があると考えねむる+カゴのみを採用しました。実際この回復が活きることは多く、正解の1つと感じれる持ち物でした。
技は、ここまでの選択から相手2体を相手取ることができペリッパーの雨の恩恵も受けれるなみのりと、相手の水タイプとの戦いを助けてくれるテラバースト、回復手段のねむるが決定。最後の枠にはじわれを持たせました。相手の厄介な技でヘイラッシャが骨抜きにされてしまった際にも相手に一矢報いる最終手段として、役立つ場面はそれなりにありました。
「いっちょうあがり」を採用すれば能力が2段階上昇するというシナジーもあり非常に面白いのですが、今回は特殊型であるため見送ることとなりました。
使用感としては、特殊型としたため威嚇や鬼火を気にしなくて良いのは確かに精神衛生上楽でしたが、ハバタクカミのムーンフォースやオーロンゲのすてぜりふなど、下げられてしまうこともそれなりにありました。ただそういう場合にじわれは持っていてよかったと感じる技でした。
シャリタツ
おくびょう@こだわりスカーフ テラスタイプ:みず 143-*-81-172-115-147 (0-*-4-252-0-252)
りゅうせいぐん、だくりゅう、ハイドロポンプ、りゅうのはどう
ヘイラッシャの相棒。基本選出にいる重要ポケモンですが、どのような型にするのが良いかわからずなんとなくスカーフ型になってしまいました。メガネ型と迷ったものの、今回はこだわりメガネはハバタクカミに譲ってこだわりスカーフに。
何かもっと良い育て方があるような気がします。
ゴルダック
ひかえめ@きあいのタスキ テラスタイプ:くさ 156-*-98-161-100-137 (4-*-0-252-0-252)
ハイドロポンプ、シンプルビーム、あくび、まもる
このパーティのキーポケモン。
シンプルビームのチャンスを伺いながらも、隙あらば雨てだすけハイドロポンプで相手を1匹持っていくパワープレイも見せてくれます。
相手に一撃で倒されないことが重要なので、持ち物はきあいのタスキ。アタッカーの仕事もこなせるよう努力値は特攻と素早さに振り切り。
攻撃技はハイドロポンプ。命中は不安ですがゴルダックが仕事をするにはこの技の威力が必要です。シンプルビームも確定で、チャンスを伺うまもるも確定。最後の枠には対面操作に便利かと思いあくびを採用しました。役立ったこともあったものの使用頻度はそれほど多くなかったので、もっといい技もあるかもしれません。
テラスタイプはボックスにいて相性も悪くないのでなんとなく草にしましたが、後発に出てきたカイリューのしんそくから身を守れるゴーストでもいいのかもしれません。
実際の使用感としてはてだすけハイドロポンプに頼りたい場面も多く、よく当ててくれたこのゴルダックはとても優秀でした。シンプルビームもしっかり決めてくれました。
ペリッパー
ひかえめ@しめったいわ テラスタイプ:くさ 136-*-120-161-90-117 (4-*-0-252-0-252)
ぼうふう、てだすけ、おいかぜ、まもる
ゴルダックのすいすいを発動させ、ヘイラッシャのなみのりの威力上昇もしてくれるサポートポケモン。
テラスタイプはたまたまボックスにいたため草テラスタル。特にテラスタルしたいと思う場面はありませんでした。
技はメインウェポンのぼうふうは確定。ゴルダックとのコンビネーションを考えててだすけも採用。まもるも立ち回りに幅を持たせてくれるため採用し、おいかぜもなんだかんだあったほうがいいかと思い採用しました。
おいかぜは一度も使いたいと思う場面がなかったので他の技で良いかもしれません。改めて技を見返してみるとしろいきりなんか良いような気がしました。
テツノカイナ
いじっぱり@とつげきチョッキ テラスタイプ:くさ 239-211-129-*-110-71 (76-252-4-*-172-4)
ドレインパンチ、ワイルドボルト、ヘビーボンバー、ねこだまし
厄介なパオジアン、テツノツツミなどの水や氷に強いポケモンとしての採用。
努力値は攻撃特化に、残りは防御+特防=HPと見栄え良くなるように配分。ただ特殊耐久のほうが重要だった気がするので余計な調整はせず特防に振り切っても良かったかもしれません。
耐えて撃ち合う役割であるため持ち物はとつげきチョッキに。
テラスタイプは相性補完から草にしました。パーティがテラスタル草だらけですが、草の耐性と相性が良いのは確かで、テラスタルするのはパーティで1匹ということもありこれでいいかと草を続投。ただ気になったのはハバタクカミ+イーユイを相手にする際に草だとフェアリー技か炎技のどちらかは必ず弱点で受けてしまうことでした。パーティ的に地面には強いことヘイラッシャが鬼火持ちを呼ぶことなどを考えると、炎テラスタルにすべきだったように思います。
実際のところは自分がテツノカイナを使い慣れてないこともあるのか、あまり選出することができませんでした。最も、ただパオジアンを対策したいのならステルスロックを仕掛けてやるほうがサポートになったような気がしました。
ハバタクカミ
おくびょう@こだわりメガネ テラスタイプ:フェアリー 157-*-78-180-156-181 (212-*-20-196-4-76)
ムーンフォース、シャドーボール、マジカルシャイン、パワージェム
パオジアンを上から倒したり、相手の晴れを逆利用するなど補完で入ったポケモン。いつものメガネハバカミ。
元々はブーストエナジーを持たせてパオジアンを上から倒すことを考えていたものの、パーティの瞬間火力不足が気になって気付いたらこだわりメガネを持たせておりパオジアンの上は取れなくなってました。あれ...?
努力値は最速イッカネズミ抜き、189パオジアンのふいうち確定耐え、205イーユイのオーバーヒート確定耐えで素早さブースト。
パワージェムの枠はヘイラッシャやゴルダックで倒しにくい水タイプを強打できる10まんボルトで良いと思いました。
【振り返り】
・コンボはけっこう決まる。何ならほぼ毎試合決めることができた。
・特攻もムーンフォースやすてぜりふなどでまあまあ弱化される。骨抜きにされることはけっこうあったので、そういった相手への対抗手段はやはり欲しい。
・補完枠の仕事がいまいち不明確なのでまだまだ吟味できそう
【終わりに】
ということでシンプル寿司でした。思っていた以上にコンボ成功率が高く、コンボパーティとしてはなかなか良いものになったように思います。改善可能な点も色々あったため、今後のルールでも時々検討してみたいと思います。